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ブルーベリーの道法スタイル【DOHO STYLE】とは?

道法スタイル【DOHO STYLE】とは、肥料は農薬などを使わず枝を垂直にすることで、植物本来の力を引き出す栽培法。北海道の農法ではありません。

木をよく観察すると、先端に近い枝ほど勢いが良く、下に行くほど枝が水平になっています。

ブルーベリーは開帳性の品種より、直立性の方が高くなります。この道法スタイルの栽培手法、ブルーベリーにもかなり有効だと考えられ今、話題の栽培方法で注目されています。

※注 この記事は道法スタイルを直接学んだわけではありません。YouTube、ネット情報から私なりに解釈してまとめたものです。

※注 ここに記載している内容は、あくまでも個人の見解であり内容を保証するものではありません。実際に参考にされる場合にはご注意ください。万が一、不利益や不具合等を生じた、いかなる事象もすべて自己責任となります。
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ブルーベリーの道法スタイル

ブルーベリーを道法スタイルでやってみるのは、それほど難しくはありませんが、商業的にやる場合には効率よく栽培する必要があり、直接指導してもらう方が良いかな~と。

公式サイト 株式会社グリーングラス|農法の新スタイル「DOHO STYLE」

道法スタイルの栽培方法、垂直にするやり方、理になかっていると思いますが、ブルーベリーの品種や木の大きさ、栽培環境や年数等によってはアレンジが必要かも。

道法スタイルでのブルーベリーの栽培方法【私の解釈】

後述する『おぐらやま農場』さんの動画を元に、私なりに解釈してまとめたもの。

  • 開帳(水平方向)している枝を、折れない範囲で垂直に誘引する。
    道法スタイルでは、もっと枝を束ねます。私の場合は、探り探り試しています。
  • 夏剪定等で、枝分かれした夏の新梢(新穂)の弱い方を剪定。
    下記のような場合ですと、右の枝を切ります。
    枝分かれした枝
  • 冬剪定で、つまようじより細く短い枝は剪定する。
  • 冬剪定で、花芽がついている短い枝(15~20cm以下)は剪定。
  • 冬剪定で、太く勢いのあるシュートは残し、花芽がついていても古い枝は切る。
  • 冬剪定で、古い枝でも途中から強いシュートがでていれば、その先で切る(良いシュートは切らない)。
  • 花芽は、一個飛ばしに落とす。ただし枝が割りばしよりも細い枝の場合には、花芽は落として木を強く大きくする(ただしサンシャインブルーのような大きくならない品種は別)。下記のは摘花の例。もっと早くつぼみの間に落とすのが良い。
    ブルーベリーの摘花
    参考 ブルーベリーの花芽の剪定・調整はこれで決まり?実は摘果がオススメ!
古い枝とは?

これは、私の定義です。
つまようじクラスの細い枝で15cm以下、5cmくらいで花芽1~2個の枝ばかりの枝が集まった枝(結果母枝)。

道法スタイル実践者のYouTube動画

おぐらやま農場さんの【初心者必見!!】超大事なブルーベリーの剪定で気を付けるべきこと5選【無肥料栽培】【道法スタイル実践レポート】という動画は必見!

これまでのブルーベリーの剪定の常識ががらっと崩れ去るほどの衝撃を受けました。おぐらやま農場さんは、肥料については窒素肥料を与えないとの表現も。剪定した枝や下草等は与えられているかもしれません。

日当たり、風通し・・・の常識って・・・

【初心者必見!!】超大事なブルーベリーの剪定で気を付けるべきこと5選【無肥料栽培】【道法スタイル実践レポート】

なお、道法スタイルでは、ブルーベリーは『摘蕾、摘花、摘果』などはしないとのこと。下記のサイトでページ内検索で、『摘蕾、摘花、摘果』のキーワードで検索すると、該当箇所がすぐに見られます。

根拠 湧々事滴の記: 道法スタイル自然栽培セミナー@北杜

なお栽培されている品種や酸度調整などの情報はありませんが、研究でpHが高いとブルーベリーは弱り枯れていくケースも分かっているので、おそらく適正に管理されているのではないかと思います。

まとめ:ブルーベリーの道法スタイル

ブルーベリーの実

  • 枝を折れない範囲で垂直に誘引する。
    (厳密な道法スタイルと違うと思います)。
  • 夏剪定で枝分かれした新梢(新穂)の弱い方を剪定して1本にする。
  • 短い枝は剪定し、強い枝を残す・・・ことにより、新しいシュートを出させる。
  • 花芽がついている短い枝(15~20cm以下)は剪定。
  • 太く勢いのあるシュートは残し、花芽があっても古く老化した枝は切る。
  • 冬剪定で、古い枝でも途中から強いシュートがでていれば、その先で切る(良いシュートは切らない)。
  • 花芽は、一個飛ばしに落とす。ただし枝が割りばしよりも細い枝の場合には、花芽は落として木を強く大きくする(ただしサンシャインブルーのような大きくならない品種は別)。

などが、私が道法スタイルを解釈した内容ですので、間違っているかもしれません。お仕事でされる場合には指導を受けないとリスクが大きいと感じました。私は、あくまでも趣味です。

道法スタイルは、無肥料、無農薬というわけでもなさそうです。例えば病気になりやすいブドウ等では、おそらく農薬は使われるのではないかと思います(推測)。

無肥料とはいえ、まったく肥料を与えたことがない痩せた土地の場合には、初期の段階では堆肥などを入れているか、すでに土が肥えているのではないかと考えます。品種等の条件によっては変わる可能性も。

まだ一般的にはなっていない道法スタイル。自己流で解釈して商業、プロ農家さんはリスクが大きいのでされないとは思いますが、私のような家庭菜園、趣味レベルであれば取り入れても、さほど問題はないかと。それよりも新しい刺激があると楽しい。

どこかの大学や研究機関で、道法スタイルの栽培方法を研究して論文にまとめてくれないかな。

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