北方領土の問題は、あと数百年はかかると想定して、いまできること。ノーベル賞級の新技術の開発をすすめるべきだと考えます。
北方領土の問題に限らず、領土問題というのは命かけてきた歴史があります。
例えば戦国時代、それぞれの戦国の武将が命を賭けて、領土の拡大を目指してきました。
NHKの大河ドラマおなじみの、武田信玄公、徳川家康公、上杉謙信公、織田信長公、豊臣秀吉公・・・。
領土というのは、単に土地やスペースとうだけの意味合いではなく、様々な要素を含んでいます。
- 地下資源
- 漁業
- 人材
- 土地(スペース)
- 領空
- 安全保障の観点
ざっと、今考えただけでもこれくらい。まだまだあるでしょう。
しかし、もし、領土問題を世界からなくすには、何か方法はないものでしょうか?
領土の概念を超える新技術の開発
とくに今、領土問題で大きなポイントは、資源。
従来の技術では発見できなかった資源が、海底から大量に発見される事例がでています。
日本近海でも続々と発見されています。
- レアアース
- メタンハイドレート
埋蔵量を金額に換算すると、300兆円とも1000兆円とも言われています。
いまの技術レベルでは、取り出す(採掘)のに莫大な資金がかかりますが、将来、新技術によって格安で取り出せる可能性があります。
参考 メタンハイドレートの開発と経済性 メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム
例えばロボットや、深海を平気ですすめる大型作業潜水艇の開発。
おそらく今の資源探査は、まだまだ不確実ですので、今後、さらに莫大な資源が日本近海から発見できるかもしれません。
そしてもし、北方領土の周辺から、そんな資源が見つかれば、誰が手放すものですか!
もしもあなたの庭に、大判小判が100億円分見つかったときに、「その土地はオレの物だ!」なんて言われて、渡しますか?
渡さないですよね。
完全に資源を掘り尽くし、産業廃棄物の埋め立て地にして、海が汚れて魚も住めないようになったら、返してもらえるかもしれません。
だからこのままでは、資源が発見されるほど、日本に限らす他国でも領土問題は年々、ますます難しくなるでしょう。
画期的なエネルギー開発
「言う事を聞かないなら、日本なんかに石油は売りません!」
領土問題は資源だけではありませんが、まずはエネルギー資源の確保は必須。
日本のように国土が小さく、石油資源もほとんどないことから、貿易がストップすると自滅する国は、自力でもエネルギー資源は最低限、確保する方法を開発すべき事項だと考えます。
原発というカードがない今、輸入するエネルギーを買うのも足元を見られかねません。あっちもビジネスですから、こっちの状況を良く把握しているので、したたかに高く売るはずです。
そうでなくとも、世界に緊張感が走れば、その影響を受けます。
紛争が1つ起これば経済は大混乱の時代
例えば某国間で紛争が発生して長引けば、日本は石油を輸入できないので経済は終わります。
備蓄が1年と言われていますが、今後入る見込みが無ければ例えばガソリンはすぐに1リッター1000円、電気代は10倍、衣料品も全て大幅値上げになるでしょう。
株価はもちろん大暴落。日本の借金が急激に膨らみ崩壊。1万円が明日から1円になるかもしれません。
そこで必須になるのは、石油に頼らないエネルギー資源の確保。国民の多くが安全な発電を望む今、新しい方法を開発するしかありません。
太陽光パネルも昼間だけ。石油や石炭がも入らないとなると、火力発電所も停止します。風力や地熱もわずかな電力。
八方ふさがり。
しかしもし、日本が画期的な発電法を開発できれば、一気に石油に依存する国から脱却できます。
最有力はメタンガス。メタンハイドレート。しかし取り出すのにコストは現時点では膨大。コストを下げる技術開発は必須。
植物がエネルギーになる
そして有望なのは藻を使ったエネルギー資源の確保。
ボトリオコッカス、オーランチオキトリウムが石油に変わるエネルギーを体内で作り出してくれると言います。
参考 藻類が日本を産油国にする
残念ながら開発の予算や人材が不足しているので、いまのところは技術的な課題を乗り越えられず、コストが高いのが難点。
