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ブルーベリーが紅葉!枝がしわしわの原因はコガネムシ?

コガネムシにブルーベリーの細根を食べられると、次のような症状がでる可能性があります。

  1. 木がぐらぐらする。
  2. 季節外れの紅葉。
  3. 枝がしわしわ。
  4. クロロシスもひょっとすると、栄養が吸えなくなった結果の時もあるかも。

ブルーベリーが11月も中旬になりティフブルー1本だけが急激に紅葉がすすんでいました。しかも葉が徐々に硬く反り返ってきたり、下向きになってきた。

ちょうど落葉時期で油断していたのもありますが、落葉にしては葉の状態が例年と比べるとおかしい。

さらに数日後(※注 もっと前から、枝がシワしわになってきていたかも)、今度は枝がシワしわになってきた。

もしや、これはコガネムシ被害かも。細根を食べられると、あるときを境に急に葉っぱが紅葉(変色)してきます。葉っぱは紅葉というより、褐斑病などの病気もありそう?

ここで、コガネムシが原因かもと考えました。ちょっと遅すぎ。

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しわしわの考えられる原因

しわしわの枝

※根腐れの可能性もありますが、時期的に水やりは控えていたので、逆に水切れの可能性もありますが、夏ころからすでに根が弱っていた可能性も捨てきません。

幹の根本を揺らしても、ぐらつく感じはしませんが、それは太い根だけが生き残っているだけの可能性も。

樹の根本付近の表層を掘ってみると、細根が全く見つかりません。下の方には数ミリの太さの根っこはありましたが、細根が見つからない。あまり掘り返さないうちに、少し干からびたコガネムシがでてきました。

やば。

11月の初旬にダイアジノン5を散布したので、それで退治できた可能性はありますが、その前に根を食い荒らしていた可能性も。

本来はすべて掘り返して、根を確認して土を入れ替えるくらいしなくちゃいけないですが、鉢植えではなく地植えのため躊躇しています。他の品種も、そろそろ紅葉が始まり落葉するので、この木は来春まで放置します。

とりあえず予備の苗を鉢植えで栽培しているので、また3年生からの再スタートになりそうです。

枝がしわしわになった樹へ対処したこと

葉をすべて落とし、枝を強剪定
2~3月頃に、さらに剪定予定。

対策

  1. 落葉時期の11月下旬ということで、葉をすべて落とした。
  2. しわしわになっているところまで、枝をすべて切り戻し(剪定)した。強剪定。
  3. 根のサイズに合わせて、鉢植えに植え替える。← 今回は地植えのままにしました。すでに挿し木して育てた予備苗もあるため、失敗しても問題ないので。

その後の経過

剪定の1週間後、2週間後、枝のしわしわは進行していません。葉を落として蒸散がほぼ止まったので、根から吸い上げる水分量で足りているようです。もうそろそろ休眠期。

剪定した枝は、もったいないので旧枝挿し(さし木)。

剪定した枝を水に丸1日、浸漬。
念のため1000倍くらいの液肥。

下記のような挿し木があと3箇所あるので、おそらく50本くらい。

いままでブルーベリーは緑枝挿しばかりで、休止挿しをするのは初めて。どれくらい成功するか分かりませんが、もともと捨てる予定の穂木なので気楽にできます。成功した苗から選抜して、勢いの良いものを数本残します。成功しすぎると処分のときに悩みそう。

コガネムシをチェック

今回の件で、表層を掘りコガネムシをチェックしましたが、1匹を除き発見できず。他の元気な樹にも2ヶ所で1匹ずつ、お亡くなりになっているコガネムシを発見。11月に入ってダイアジノン5を散布した効果だと思います。

その発見した樹の表層を掘り返しましたが、他に幼虫は見つけられませんでしたが、根っこの中にいる可能性は十分にあると推測。

ネグサレタイジ

表層にネグサレタイジ(えん麦の野生種・緑肥・ネコブセンチュウ対策)を植えて、コガネムシ対策に・・・効果は薄そうですが、根っこの食害を分散させる目的で効果は不明。

今後は草は無理して抜かず、地上部をカットするだけにして、雑草の根っこも食べてもらう作戦。年2回のダイアジノン粒剤5の散布はきっちり行う。夏前には枯れるので、根は水の通り道になり排水性が良くなるかもと期待。

庭の周辺の地面には、以前はどこを掘ってもコガネムシがでてくる環境で、お隣は草まみれの土地(定期的に除草はされているけど、除草されたタイミングで我が家の庭に虫が集まる気がする)。なので、虫も多数がそこからやってきますので、虫の害を完全に防ぐのは無理っぽい。

根腐れも原因の1つ

秋に紅葉が始まるのは普通ですが、もしかしたらコガネムシ、あるいは根腐れも原因の1つの可能性も。

  1. 紅葉(季節を問わず)。
  2. 葉にが元気がない。
  3. 新梢があまり伸びない。

これらの症状がでたら、根腐れの可能性があります。

コガネムシではなく、意外と根腐れのケースも。私はブルーベリー用土に、ピートモスと鹿沼土を1:1の用土を使っていますが、鉢がそこに1つしかないプラスチックの鉢等だと、排水性が良くても稀に根腐れになるケースも。また鉢底に水がたまるスペースがある、水切れ対策された鉢が原因で根腐れしたこともあります。

このような場合は、強剪定して小さな鉢にすぐ植え替えると助かる可能性があります。私の場合、長期、でかけることがありオニールにこの鉢をつかったら、帰宅したら根腐れで枯れそうになっていました。

強剪定して植え替えたら、生育は2年遅れになりましたが無事に復活できました(ポット苗を買った当初、剪定枝を挿し木した苗の方が大きくなりました)。

まとめ:ブルーベリーが紅葉!枝がしわしわ

今回は樹を掘り上げて土をくまなくチェックしたわけではないので、もしかするとコガネムシが残っている可能性もあります。

2年前にこのようなときのために、挿し木し予備苗を育てています。すでに購入した時より大きくなっているので、来年だめなら入れ替える予定です。

もし場所があるなら、予備苗を作っておくほうは良いと思います。

ブルーベリーの紅葉は、虫ではなく根腐れの可能性もあります。今回はコガネムシがでてきましたが、細根がまだあるので根腐れの影響もあります。あるいはその両方の影響も。

このように原因を1つに絞るのが難しかったり、樹を抜いて確認するのを迷う場合は、とりあえずコガネムシに登録のあるダイアジノン5を散布して、強剪定をしつつ剪定枝を挿し木して保険をかけておきます。

このようにしておけば、万が一枯れても復活できます。私の場合は、買ってすぐ小さなポット苗でも、剪定枝を必ず挿し木(登録品種は挿し木できない)してバックアップの苗を作っておきます。

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