大社長の書籍に隠されたウソ?起業で失敗する、あるパターンが危険!

仕事に失敗

あるビジネスを考えて起業を検討する場合、気をつけなければならないことがあります。

それを無視して、仕事を始めると多くのケースで失敗します。

とくにセミナーや書籍で勉強している人ほど、残念な結果になるリスクがあります。

そのある失敗するパターンを紹介します。

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書籍に書かれたウソを見抜け

一代で会社を大企業にされた社長の言葉は、部長や課長と違い言葉が重い。

起業家の心得など、読むよ関心することばかり書かれています。

ところが、それが本当のこと、正しいのであれば良いのですが・・・

中小企業の社長の正しい思考

大企業は社会的に認知されていて、社会的な影響力も大きく、社長の発言で株価が変動します。

そこで発言は、誰が聞いても納得できるような、当たり障りのない中身になっているとは、考えられないでしょうか?

簡単な例をあげると、

  • 地域、社会に貢献する会社を目指せ!
  • 社員が喜ぶ会社にせよ!
  • お客様を笑顔にできる会社にせよ!

どこにでもありがちなスローガンです。

実際には、小難しい表現になっていますが。大抵の本では、良いことばかり綴られています。

しかし中小企業をこれから立ち上げようという起業家は、こんなものを目指すと起業に失敗するとは思いませんか?

弱小起業は利益を追求せよ

もちろん、あのスローガンを否定はしません。それは良いことですから。

しかし、スローガンの1番に、そしてもっとも大切なものが抜け落ちていると感じました。

それが利益

困った女性
弱小企業が、社会貢献したいとか、社員を喜ばせるだとか、お客さんを笑顔にするとか、そんなものを目指していると倒産すると予想できませんか?

私は銀行系が主催する起業セミナーに参加して、最初に言われることは「会社を立ち上げても、10年で、大半が倒産する」というデータを突きつけられました。

それくらい競争が激しい、激戦区。戦国時代と言い換えられます。

そんな厳しい世界で、「社会貢献」とか、理想論をかかげていると、ライバル企業に圧倒されます。

ライバルは、倒そうと狙っている

これから起業する場合、すでに市場にはライバルがたくさん存在しています。

仮にお弁当屋さんを開店するとします。

お弁当その6

すでに有名なチェーン店が店を構えています。

しかもお弁当は、同業ライバルだけではなく、コンビニもライバル。すき家も吉野家も、回転すしも・・・・スーパーもライバル。

お客さんは、お腹を満たせれば、お弁当だけに限りません。

つまりお腹を空かせたお客を獲得する、陣取り合戦をしているのと同じ。合戦を勝つため、ライバルを倒すためには社会貢献をしても勝てません。

「みんな仲良く」とか、甘く考えているとき、ライバルは徹夜で新商品を考え、試作を重ねています。

利益を出すため、コストを下げて品質を一定に保つために、努力を重ねています。

利益が無ければ何も実現できない

元ライブドアの堀江貴文さんは、起業した最初から、利益を最短で大きく出すことしか考えていないと言われています。

理想論、スローガン的なものは、会社を大きくしてから、いくらでも出来る。

例えば大学生が、難民キャンプでボランティアをすると、その方々のために何かをしたいと、大学を辞めて、現地に残る例もあります。

人の為、すごく大切なことです。

しかし、その大学生が本気で覚悟を持って(命をかけてボランティアをするなら)難民を助けたいなら、もう1つ道があります。

それが起業。

起業して会社を大きくして利益をたくさん出せば、より多くの難民を救うことができます。

大学を退学しても、1人で助けられるのは、ごくわずか。

「今すぐ助けたい」という気持ちは分かりますが、冷静になって考えると、まだまだ難民はでていく世界情勢です。

人数の差

いま目の前にいる人々を、ごくわずか助けるのか、未来の多数の人を企業の利益で助けるのか、どちらが効果的でしょうか?

もし、それだけの覚悟があれば、成功する可能性は一般の人より高くなると思います。

利益、とても大事です。お金があれば、人を救えます。社会貢献できます。

社員にたくさんお給料を渡せれば、喜んでもらえます。

利益を商品開発に投資すれば、さらに良い商品が創れ、お客さんに喜んでもらえます。

アップルは、ガレージからスタートして、世界中の人を喜ばせています。

そのスタート、弱小企業は、まずは利益を追究すべき。きれい事では会社はライバルに負けて倒産します。

理想論では勝てない現実

大抵の起業希望者方、理想論を語ります。書籍を読んだ影響が大きいでしょう。

もちろん不正をしろとか、そういうことではありません。

合法的に利益を最大化するビジネスをする」が前提です。

そこを外していると、いくら社会貢献を考えても倒産の危機に直面します。会社は黒字を続けないと、すぐに傾くからです。その為には、まずは利益。

社員を喜ばせるため、月給100万円にしたり、アルバイトの時給を3000円にしても、会社の利益がでれば良いと思います。

しかし、そんな会社、まず、ありません。

売上ー経費=ギリギリ黒字

そのような会社ばかりです。それでも働く人からみたら、ブラック企業というのですから、もっと利益がさせるビジネスを考えるしかありません。

「そんなものは無理」と思われる方は、起業しない方が良いのかもしれません。

理想を実現させた起業

ユーグレナという企業があります。

栄養失調に苦しむ世界中の子どもたち全員にユーグレナを届ける

世界中には栄養失調で苦しむ子どもたちが約10億人いると言われています。この星から、栄養問題をなくしたい。それは、ユーグレナ社を立ち上げた時の大きな目標です。

バングラデシュから始める理由

社長の出雲が栄養問題に関心を持つきっかけとなったのは、学生時代に訪れたバングラデシュで、必要な栄養素が足りず栄養失調となっている子どもたちを見たことでした。

理想を実現させた企業>>http://www.euglena.jp/business/genki/

利益もしっかり確保して、社会貢献をされている企業です。

起業された当初は、全く資金が集まらず、製品化にこぎつけて売り込むものの、採用されるまで500社もの企業を回り断られ続けたと、カンブリア宮殿で語られていました。

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まとめ

サラリーマンのときは、希望に燃えて理想論を語り、会社を批判している人は多いですが、いざ起業すると、社長の大変さが分かり後悔される方も。

理想を現実にするのは、相当な覚悟と努力が必要なことが実感できるハズ。

それを見ないようにしている人は、危険。

もし参考にされるのであれば、大企業の社長の本より、中小企業のたたき上げの社長さんの軌跡を学ぶ方が良いと思いますが・・・

ちなみに私は、そうやってお会いして、いろいろご指導(叱られてばかり)していただきましたが、直接お会いのが大半なので、いまはネットで情報収集しています。

そうそう、こんな社長もいます。ほぼ実話。

参考 映画『神様はバリにいる』ほぼ実話?あらすじ読む価値なし感想

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