レモンにひとめ惚れ。
4年程まえ、レモンが7個成っている鉢植えを購入しました。
1年目、2年目も、大きなレモンをついに収穫することできました。しかもほったらかしで、それほど難しい管理はしていません。とはいえ、いくつかトラブルも発生しました。
でもその先に、巨大なレモンの実りがありました♪
【室内でレモンの鉢植え栽培記事】
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- 鉢植えレモンの葉が黄色になり枯れてきた(対処法)
- 【レモンの木】挿し木の簡単な方法
目次
レモンの花が落ちた
レモンの木の実は花だけではなく、レモンの葉っぱも全て落ちました。
「ダメだこりゃ、もう枯れる・・・」ショック。
でも、そこは園芸好きの私です。すぐにはレモンを見捨てたりはしません。
レモンの木の寿命は30年、中には100年を超える樹齢もあるので大切に育てたい。
葉が落ちたレモンの木を観察
こういうとき大事なのは、まず異常が起きたレモンの木、株をよく観察することです。
- なぜ枝が枯れたのか?
- なぜ根が腐ったのか?
- 落ちた葉は、病気が原因なのか確認します。
葉の表面だけではなく、裏面も確認します。
- 葉に筋ができていないか?
- 虫がいる可能性は?
- 病気で葉に斑点や色に濃淡ができていないか?
どれも問題はなさそうでした。あと考えられるのは、激変した環境。
レモンが育った環境
「なんじゃ、これ!」
で、でかすぎる!
素人が見ても「それはちょっと、実をならせすぎじゃないの?」というくらい。おそらく売る為にアピールとしては最高ですが、無理してならせたんでしょうね。
※レモンの品種によって大きさは変わります。我が家のは大きい品種のようでですが購入するときの記載はなし。
結構な風だったけど
私の鉢植え栽培レモンちゃんは元気でした(*´ω`*) pic.twitter.com/pzprtyxV3l— ❖Hαɾσʅԃ R’ʅყҽԋ☽ (@ff14_harold) 2018年9月5日
それで株が弱っていた可能性があります。
そしてもう1つ。
気温や水分管理。レモンは初めてのことだったので、家の中でもっとも温かいところで、日辺りの良い場所においていました。
おそらく購入する前は、理想的な環境、つまり温かいビニールハウスで管理されていたんだと思います。
気温が低い
霜はかからないようにしているのですが、真冬はかなり寒い。レモンは温暖なところで栽培されるので、気温が低いので順応できずに葉を落とした可能性があります。
家の近くで購入された場合は、気候は育てられる環境だと思いますが、ネット通販で購入される場合は、生育環境を確認しましょう。
幸い、我が家のレモンは枝はまだ緑で、水分も根から吸われている感じでした。もし根が腐っていると、枝がしわしわになってくるので、そこで判断できると思います。
葉がなくなったので、鉢の土に含まれている土は水分をあまり吸われないはず。あまり水やりをしないように控えました。
そのまま様子を見ていると、落ちた葉の周りが少しずつゆっくり膨らんできました。
「あ、新芽ができる!」
次第に膨らんできました。もうすぐ春。何とか危機を脱したようです。良かった。レモンの新芽は室内の温かいところなら、梅が咲く頃には新芽がでるのも分かりました。
春になったらつぼみができた
小さなつぼみができてきて、葉も大きくなってきました。
毎日、葉やつぼみが大きくなるのを見ていると、心が和みますね。このままいけばレモンは、また花を咲かせて実がつくという自信がでてきました。
ところが・・・レモンはまたも私に異常を知らせる行動をとりました。
レモンの花が落ちた
このままいけば、またレモンができると期待したのも束の間。
花が落ちてしまいました。トラブルというか、いろいろ問題が発生します。
受粉はさせたのですが、上手くいかなかったようです。
でもレモンって1年に何度も花を咲かせる四季咲き性なので次回に期待。後日談になりますが、この特性のおかげで、ほんと助かりました。レモンの特性に感謝!
