あぜ板300Nで作ったプランターは、サイズ感がちょうど良かった!
水はけの悪い土壌で地植え栽培。
自宅の庭は、雨が降ると水たまりがでてしまう水はけの悪い土壌です。粘土質で晴れの日が続くと、表面がカチカチになってしまいます。
排水性を何とかしようと高畝にしています。さらに通路の何か所かに直径10cm、深さ50cmの穴を掘り水がたまりにくいようにしました。
しかし高畝の土壌自体が排水性が悪いので、穴に水が流れにくく問題山積みです。そこで庭の土壌改良を考えましたが、莫大な土の入れ替えが必要で趣味でやるレベルではないので次の手を考えたのが、あぜ板(畔板)300Nのプランター( かさ上げした花壇、レイズドベッドとも呼ばれる)です。
目次
あぜ板プランターで高畝
あぜ波板は、長さ1200mm、厚みは5mm。幅(プランターで使う場合は高さ)がこちら。
- 300mm(300N)
- 400mm(400N)
- 500mm(500N)
- 600mm(600N)
私は300Nを選びました。ちなみに400Nは重量が約2kg。
プランターで35Lと言えば、かなり大きなサイズになります。
しかも底はないので、地植えの高畝になります。私の場合は、300mmの高畝にした上にあぜ板プランターを設置するので、実際には600mmくらいの超高畝です。小苗のブルーベリーでも大きく見えます。
用土は鹿沼土とピートモス
用土を鹿沼土とピートモスを1:1とすると、
35Lだと鹿沼土14~15L、ピートモスも同量が必要になります。さらにあぜ板プランターを設置する畝にも、ピートモスや水はけを良くする資材を入れるので、かなりの量が必要になります。
私の場合、10号(8L)の鉢からの植え替え(ラビットアイ)ですので、その分は差し引かれて実際には27Lくらいの用土。
鹿沼土1袋(14L)と同量のピートモスでOKでした。ちょっとピートモスを減らしたかったので、バーク堆肥を3~4Lくらい入れました。ピートモスは10Lくらい。
※あぜ板プランターの下、高畝にもピートモスを3Lとバーク堆肥3Lくらい混ぜています。さらに硫黄粉もまぜています。
- 使用量(誤差あり):鹿沼土14L ピートモス13L バーク堆肥6~7L
あぜ板プランターを設置してみた
やはり35Lは大きい。いままで鉢植えは大きくても10号を使っていたので、比較すると別次元。
実は10枚、あぜ板300Nを購入したので、用土は35L×10=350Lも必要になります。畝の土壌改良も考慮すれば、350L×1.5倍=525L。腰痛の私にはキツイ。
どうしましょう。他の方のサイトや動画を見ると、自家製の腐葉土、剪定クズをチップにして堆肥化したもの、バーク堆肥などを使われています。
YouTube『福田俊』さんの『菜園だより200722ブルーベリーの苗植え』はあぜ板300Nを2枚使われています。大容量!
もしあぜ板300を2個使うと、直径は760mm、容量は約136Lに!さすがに136Lもの土を別途用意するのはキツイ。高畝の地植えなので、35Lで十分かな。
あぜ板を2枚使っても600円で、136Lの巨大な鉢植えと考えるとコスパはかなり良い!どちらにしてもこれだけ大きいと、仮に鉢植えだとしても簡単には動かせない。
しかしこれだけの大きさなら、育てにくいサザンハイブュシュ等の系統も、たっぷりピートモスなどを入れれば、pHの管理もしやすく育てやすいと思います。排水性は期待できるので、接木苗にすれば結果的にピートモスも節約できそう。
生育が悪いと感じている方は、あぜ板プランターで栽培すれば生育が良くなる期待も。
あぜ板プランターのメリット・デメリット
- あぜ板300Nを店頭に購入。1枚約300円。普通の地植えなら必要ないからデメリット?
- ブルーベリーの木が高くなる。300Nですと300cmm高くなります。
- 鉢植えみたいに移動できない。
- コンテナ栽培よりは通気性は悪い。
- 高畝にすることで排水性が良くなる。
- 植え替えしやすい。大きな鉢植えにできる。
- 樹高が見かけ上は高くなるので収穫がしやすくなる。泥はねが減る。木の根元にマルチングしている前提。
- 畝が崩れない。円柱状の高畝と言える。用土が少なくてすむ・・・けど、鉢植えよりは多い。
- 木の下の方の葉の裏も見やすく、虫を発見しやすくなる。
ここからは想像になりますが、植え替えしやすいメリットも。
例えばですが、畝を崩して、あぜ板プランターの底から根を断ち切れば、38cmのプランターからひっこ抜いた苗と同じになります。
プランターを切断したら、根のほとんどを傷つけず移植できそうな気はします。ちょっと大変そうですが、ジグソーなどで切れば楽かも。
とはいえかなり木が大きくなると枝が邪魔で大変そう。それと根も切ることになるので移動するなら強剪定した方が楽かも。
根が完全にプランター内に回り込んだら、外して根の具合も見られそう。ただ土の圧力がかなりありますので、外周部分をしっかり針金で巻く等の工夫は必要だと思います。
あぜ板に穴をあければ、強度は若干低下しますが、通気性も良くなります。強度低下は、周りに針金を巻いて補強すれば防げそう。ただし穴あけ自体は大変ですが。
あぜ板よりコストが2倍程度にはなりますが、コンテナを使う高畝栽培なら、さらに通気性もあり良好な生育が見込めます。
まとめ:あぜ板プランターでブルーベリーの地植え栽培
- 高畝で排水性が良い(用土はピートモス1:鹿沼土1を想定)。
- 植え替えする場合、一般的な地植えより根のダメージは少ない。
- 収穫がしやすい。樹高を高くすると収穫しづらくなりますよ?泥はねが減る。
- 畝が崩れない。円柱状の高畝と言える。用土が少なくてすむ・・・けど、鉢植えよりは多い。
- 虫を発見しやすい。
あぜ板は屋外使用が前提なので耐久性が高く丈夫。プランターとしてみた場合には、容量の割に値段も安価。
手軽に高畝栽培もでき、長物の野菜も育てられる優れもの。ブルーベリーの地植え栽培でも、本数が少なければ、使い勝手も良いので自宅の庭には最適だと思います。
ラビットアイを植えていますが、サザンハイブュシュやノーザンハイブュシュを植えるのも良いかもしれません。
ラビットアイを植えて、後からサザンハイブュシュを接ぎ木するのも想定しています。枯れ予防とピートモスの節約も視野に入れてます。1株あたり、あぜ板300円程度なので、十分に元がとれると思います。
こちらも読むとブルーベリー栽培に詳しくなります。
参考 ブルーベリーを早く大きくする効果的な方法3選!プラスα
参考 ブルーベリーの花芽の剪定・調整はこれで決まり?実は摘果がオススメ!
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。