店頭から消えたカールも、ないと分かると、更に食べたくなります。
人間って、たくさんあると、食欲が湧きませんが、貴重とか限定と言われると弱いですよね、
北海道の花畑牧場で生キャラメルがブームになりましたが、生産が追いつかずにいました。
だから当時は、お土産品としても人気が高かった。
ところが、生産ラインを増やして生産が増えるとブームが下がり、人気が急降下。いまは生産ラインも縮小されてしまいました。
あのブームは戻っていません。
売れなくなった原因
前提:『売れている商品』であること、一度もヒットしていない売れない商品は問題外。
品薄なくらい売れていたものが、売れなくなるのは生産量を増やしたことが原因だと考えます。
生キャラメルの場合、もし生産ラインを増やさず注文を限定していれば、お土産物としての価値も高いままだったと思います。
プレゼント用としても価値があります。
どんなものでも、希少価値が高いと安売りにはならず、価格も維持出来ますから利益もでます。
作りすぎて供給過剰になると
たとえばキノコの松茸やトリュフ。もし椎茸みたいに簡単に栽培できれば、スーパーで手軽に買える価格で売られているはずです。
松茸もトリュフも、香りが良いから高いというだけではないですからね。いくら美味しくて香り豊でも、誰でも栽培できるようなキノコなら価格も安くなりますから。
需要と供給のバランスで、価格は決まる。
それを見誤って、希少価値があるものを、工場を増設してラインを増やして、大量に製造できるようになった途端、価値が急落。
それでもクセになるような美味しさがあれば、まだ売れていたと思いますが希少価値だけだと厳しいですね。
それに真似されやすい商品もダメ。
継続的に売上を得ようとすれば、やはり需要と供給のバランスを考えないとダメです。似た商品を真似されたら、自社は生産量を制限していても売れなくなる恐れがあります。
そんなとき、商品の味とブランド力があれば話は変わります。そういう差別化ができるかどうかです。
企業は気を抜けません。
【反省】後出しじゃんけん
偉そうに花畑牧場の生キャラメルを例にあげてきましたが、こんなのは後から考えたら誰でも、何とでも言えます。
実際に自分が経営者で、製造していたら・・・
注文殺到して行列ができているから「もっと作れば売れるんじゃないかと」思うでしょう。正しい判断は難しいですね。
実際、もっと売れたかもしれません。
素人でも難しい分かります。買いたい人と、売る側の作る量のバランスを、どの辺りにもっていくか推測するのが難しそう。
花畑牧場には、そのデータが無かったでしょうから、無理もないと思います。
今は、生キャラメルという過去のデータがあるので、それを活かして次の一手を打っていることでしょう。
後出しじゃんけんなら、後から誰でも言えますからね。
まとめ
売れている商品を継続的に売る方法を考えました。
ダメな結果から逆算したら、いくつもの原因や対策は誰でも考えられるけれど、問題が発生する前に考えるのは難しいと分かりました。
超優秀なエリートが考えたって、予想とは違う結果になる世の中だから、継続的に物を売り続けるのは、とても難しいですね。
企業は大変だけど。私たちからしたら、売れなくなったとき、何か他の商品が売れるので、消費者はそれはそれで楽しいかも。まあ、飽きっぽいですからね。
こんな記事も書いたよ。>>在庫がない!カールが売れなかった理由を考えてみたよ
こんな記事も読まれているよ。


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