「うわ~このトマト、めっちゃくちゃ美味しい♪」
「でしょう?今はやりの甘いトマトとは違って、適度な酸味と甘味のバランスが絶妙だよね」。
食べて美味しい伝統野菜を残したいですよね~
固定種(在来種)は、昔から地域や日本で大切に、受け継がれてきた品種なら、完熟させれば種を採種して、来年もまた植えることができます。
手間はかかるけど、その品種をずっと使い続けられるし、第一、種代もかからない。
自家栽培した種を育てる方法
子供の頃、夏になるとスイカを外で食べて、種を飛ばしていたら目がでて小さなスイカがなったのを経験しましたが、あんな簡単に育つのですね~
ぶっちゃけた話、自家栽培している農家さんはすでに知っているので、ここでは初めて種をとってみようかな~という個人の方を対象に紹介しています。
田舎だったら、おばあちゃんが、そのまたおばあちゃん辺りから受け継いだ種もあるはず。それを大切に育てれば、いつまでもその野菜を美味しく食べることができます。
良好な株を残す品種改良
- 食べたら美味しい実のなった野菜を残す。
- 生育が良好で、病気にもならない健康な株の種を採る。
品種改良というと、ちょっと大げさかもしれませんが、実はこれだけで品種が改良されていきます。
なにも最先端のバイオテクノロジーを使わなくても、オールドテクノロジーで人間が長い間、やってきたことをこれからも続けることです。
伝統を守ると言ったら、かっこ良すぎますか?
具体的には・・・
補足すると、白菜などのアブラナ科などは、実が膨らんで枯れるくらいまできたら採種します。それまでは邪魔でも畑に放置してくださいね。
完全に完熟させる
トマトやキュウリなどは、完熟して食べ頃になっても収穫せずに、まだ実らせておきます。そろそろ腐るかもという、一歩手前くらいまで熟してから収穫します。
これ、育てている人なら分かると思うけど、雨が降って畑にいけず晴れた日にいくと、巨大なキュウリが成っているのを見たことがあるはず。畑にそれを転がしておいたら、芽がでてきたことありませんか?
あまり大きくならせると、株が弱り他のキュウリが着果しなくなったりますので、おすすめは収穫してから地上で追熟させます。
きゅうりは受粉していなくても大きくなるので、種が無かったなんてこともあるので、数本確保した方が安心かも。
いかがでしたか、思ったより簡単でしょう?
早速やってみましょう。
種を乾燥させる
採り頃になったら、収穫してトマトならゼリー状のものから種を分けます。
実は収穫して種が混ざったゼリー状のものを、ナイロン(ポリエチレン)の袋にいれて、1~2日くらい放置して発酵させると、種が分けやすくなります。
たくさん種を採るなら、ナイロン袋に入れて発酵させてからの方が分けやすいかもしれません。
これをしっかり除去しておくと、発芽しやすくなると言われていますが、私の感じでは少し発芽が遅くなるけど、芽は出てきます。まあ早く育てたい方は、しっかり取り除いてください。
注意したいのは、種の周りに肉眼で分かるくらいのゼリー状や異物があると、カビが生えるので除去してくださいね。そこまで適当にやる人はいないと思いますが念の為。
ただ最近、気になる情報を目にしました。
簡単にいうと、種苗法で品種登録された植物は、挿し木や挿し芽、接ぎ木は禁止されています。
そこで対処法として、こちらの種を使うと良さそうです。
イチオシ
抜け道があって良かった。ほっとしました。


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