遠くで雷鳴がとどろいたら、すぐ安全な建物に避難しましょう。
「え? さすがに、まだ大丈夫でしょ。」
と思っていると避難が遅れ、あなたが被害者としてニュースで流れるかもしれません。
もしあなたが責任者だったら、多額の損害賠償を請求されます。
多額の損害賠償を請求された
愛知県のとある場所。
中学生が部活動中に雨になり、練習を一旦中断して雨宿り。天気の回復を待ちました。
しばらしくて、かなり遠くで雷がなっていましたが、雨が止み青空も見えてきたので練習を再開。
ところが、その直後、落雷で若い命が失われました。
「遠くだから安全だろう」という根拠のない思い込みがこの事故を招いてしまいました。
すでに天を仰ぐと晴れていても、雷が落ちます。
もし、雷は遠くからでも落雷するという情報を知っていれば、この悲劇は止められたことでしょう。とても残念です。このようは事故が各地で発生しています。
ちなみにサッカーの試合中の落雷で、運営者側の責任問題に発展。命は助かったもの重度の障害を負ったため、主催者に3億7千万円の支払いが命じられました。
学校の校長や担当の教諭も賠償責任を負うことになるでしょう。
すでにこちらの記事で記載している落雷の情報は、一般的になりつつあるので、学校や公的機関で落雷で負傷者等が発生した場合、多額の損害賠償を請求される可能性が高いでしょう。
雷の雲は予想以上に早く車なみの速度で移動することも。とても人間の足では追いつけません。
また雷が鳴ったのがまだかなり遠くだったとしても実は、頭上の上に雷雲が発生する可能性が十分にあります。すでに落雷の準備に入っているかも。ご注意ください。
では、どのようにすれば被害を食い止められるのか?
雷が鳴ったとき避難の仕方によっては、被害が拡大します
避難する方法と外せないポイント!
森の中で雨宿りするなら木の下が一番。ゴルフや登山では定番ですね。
屋外で雷にあうと、木の下が安全という神話が昔はありました。ところが、その神話を信じたために被害者が後を絶ちません。
すでにご存知と思いますが、木の下はもっとも落雷に遭いやすい場所です。
木の高いところに落ちた雷が、幹や枝を通って人間に落雷するのです。木は高いので落ちやすいですよね。だから危険なのです。
「でも、避雷針は落ちないよね」。
実は木で避難するときにポイントがあります。それは4mという数字。
木の幹から4m以上は離れないと落雷します。小枝から2m以上は離れるように国土交通省(気象庁)でも日本大気電気学会の資料を引用して紹介されています。
上のイラストでいえば、青い矢印の範囲で頭を可能な限り低くして落雷から身を守ります。立っていると、それだけリスクが増すので身を低くします。
これは電信柱でも同じことで、4メートル以上離れます。ブロック塀などがあれば、そこからも2メートルくらい距離を開けて、姿勢を低くすると雷から命を守る確率が上がります。
金属を身に付けていなくても危険
「私は時計やネックレスなど、金属類は身に付けていないから大丈夫」という人がいますが、関係ありません。
たしかに金属には落雷しやすいですが、それらがなくても雷は高いところに落雷する性質があるので、安心できません。
基本は、高いところから4m離れて、身をできるだけ低くする。これが基本です。このポイントを外すと、身を守ることができません。
雷がなったときは、これまでお伝えした避難の方法を参考に、早めに安全を確保しましょう。
家にいても雷は落ちるので、下記を参考に対策しましょう。
参考 雷は家に落ちるので安全ではない!落雷で家電が壊れる範囲が強烈!


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