この辺りの技術開発を加速できれば、一気に石油の代替え資源を日本で作り出すことができます。
最低でもエネルギーを確保できれば、私達のいまの生活レベルを落とさないで暮らせます。
問題は注目度が低く、優秀な人材が入らないことでしょう。経営者と違って、業績アップに貢献したとしても、技術者の評価は非常に低いですからね。
しかし、これはやるしかありません。いつまでも他国にエネルギーに頼っていては、他国の言われるがまま。原子力を捨てるなら、新エネルギーを早期に開発しないと日本は終わる。
漁業の新技術
日本のように海に面する国は、領土=漁獲高。
領土が狭くても、単位面積当たりの魚やカニなどの養殖技術が上がれば、日本はより有利になります。
すでに高級食材は陸の高地でも養殖に成功しています。スッポン、チョウザメ、アワビなど。
今後、うなぎ、サンマやイワシ、アジ・・・なども養殖ができれば良いのですが。漁業の新技術に期待したい。この分野も時間がかかるのが難点。
資源の置き換え技術
車のように、ガソリンは水素、電気に置き換えられつつある有望な分野です。
石油も研究室レベルでは、実現されています。あとは量産に向けた課題をクリアしていく必要があります。
問題なのは、車やビル、橋、服などを作る資源。金属から植物に至まで、様々な資源を掘り尽くし、使い尽くしています。
今後、コストや自国での自給率を高めるためには、資源の置き換え技術は必須になります。服にしても機能性を重視して、様々な国から入手しています。
それを自国で作ると、コスト高で日本人は買いません。まず自給できる技術の開発が必要です。幸い田舎、農村には手つかずの土地、休耕田などがあります。それらを活用して、新しい植物などの開発も必要でしょう。
金属、貴金属、レアアース、まだまだ置き換えなければ、自給できないものがあります。このまま技術者は、足りません。
日本、総技術者くらいにならないと、追いつかないかもしれません。
再利用(リサイクル)の技術
資源やエネルギー開発と同時に、さらに再利用(リサイクル)の技術や仕組みを作る必要があります。
現在、紙類はかなり再利用されています。金属やプラスチック類なども再利用の必要があります。
さらに熱の再利用の技術も必須。例えば住宅でエアコンをつけても、熱は出入りしています。このため熱効率が下がり、資源を多く使っています。
理想は100%の再利用。こうすれば、他国から資源を買わなくても自給自足できます。
考え方としては、この日本を宇宙船と見なすのです。宇宙船なら、資源やエネルギーは100%自自足しないと生きてはいけません。
そういうイメージで取り組めば、まだまだ道はあると思います。
問題はただ1つ。コスト。それを解決するための技術開発が必要です。
国民の意識改革
とはいえ、資源の再利用は国民1人1人の意識の改革も必須。
現時点では、まだ新技術は試験管の中か、研究室どまり。相当に時間がかかります。今後は、少々の不便も我慢するか、工夫しないと資源を有効に活用できません。
最低限、原子力を反対するなら、各自で太陽光、ソーラーパネルを設置して欲しいものです。もちろん我が家は設置しています。← 相当に予算がきつかった(涙)
言うだけ番長は誰でもできるので、まずは自分が何をするかです。若い人なら、これから新エネルギー、資源開発の研究も視野に入れて欲しい。
まとめ
アイデアをみんなで考えましょう。
領土問題は国と国との静かな戦争。← 紛争に発展する可能性が高い。
資源がない国は、足元をみられ軽くあしらわれます。どんなに外交を使っても所詮、勝てるコマがない。やはり国力が弱ると、領土も奪われやすくなります。
戦国時代、ちょっとでも国で争いが起これば、それを好機と捉えて、あらゆる手段で攻め込んできます。
それは武力に限らず、国民を大混乱させる手法。お互いを喧嘩させる都合の悪い情報を流す手法。
ビジネスでは当たり前に、いま使われているものです。そんな情報に乗らないだけの知力も1人1人に必要ですが、かなり厳しそう。
日本、大丈夫か?
人ごとではないので、まずは自分に何ができるのか?それを考えるために、頭を整理するためにこの記事を書きました。
あなたも、あなたの考えをぜひ世の中に発信してください。その中から、何か良いアイデアがでてくるはずです。いまなら十分に日本崩壊まで間に合います。