レモンを地植えしたら、収穫量が10倍以上に!
以前は鉢植えだったのですが、植え替えを1~2年に1回しなくちゃいけないですし、真夏の水やりも1日1~2回必要になったので(他の果樹をたくさん鉢植えしたくなった影響)。
そこで地植えした結果・・・2年目、3年目・・・どんどん木が大きくなるにつれ、収穫量も激増。
その結果がこちら。
ご近所さん様に収穫したもの。(下記に+10個ありましたが、撮影し忘れ)。
こちらが2回目の収穫したレモン。
これ意外にも40個くらい。少しずつ収穫して、友人知人におすそ分け。おそらく全部で100個くらいだと思います。ここまでくると、もう何個でも同じ感じ。
食べきれない!
蜂蜜レモン、レモンジャム(10本)、ご近所さんへのおすそ分け。職場へのプレゼント。なんか自家消費するだけなら、鉢植えで十分だった気がします。
もしレモン、地植えを検討されている方はとれすぎ要注意。たくさん獲れすぎて困るかも。嬉しい悲鳴です。
前年が40数個だったのでほぼ倍増。今年は収穫後に剪定しました。このまま大きくしたら、とんでもないことになりそうだから。
地植えレモンの剪定
レモンは基本、葉っぱの数に比例して収穫量が増えていく感じです。私の場合、基本的に木が大きくなるまで、ほぼ剪定はやりませんでした。
というのは建前で、実は家族や私自身が病気になってお世話ができていなかった。
その結果が・・・良かったみたい。
レモンの剪定
まずある程度の大きさになるまで、ほぼ剪定しない。まずは木を大きくすることに。
※注 私が植えたレモンは、開帳性というか上に伸びずに横に広がる品種のようで、育てやすく感じました。
まずは葉っぱを増やす。レモンは葉数が大事だと思います。
大きくなって、収穫しづらくなったり邪魔(通路等)になった枝を優先して剪定しました。そのあと、木の根元周辺の小枝、枯れた枝、通路側に伸びた枝のみ剪定しました。
鉢植えから地植えにして、2年は剪定しませんでした。とにかく勝手に大きくさせました。最初は鉢植えと同じくらいしか、収穫できませんでしたが、翌年から増えました。
私が植えたレモンの品種は、実は・・・不明でした。記載がなかったんです。ただ成木になって分かりましたが、上に高くなる品種ではなく横に広がる開帳性みたい。
品種でいえばユーレカではないかな~。分からないですが。リスボンかもしれませんし、マイヤーレモンかもしれません。そもそも実が沢山なり過ぎて、木がしなって上に伸びない可能性もありますし。実がたくさん結実しているので、木が大きくなり過ぎないのかも。
よく太陽の光をいっぱい当てるために、すごく剪定する方がいらっしゃいますが、それをすると葉っぱの数が減るので、木全体で考えると光合成の量が減ってしまいます。
ソーラーパネルは、少しでも影ができると発電効率が低下しますが、少なくともレモンの場合は、少しでも光が差し込めば光合成して実をつけてくれる感じ。
またレモンは甘くする必要がないので、それも影響しているかも。甘いレモンって・・・「みかん」みたいな感じ。酸っぱくてOK。むしろ、すっぱくなって!
だから満遍なく木に光を入れるより、まずは葉っぱの枚数。木が大きくなってきたら、がっつり剪定しても良いと思う。
と、思っていましたが、さすがに100個も収穫できるようになると、ばっさり剪定しても良い気がしてきました。
もしかして剪定で枝に光を当てなさいっていうのは、レモンの場合は収穫しすぎると困るから、あえて獲れる数を減らすための剪定なのかな~と。
ということで、剪定してレモンの数を10~20個に減らしたい。その変わりレモンに接ぎ木して、みかんも収穫しようと準備中。あ、はっさくも植えているけど、大きくなりすぎて困っているので、レモン、みかん、甘夏、はっさくを1本の木に接ぎ木すると楽しそう。
すでにみかんの木を購入して鉢植え。本当はみかんを植えるスペースがあれば良かったのですが、イチジク、ブルーベリー、ぶどう(後日、公開予定)も植えたので場所がなくなりました。
葉果比で収穫量が変わる
果樹で大事なのは、葉果比。葉っぱと果実の比率です。葉の数が多いと光合成で栄養を蓄えられるので、果実をたくさん成らせることができます。栄養を果実に。
主にレモンの場合は、葉っぱ25枚で果実を1個をならせることができると言われています。
こんな研究結果があります。
ウンシュウミカンのコンテナ栽培における葉果比が果実品質と翌年の着果に及ぼす影響
AgriKnowledgeシステム
レモンではないですが、柑橘系(みかん)で研究されていて実が大きいほど、葉っぱの数が必要になります。たとえば大きなデコポンと小さな『みかん』では異なります。
レモンはみかんとほぼ同サイズと考えると、1果実25枚の葉っぱで良い感じだと思います。もし鉢植えで実が落ちたり、ならなかった場合、葉果比をチェックしてみてください。
剪定するということは、葉っぱを減らすということなので、剪定のし過ぎにご注意を。
まとめ:レモンの木は地植えで収穫量が大幅アップ
鉢植えより地植えの方がメリットが多い。
- 収穫量が大幅アップ。← ご近所さんに配りました。ジャムも作れる。
- 水やりの必要なし(干ばつの時は必要)。
- 植え替えなし← 鉢植えは1~2年に1回は植え替え。
もちろん猛暑で雨が1か月も降らないような状況では、水やりは必須です。葉が丸まってきたら水不足で実が落ちる可能性も。
それ以外では、水やりはほぼ雨まかせでOKだと思います。場所が確保できれば、水やりから、ある程度は開放されます!
肥料は化成肥料や有機肥料も与えますが、私の場合はどちらかというと雑草マルチにしています。レモンの木の周辺はふっかふかになっています。おそらくミミズさんたちが耕してくれているのだと思います。
実はここ数年、肥料も与えていませんでしたが、今年の春に与えました。それが大収穫につながったのかもしれません。来年は枝をばっさり剪定して実をぐっと減らし、みかん(宮川早生)を接ぎ木する予定です。
さすがにレモン、70個とか成りすぎ。個人的には10個もあれば十分かな。ということで、数年後を視野に、みかん等を接ぎ木して1本の木で多品種栽培を目指します!
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。