はやぶさ2の小惑星の直径と費用・目的や概要で計画しわ寄せ!

ロケット

はやぶさ2の打ち上げ後、軌道計算などを行った結果、順調に飛行していることが分かりました。初期の打ち上げミッションは見事成功です。

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2015年12月3日 地球の引力を利用して探査機が加速するスイングバイが見事成功!はやぶさ2は順調に目的に飛行中。

はやぶさ2のめざす小惑星1999JUは直径が約900メートルの大きさ。 飛行期間は6年 今後の飛行距離は52億キロなんて想像もできないくらいの距離ですね。

地球を単位にすると、地球を13万周分くらいするほど遠い。 地球と月を6900回くらい往復する距離ですが、もう訳が分からないですね。 時速にすると、さらに意味不明になるので止めておきます。 2018年6-7月に到着予定

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はやぶさ2の目的

今回、はやぶさ2世界初、小惑星の表面を物理的に除去し、紫外線や宇宙線などの影響で変質していない、地下のサンプルを持ち帰ることです。

表面を取り除きクレーター状にした上に、はやぶさが上手く着陸できるのか?それが今回のミッションの最大のポイントです。

はやぶさ2の計画の概要まとめ

小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)は、数々の新しい技術に挑戦し2010年6月に地球への帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の後継機です。 「はやぶさ」では、イオンエンジンによる新しい航行方法を確立しながら、太陽系の起源の解明に繋がる手がかりを得ることを目的に、小惑星イトカワのサンプルを持ち帰りました。 「はやぶさ2」が目指すC型小惑星はS型小惑星のイトカワと比べるとより始原的な天体で、同じ岩石質の小惑星でありながら有機物や含水鉱物をより多く含んでいると考えられています。 地球をつくる鉱物、海の水、生命の原材料物質は、太陽系初期には原始太陽系星雲の中で密接な関係を持っていたと考えられており、始原的な天体であるC型小惑星から採取したサンプルを分析し、太陽系空間にあった有機物や水がどのようなものであったのか、またどのように相互作用し共存してきたかを探ることで、生命の起源にも迫ることができると期待されています。 一部を抜粋 引用元:JAXA 小惑星探査機「はやぶさ2」

表面を物理的に取り除くイメージは、小惑星に鉄の球を高速で衝突させ、表面にクレーター状を作る計画。 この方法は、初代はやぶさでは上手く動作できなかったのです。

はやぶさ2で注目するポイントは5つ

はやぶさモデル

  1. 予定通り小惑星に到達できるか。
  2. クレーターを作れるのか。(初代は作動せず失敗)
  3. 正確に着陸できるか。
  4. サンプルを採取できるか。
  5. 地球に持ち帰られるか。
  6. 燃え尽きずに地上に届けられるか。

約1年半ほど観測をするために留まり、2019年11-12月に地球に向かう。

見所の1つとして、地球に帰還する頃に、小惑星の試料が入ったカプセルのみを送り、本体に燃料が残っていて正常に動く場合は、そのまま小惑星に留まり観測を続けられる。(ここ注目です。)見所と書きましたが、もちろん肉眼では見られません。

はやぶさ2が帰って来る時期と危険な飛行

2020年の終わり頃、オリンピックが終わってから地球に帰還予定。打ち上げがわずか数秒狂うだけでも軌道が大きく変わるくらいシビアな計画です。

懸念されること

予算の問題でトラブル回避のための装置などが省かれている。

前回のエンジンやシステムトラブルの回避のため、補完装置の数を増やしたりしていますが、予算や重量の問題もあり、今回のはやぶさ2の計画でも、2重3重の補完システムがないものもあります。

つまりリスクを完全には取り除けていない状態で、何が起こるか予測不可能。

無事を祈っていますが、宇宙はまだまだ未知ですので何が起こるかわかりません。超高速で飛んでいるので、小さな石のかけらにぶつかるだけでも、はやぶさは大きなダメージを負うことになるからです。

本題からは少しはずれますが、小惑星の命名権について紹介します。

【豆知識】小惑星を発見すると命名権が与えられる!

