記事のタイトルにもあるように、みかんやレモンの接木用にカラタチの台木を育て始めました。
みかんやレモンなどの柑橘系は、接ぎ木すると実がなるまでの年数が短縮されたり、耐寒性が上がることが知られていて、ホームセンターなどの苗木は、ほぼすべて接木苗が一般的。
私は木が枯れた場合のバックアップ(予備)に、レモンの挿し木をしましたが簡単に増やすことができました。花も2年目には咲いたので意外と早く実が付く品種や個体もあるかもしれません。
しかし耐寒性だけは、挿し木ではどうすることもできません。そこで調べたら柑橘系の接木に使う台木はほぼ『カラタチ』であることが分かりました。
そこでこのカラタチを育てて、後々に接ぎ木することにしました。ということで、レモンの挿し木はこれ以上はやりません(ここだけの話、実は10本以上の苗がすでにあるので、これ以上増やしても置く場所が・・・というのが本音。レモンは簡単に増えすぎ)。
カラタチの台木
まずはカラタチの台木の入手ですが、私は以前に八朔の根元からカラタチがでていたけど、棘が痛くて切ってしまいました。その当時はカラタチとは知らず・・・
それでホームセンターの売れ残りのレモンの木に、ちょうどいい具合にカラタチが出ていたのを発見して購入しました。
これを挿し木で増やす作戦。
あれれ・・・「苗の予備にしようとしていたのに、接ぎ木苗を購入したら増やす意味がないのでは?」とのツッコミは・・・・やめてください。
正直、接ぎ木をやってみたくなっただけなんです。もう予備苗とか、そんなことはどうでも良くなっいる今日この頃。手段と目的をごっちゃにする私。
カラタチの増やし方
カラタチの増やし方は、いくつかの方法があります。
- カラタチの種を購入して種まきして増やす(台木には問題ないらしい・・・といういか一般的な方法の1つ)。
- レモンの木の下から出てきた、カラタチを挿し木で増やす。
- 取り木で増やす(大きなカラタチの木が必要)。
- カラタチの苗を購入して、接ぎ木できるサイズまで栽培する。← オススメ
私の場合は、2番と4番の方法、レモンの下からでてきたカラタチを挿し木で増やすのと、苗を購入しました。
結果的に苗を購入した方が早いことに気づきますが、そこには触れないでください・・・。
カラタチの挿し木
カラタチの挿し木もレモン等の挿し木と同じ。適当な長さに切って、鹿沼土に挿すだけ。
あとは水切れしないように、注意しながら管理します。季節については、一年中可能だと思います。冬でも室内であれば、挿し木はできます。
寒さに弱いレモンでも、室内で真冬に成功しているので、耐寒性のあるカラタチなので、室内であれば余裕だと思います。もし、室内で寒さで枯れるなら、そもそも台木として使えません。
カラタチの苗の購入
カラタチの苗は、メルカリで購入しました。タイミングによっては、種も購入できると思います。この記事を書くときに調べたら、Amazonやヤクオク、楽天市場などでも販売されていました。私の場合、ちょうどメルカリで良さそうな苗が販売されていたので購入しました。
苗はタイミングもあるので、いつでも入手できるわけではないのが難点。
私はたしか20~25本で1000円(送料込み)くらいだったと思います。これだけあれば、仮に数本枯れてしまっても大丈夫そう。と言いますか、また苗の置き場所を確保しなければ。大きくなると場所をとるんですよね。
屋外に出した苗は紅葉して落葉。室内に取り込んだのは紅葉してたけど、葉が緑に戻った。カラタチって、柑橘系の台木にされるので常緑樹だと思ってましたが、ミカン科カラタチ属の落葉低木でした。
まとめ:接木にカラタチの台木を育ててみた
すでにお気づきかと思いますが、接ぎ木をするためにカラタチを育てるなら、接ぎ木苗を最初から購入した方が早い。
私の場合は、やってみたかったから。成功したら、欲しいという方がすでにいらっやるので問題ないです。
繰り返しになりますが、1本苗を予備で増やすなら、苗を買った方が早いし・・・おそらく総合的に考えても安いです。
でもカラタチを育てるのも、楽しい~
これを機に友人にレモンの木をプレゼント・・・何年後になるか分からないですが(登録品種やパテント品は許可なく増殖などはできません)。
もう1つ、カラタチを育てるメリットがあります。それは柑橘類で食べたときの種、例えば『すだち』を育て、それをカラタチに接ぎ木できること。これ、面白そうです。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。