ちょっと気になったのが、昼間の温度と夜の気温差(寒暖差)。夜の温度は上げられないので、昼間の温度を下げることにして、寒気に注意するようにしました。
これでレモンの木のストレスは減るはずです。
花が咲かない
私は経験したことがないのですが、希にレモンの花が咲かないこともあるようです。
鉢植えの場合には、最低でも2年に1回は植え替えが必要です。できれば毎年、植え替えしたい。そのままにしていると、鉢内に根が詰まって窒息状態に。
樹勢が多少低下しても花は咲くので、その限界を超えているとしか思えません。肥料を与えすぎたりして、根焼けしたりということも考えられます。
ともかくこれまで私は、経験したことがないくらい弱っているとしか思えない。普通は花は咲きます。
花が咲いて実がなった
6月頃に、レモンの木が今年、2回目の花をつけました。
今度も1回目と同様に、受粉をさせました。
どうなるかな。
最終的には3個にして、残りを摘果実を落としました。その後、安定して実が大きくなり続け、3個、レモンを収穫することができました。
筆者撮影:12月17日
相変わらずソフトボール大なんですよね。品種が不明ですが、いつも感動します。
この後、ずっしり重いレモンを収穫しました。かなり手間暇がかかっているので、実りが嬉しかったな~。
一時はどうなることかと思いましたが、初めての栽培はやっぱり分からないことだからで緊張もします。
しかし、この後、また・・・
レモンの異常は続く
実は12月の下旬に収穫したのですが、それからしばらくしたら、なぜか、こんな真冬にレモンがつぼみをつけ始めました。
まだこれから真冬に向かうというのに、外が温かい日がつづいたので春と勘違いしたようです。※2018年2019年も同様に花が咲きました。
これって、摘花した方が良いのか、もしかしたら実をならせることができるのか?
昨年とは違った様子に戸惑っています。これから2月になればさらに気温が下がるのですが・・・
あ、でも自然界ではこの時期、昆虫はあまりいないので、受粉自体ができずそのまま落ちるのか・・・・
う~ん。レモン栽培は、まだまだ試行錯誤が続きそう。
本などを見ても分からないときは、毎日、レモンさんを観察して声を聞くことですね!
その後も、花が落ちてもつぼみができて花が咲き続けています。下記のレモンは大きくなりつつあります。
5月28日頃のレモンの実の様子
こちらも同じ日に撮影したレモンの様子ですが、まだまだ小さいですね。7~8個も実っていますが、大きくなるので少しずつ摘果して、最後は良さそうな1個にします。
5月28日撮影:たくさんの実のレモン
さらにこんなトラブルが。
トラブル 鉢植えレモンの葉が黄色になり枯れた
レモンの管理で注意したこと
温度管理ともう1つ、注意したことがあります。
それは水分。
鉢植えの鉢ですが、かなり小さめだったので必ず1日1回、欠かさず朝に水やりします。
夏場は葉からの蒸発も多いので、鉢植えでも1日2Lくらいは朝に与えないと、夕方には枯れてしまうくらい木からも水分が失われてしまいます。
1泊2日で外出したらアウト。
冬でも1日1Lくらい。ものすごく寒い日で曇りか雨なら0.5LくらいでOK。レモンの状態をよく観察しましょう。鉢の植えの土でもある程度は分かると思います。
水やりを怠るとどうなる?
実は1度、私が何日か出掛けていたとき家族に水やりを頼んでいたのですが、それを忘れてしまい・・・帰ってきたらしおれていました。
その後、どうなったかというと、葉っぱが落ちたり・・・数日で実が落ちたり、数週間後に実が落ちたり、その影響はかなり長く続きました。
野菜も果樹も、実がなるものはしおれるとダメージは大きく、その年は実りはなく1年が無駄になってしまいます。
だからこそ、たった1日でも水やりは大切です。
人間だって、たった1日でも熱中症になってしまうと、命の危険もありますからね。もし妊婦さんがなってしまうと・・・恐ろしい。
ぜひ油断することなく、水やりには十分に注意してください。
レモンの木を鉢植えで育てまとめ
レモンの鉢栽培は、真夏は毎日の水やりを欠かさず寒さ対策さえやれば、実り自体は難しくはなさそうです。
後に、家族に任せて私の数日の外出で、実がすべて落下する悲しい経験もしましたが・・・
レモンの木を鉢植えで1年育てたら、真冬、お正月でも温かい日がつづけば蕾をつけることが分かりました。
あ、あと1つ。アゲハチョウが卵を産み付けるので、手で取り除くのが大変でした(無農薬で栽培したかったから)。
取るのが遅れると幼虫がふ化するので、葉をバリバリかじられてしまいます。
面倒なら、安全な農薬もあるので活用してみてはいかがでしょう。
関連記事:鉢植えレモンの葉っぱが黄色になり枯れた
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