肥料の値段がどんどん値上がり。以前はIB化成という緩効性肥料を小袋(1.4kg)で購入していたのですが、割高なので大袋(20kg)で購入することにしました。1/3程度で買えるのでお得。
ただしIB化成(10-10-10 苦土1)の大袋は、JA(農協)で購入しなければならず問い合わせ、予約、取り寄せ。めんどくさい。そこで他に探していたら、セントラルグリーンの『緩効性大粒タイプ化成肥料』をホームセンターで発見。さらにお安く1/4程度まで価格が下がる。
セントラルグリーンの『緩効性大粒タイプ化成肥料 10-10-10 苦土1.5』は、主に野菜や果樹、草花などの栽培に適した肥料です。この肥料は、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の三大栄養素がバランスよく含まれており、特にそれぞれの成分が10%含まれています。
これは使えそう!
ちなみにIBと比べてみると、粒が整っているので使いやすい。
球形に近いのがセントラルグリーンの肥料。同じ1粒でもIBのチカラは大きさにバラつきがあるので、小さな鉢植え等では使いづらい印象。ただし、実用上は問題ありません。あくまで気分の問題。
この肥料は、セントラルグリーン株式会社の公式サイトでは未掲載。おそらくホームセンターなどで販売されるブランドと推測。同量な商品が別名で、公式サイト記載されています。
参考 ハウスボール
実際に使った感想
IB化成と特に違いは分かりません。水やりすると徐々にボロボロになっていく感じ。触ると形が崩れていきます。
感覚的には、あまり違いはないですね。肥料効果もあまり差が分からない。実用上、IB化成をそのまま置き換えても問題なさそうです。あくまでも筆者の栽培環境での話です。
コストが下げられるので、良いものを見つけられました。
ちなみにこの肥料の成分や特徴を下記にまとめました。
緩効性大粒タイプ化成肥料について
特徴
この肥料は、ウレアホルム(尿素とホルムアルデヒドを反応させて作られる緩効性窒素肥料)を使用しており、油かす等の有機肥料のように微生物によって分解されることで、肥料成分がゆっくりと土壌中に溶出します。これにより、長期間にわたって植物に栄養を供給することが可能です。
ウレアホルム・ウレアホルム入り肥料
加水分解速度は、酸性条件で速くなり、水中よりも土壌中で速くなります。高温期の分解速度は有機質肥料とほぼ同等ですが、低温では有機質肥料よりも遅くなります。
引用元:奈良県公式ホームページよりhttps://www.pref.nara.jp/secure/32827/sehikijun.pdf
IB化成は、イソブチルアルデヒド縮合尿素(IBDU)を主成分とする緩効性の化成肥料。こちらは水にゆっくり溶けだしていくタイプ。
大粒タイプ:大粒の形状により、施肥後の溶出が遅く、肥料焼けのリスクが低減されます。土の表面にばらまくだけで使用できるため、施肥が簡単です。
用途
野菜類、水稲、果樹、草花など、幅広い植物に対応しています。特に、栽培期間の長い作物に適しています。
使用方法
施肥量
※下記の施肥量は、商品パッケージや公式サイトのハウスボールを参考にしています。
- 9cmポットなら1粒(追肥)。
- 45cmのプランターサイズなら5粒(追肥)。10粒(元肥)。
60cm 9粒(追肥) 18粒(元肥) - 花壇m、菜園などは1m×1mの範囲で60粒(追肥)、1m×0.5mなら30粒(追肥)。
※元肥は追肥の2倍程度が目安。
白色の大粒化成肥料やIB化成などと同じ使い方でOK。水やりすると、水に溶けていくようです。
元肥や追肥として使用することができます。施肥のタイミングは、植え付け時や成長期に合わせて行うと効果的です。土に混ぜ込むことで、根に直接栄養が届きやすくなりますが、上からばらまきでも使用可能。この場合は、肥料の効きがさらにゆっくりに。
まとめ:ウレアホルム入り化成肥料について
セントラルグリーンの『緩効性大粒タイプ化成肥料 10-10-10 1.5』は、効率的に植物に栄養を供給し、健康的な成長を促進するための優れた選択肢です。特に緩効性肥料のお徳用を探している方、長期間にわたって安定した肥効を求める方におすすめ。
ウレアホルムのメリットがどこまで生かされているのかは、個人での検証は難しいので話半分で考えています。潅水すると、少しずつ溶け出すのでウレアホルムとIB化成、普通の化成肥料を足して3で割ったような肥料かもしれません。あくまでも筆者のイメージ。
価格面ではかなりお得なので、これからも使っていきます。ただし20kg単位で購入するので数年は使えそうです。
緩効性肥料のメリット、花ごころさんの公式サイトの記事で検証されています。植物を枯らした方、生育が思わしくないので何とかしたいと考えている方は必見です。
参考 ≪花ちゃん実験室≫ 第2回 肥料の量、間違えたらどうなる? | お知らせ・プレスリリース | 花ごころ
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。