望遠鏡

未発見の小惑星がまだ数十万個も残っているのでチャンスはたっぷりあります。

小惑星で軌道が、すでに計算されて確定したものだけでも約33万個。さらに、『はやぶさがめざす小惑星クラス』のもので、軌道が未確定やまだ発見されていないものを含めると、数十万個はあるとされています。

とても多い数に驚きですが、小惑星を発見すると命名権が与えられ名前が付けられます。人物名を付ける場合は100年以上前の人などのいくつかの条件がありますが、夢のある話しですね。日本のアマチュア天体家の方も多く発見されています。 (金閣寺やアンパンマン、江戸など多数の日本人が付けた星があります。)

参考:アマチュア天文家の関 勉という方はこれまでに彗星6個、小惑星を200個以上も発見されています。その他にも多くの日本人が発見しています。

イケヤ・セキ彗星が懐かしい。本物は見たことがないですが。(イケヤ:池谷さん、セキ:関さん、彗星の場合は発見者の姓が彗星の名前になっています。)

はやぶさ2は飛ばない可能性があった

宇宙探査などの予算は、常に削減対象になっています。

私達の生活に密接に関連した気象衛星などの計画は優先されますが、はやぶさの様に、小惑星から無人で試料を持ち帰るプロジェクトは、直接私達の生活と結びつかないことから、予算の削減を何度もされて、技術は停滞している現状があります。

はやぶさ2は、私達の生命の起源を求めて探索する計画であるので、本来なら計画自体が無くなる恐れもありました。この計画が成功して小惑星にはやぶさ2が着陸して、試料を持ち帰り研究を進めても、私達にはほとんど恩恵を受けることはありません。

経済面でいえばほぼゼロと言えるでしょう。 そのためはやぶさ3の計画は現段階では白紙で、このまま小惑星や惑星の探査が打ち切られる恐れもあります。一方、アメリカ、ロシアや中国は火星探査なども進めており、今後の日本の技術の停滞も心配されるところ。

このような計画は、次々と計画を決めてすすめて行かなければ、技術者は離れてしまいます。そのためには、お金をどんどん稼ぐ人や企業がもっと増えて、日本が資金面でお金に余裕が生まれるようにならないと、科学技術への投資は増えません。そういう有能な組織や人に資金がまる仕組みがもっと必要です。

iPS細胞の第一人者の山中教授も、研究資金を集めるのに苦労されていましたからね。

惑星探査などは国家プロジェクト級の計画へ

天体

今後、惑星への移住や資源の調査には、莫大な予算が必要とされていて、日本の国家予算級が必要ともいわれ、海外との連携も模索されています。投資の割に得られるものが少ないことで、開発の進歩もゆっくりとしたものとなっています。

わずか数年前まで、iPS細胞の研究への投資も国としては、殆ど無かったことからも分かる様に、すぐ目先の利益しか見ない私達では、将来の利益ベースで長期的に見る計画を判断するのは困難でしょう。

技術はすぐに成果に結びつかないですし、将来の利益も予想するのが難しいのは、青色ダイオードの研究でもわかると思います。

技術が外へ流出

有能な人が海外に流出して、技術革新で日本が置いてけぼりにされる危険があります。

はやぶさの計画も、政治の激変で予算が減額したので、そのたびに研究者は作業の注意を強いられています。もしこのような不安定な状況が続くと、優秀な技術者は、自分たちの技術を高めるために海外へ出て行くでしょう。

アメリカ、インド、中国など資金を出してくれるところであれば、それが後々日本の国益に反する自体になったとしても、それは日本が決めた道ですから、技術者を攻めることはできない。

国としては、私達国民の一時的な感情や政治に左右されず、数十年、数百年単位の中・長期的な戦略を考えられる人を配置して、仕組みを作れるのが求められています。はやぶさ3、4、5と続いて欲しいものです。

小惑星が地球に落ちる可能性はある!

世界的に、地球に落ちる可能性のある小惑星の捜索が行われています。しかもこの作業は、みかけ上、一円のお金にもならない。誰も生活が良くならないから予算もつかない。

しかし月の凸凹のクレーターを見てわかるように、小惑星は長いスケールでは直径10~数キロクラスが何度も地球に激突しています。

現在の科学技術ではせいぜい100メートルの小惑星しか、軌道を回避することはできない。つまり地球に1キロの小惑星が墜落するのを発見できたとしても、それを回避することはできず、非難するくらいしか打つ手がありません。

それを防ぐには膨大な研究開発費がかかるのですが、国民からの理解を得るのは難しいでしょう。まずは生活が第一なのが私達の思考ですから。実際に地球に衝突しない限り、私たちの意識は変わらないのか?

でももし明日、その小惑星が発見されても、打つ手はないので未来を予想して準備を進められる組織が必要だと感じました。

はやぶさ2から様々なものを学ばせてもらいました。今後、無事に地球へ帰還して生命や地球や宇宙の神秘が少しでも解き明かされるロマンにも期待する余裕を持ちたいものです。

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