またまた、あの堀江貴文さんが「電話してくる人とは仕事するな」とのコメントが話題になっています。
まずこの話題、堀江さんの著書『多動力』の拡散を狙ったものだと考えています。
それはさておき、本当に電話はダメなのでしょうか?
結論からいうと、私は正しいと思います。だって、経営者って、自分でリールを作る側でしょう?
目次
デメリットばかりの仕事の電話
ここでは、仕事の電話のデメリットについて考えました。
本題に入るまえに・・・
堀江さんの電話の発言に対する声で「救急車を呼ぶのも電話じゃだめなのか!」というコメントを見つけました。
それに個人の電話を、どうこう言われている訳ではありません。例えばこんな電話。
↓
「もしもし。○○さん、元気?あのさ・・・えっと、あれ、何の要件だったけ」というプライベートの電話を指摘されているわけではありません。
堀江さんが言われているのは、「電話してくる人とは仕事するな!」ということなので、あくまでも仕事関連での電話の意味です。
これダメ!気軽にかかってくる仕事の電話
いよいよ本題です。
「製品番号○○○。納期、いつになる?」という電話。
これダメ!
まず製品番号を口頭で伝えると、言う方と聞く方の両方で聞き取りミスが生じやすい。伝言ゲームのあれです。
電話を取る側が、どんなところにいるのか、電話じゃ分からないのが問題です。
例えば営業マンがお客様の工場に行った場合。現場は、音がうるさいので間違いやすい。もし間違って伝えたら、あとでエライことになります。
こんなのメールにして。
営業マンなら何とかなるかもしれませんが、中小企業の場合はあり得ません。
現場は時間(タイマー)で動いているのに、電話かけて来られるとラインが止まる。
中小企業は余力の人員がいないので、現場はギリギリで動いています。メールでお願いします。
緊急事態は電話
「さすがにクレームのような緊急事態は電話で良いだろ?」
クレームの電話は、良さそうですよね。
できるだけ早く対処しなければ、会社の存亡の危機になる場合もあるから。
だけど、そんなことって、まずあり得ません。例外中の例外。
通常のクレームは、ほぼマニュアル通りで対処できるはず。
電話が本当に必要な場面は、ほとんどないでしょう。それに、そんな重要なクレームこそ、電話で聞き取りミスしたら、とんでもないことに。
緊急事態の時こそ、落ち着いて伝えなければ、対処する方も正しく判断できません。
- どんなクレームなのか?
- お客様の被害は、どれくらいの規模か?
- どの製品のクレームで、何日に納品したものか?
メールで数字や状況を伝えた方が、伝達ミスがなくなります。
こんなことを言うと、「そんな時間がない!」というかもしれません。そんなに頭が真っ白な人に電話をしてこられたら、それこそ伝達ミスや状況把握が不十分でトラブルが拡大します。
繰り返しになりますが、堀江さんは心肺停止のような命に関わるようなことで電話をかけるなとは言っていません。あくまで仕事の電話の話。
コミュニケーションに電話は必要?
「だけどさ、電話でコミュニケーションだって必要だぜ?」
なるほど。つまり、「電話がなければ、コミュニケーションできないってことで、いいですね?」
「だから、そうだと言ってるだろ!」
仕事で電話を、コミュニケーションの道具として使っているわけですか・・・
「そもそもコミュニケーションを電話でする必要性を説明できますか?」
「・・・・・」
電話もメールも、情報を伝達する道具。同じ内容を伝えられるなら、メールの方が優れています。
電話で情報をリアルタイムで伝える必要性が、どれだけあるでしょうか?
電話される側の事を考えていない件
『どうしても電話をしたい!』という方へ質問です。
- 相手が運転中だったら、どうするのでしょう?
- 相手が商談中だったら?
- 満員電車で移動中のときは、どうすればいい?
「そんなの、折り返して電話すりゃいいだろ。お前、バカか!」と言われてしまいそうですね。
折り返したら、あなたが電話中。それでこちらから折り返したら、またあなたが電話中。
「いったい、何回、電話、させるんだよ!」と、私ならキレてしまいます。
結局、電話の内容は来週の打ち合わせの時間を何時にするかという内容。
「そんなもの、メールでしてよ!」って怒りたくもなります。
これは一例ですが、そういう『つまらない要件』で、どれだけ多くの人が時間をムダにしていることか・・・
だから生産性があがらないのではないでしょうか?
堀江さんは電話を例にあげているだけで、「本質的には生産性を上げるようにしないと、残業も減らせないし、結局は給与も上がらないよ。」と。
まあこんなことを伝えられていると考えました。深読みし過ぎでしょうか?
電話をする企業とはつきあえない
堀江さんが電話しない。させないなら、電話をしなきゃ仕事をしない企業とは仕事はできません。
というか、やれないでしょう。
「だったら倒産するな!」というのは、短絡的な発想です。
もし、その企業にしか作れない商品があれば、その企業のルールに従うハズです。
例えばiPhoneを売りたい場合など。そもそも相手企業のルールに従わなきゃ、仕事ができない企業は、競争に負けているともいえます。
つまり堀江さんの意見が正しいとか間違っているということではなく、あのスタイルを通そうと思ったら、相当な覚悟と努力が必要だと感じました。
これって、自分に相当なプレッシャーをかけていますよね?
まとめ
「電話してくる人とは仕事するな!」という堀江さんが伝えたかった事とは?
- こちらのことも考えずに、気軽に電話をしてくる人は、非効率な人間なので仕事はしない。
- 効率を無視する人と、仕事で組んでもいい仕事はできない。
- 儲けを出すような仕事ができないので、お互いの為にもならない。
- ルールを押し通せるだけの覚悟を持て!
- 文字の一文だけで判断するな!
- 論理的な思考を身に付けなさい!
といったところでしょうか。
堀江さん流、三冠王の落合さんのオレ流だと思えば、間違いじゃない。それに共感できる人は、取り組んでみれば良いのでは。
ただし覚悟と能力を高めないと、あの意見は通せないでしょうね。私は現在、長いものは巻かれろの中でさまよっています。
編集後記
いま世界に進出している企業は、時差がありますからリアルタイムで電話でやりとりするのには、さすがに限界があるでしょうね。
あなたが24時間、電話をとれる覚悟があれば別ですが・・・
ちなみに堀江さんは、仕事に集中しているときは、隣にいる秘書でさえメールを送るそうです。
休憩時間などは、お茶したりコミュニケーションはするそうですよ。
ちなみに私が経営者なら、隣の人や同じフロアで仕事をする人くらいは声をかけますよ。こんな発想だからダメなのかな・・・
一方、私は、家で食事をするとき、家族をみんな集めるときは電話で招集します(笑)
「家の中で?」と言われそうですが。仕事じゃないので、堀江さん良いでしょう!?
みんな自室でヘッドフォンしてゲームしていたり、テレビを見ているので声をはりあげるのが疲れる。電話、最高!
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