インドネシアのバリ島に第2の空港(バリ島 北部の新空港)が建設され始めました。
といっても、この記事を書いている時点では、まだ地鎮祭が行われたばかりですが。
私が気になる空港とその周辺について、思うままにまとめました。
バリ島の新空港
1つ目の空港は、ングラ・ライ国際空港。日本では聞き慣れない空港ですね。
実はこの空港、デンパサールという都市に建設されたことから、通称『デンパサール国際空港』やバリ国際空港と呼ばれていますが、本当は『ングラ・ライ国際空港』のことです。
この記事では、私の馴染みのある『デンパサール国際空港』で統一します。
第2の空港が切望されていた
バリ島は2007年頃は年間170万人前後の観光客が訪れていましたが、2015年には1千万人、2016年はさらに増加して、1200万人と激増しています。
以前は余裕があった空港も、現在では過密化してやりくりに苦労しています。
空港を広げたいところですが、敷地が限られていることから別の場所に第2の空港が切望されていました。
それにしても170万人 ⇒ 1200万人 この増加はすごい。
火山噴火で欠航
バリ島のアグン山の噴火が噴火すると、デンパサール国際空港が閉鎖されてしまうので、帰国できない人であふれかえることに。
一極集中すると、すべての空路が閉ざされることから問題が長引くので懸念されます。日本であれば、新幹線や高速道路で移動する手段もありますが、バリ島には列車もありませんし、そもそも島です。
バスとフェリーを使いジャワ島(ジャカルタ)に向かい、帰国される方もいますが、第2の空港ができれば分散化して帰国できる可能性もあります。
ただし航路や風向きによっては、どちらの空港も利用できない可能性はあります。
北部にできる第2の空港
現在、バリ島の北部はまだ開発がほとんどされていないので自然豊かな山々が広がります。
そこが第2空港(ノース・バリ国際空港)予定地。
北部は、クタよりかなり海の透明度が高く感じます。これから空港や街がどんどん建設されていくでしょうが、できるだけ自然を失わずにいてもらいたいものです。
沖縄は海が汚れないようにコストをかけていますが、ぜひバリ島もきれいな海を守るために、ここは投資を惜しまないで欲しいと願っています。
空港周辺の交通事情
デンパサール国際空港は、朝、夕方を中心に激しい渋滞で大混乱しています。かなり余裕をみて行動しないと、目的地に到着できません。
大手のパックツアーであれば計算されているでしょうが、もし個人旅行でタクシーなどを利用するなら空港まで移動されるときは、2時間くらい余裕を見て到着するようにした方が安全。
第2の空港ができれば、一時的に北部の旅行者が増えて旅行客が分散して、交通渋滞が減るかもしれませんが、バリ島、全体として観光客が増加して、結局、問題は変わらないような気もします。
バリ島の今後も熱い
バリ島の空港が足りなくなるほど、観光客が押し寄せています。
デンパサールは都会ですが、少し外れるとのどかな田舎の景色が広がります。またお店を見ると、どことなく昭和の雰囲気を感じてしまいます。
完成された観光地で過ごすのも楽しいですが、少し道を外れてみるとバリの古き良きものを感じられる風情が残っています。
そんな楽しみも北部の空港が完成すると、より行きやすくなるでしょう。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。