ブルーベリーは、生食やジャムで食べられるおなじみの果物。でも私は食べず嫌いで好きではありませんでした。
しかし家族でブルーベリー狩りで、摘みたてを食べたら美味しくて、それから病みつきになりました。
品種によって、甘味が強いものや果肉の硬さが違うものがあるのも、その体験で知ることができました。
そこで新鮮なブルーベリーを、自宅でも味わいたくて2本植えてみたのですが、1本が枯れてしまいました。
それで苗を手っ取り早く増やす方法として、ブルーベリーの挿し木をすることにしました。
挿し木の手順と材料
様々な木が挿し木で増やすことができますが、ブルーベリーは、時間がかかりますが増やしやすい木の1つです。
挿し木に必要な材料はこちら
- 今年、生育したブルーベリーの若い枝
- ピートモス
用土に酸性のピートモスとしたのは、ブルーベリーが酸性を好むからです。
入手はホームセンターで大抵、入手できます。少量であれば、100円ショップなどでも手に入るかもしれません。植物によっては枯れてしまう場合もあるので注意してください。
用意したブルーベリーの木を挿し木します。
- 準備した枝だを10cmくらいに切断します。
- 上の葉を2~3枚ほど残して後は、手で取り除きます。
- ピートモスを穴あきの容器に入れて、たっぷり水が染み出てくるくらい水を掛けます。
- 先ほどカットした若い枝だを図の様にさらに斜めにカットしたらすぐにポートモスに植えてきます。
切れるカッターナイフなどで、枝の切断面をつぶさないようにできるだけ鋭くカットするのがポイント。 - 最後に水を掛けて、日影の所に置いたら、朝晩、乾燥しないように水を与えていくと、2ヶ月くらいで発根してきます。(温度や品種によって発根までの期間は変わります。)
こちらの動画解説も参考に。
2~3ヶ月ほどして、根が出てきたら育苗ポットへ植え替えします。アジサイなどと違い、発根までに時間がかかります。
必要な材料はこちら。
- ピートモス
- ボカシ肥料
1分30秒ほどの動画で、コンパクトにまとめられています。
苗を植え替え
ポット全体に根が回ってきたら、大きな鉢に植え替えるか、地面に植えていきます。
ある程度大きな鉢に植えても、根が鉢に広がると生育が低下するので、葉が落ちたら大きめの鉢に植え替えるか、土を崩して外周部分の土と根を少し取り除きます。
鉢に戻すときに、ピートモスを足して植え替えします。ボカシ肥料を与えたら、水やりしたら完成。
ブルーベリーの鉢の植え替え動画
ブルーベリーの品種の選び方
ブルーベリーは、気候によって品種選びが異なるので、もっとも簡単なのは、地域の園芸店やホームセンターで販売されている品種を購入することです。
その点、ネット通販で購入される場合は注意が必要になります。
北海道や標高が高い地域では、ノーザンハイブッシュという品種が向いています。
その他の地域ではこの3品種を育てることが可能です。
- ノーザンハイブッシュ系
- サザンハイブッシュ系
- ラビットアイ系
ハイブッシュ系とラビットアイ系は、相性が悪いので一緒に植えない方が良いです。
選ぶポイント
同系の2品種を植えるのが奨励されています。
ノーザンハイブッシュ系の、A品種とB品種を植えると失敗が少なくなります。
違う系統の品種は不向きということです。店頭やネット通販でも、系統の表示や注意書きが記載されているので、それを見ればわかります。
面倒ならネット通販で、2つの品種をセットしたこちらを購入すると楽です。
品種の中にも、大粒、小粒、収穫時期や味などに差があるので、苗を購入される場合は注意が必要。
なお味については、実際に食べてみないとわからないので、判断するのは一番難しいでしょう。できればお近くの、ブルーベリー狩りを行っている農園で味を確かめるのが一番です!
【プロ編】ブルーベリーの挿し木(休眠枝挿し)
初級編ではなく、プロ流のやり方が動画で解説されていますが、参考になる部分も多いので紹介したいと思います。
まとめ:ブルーベリーの挿し木の仕方
ブルーベリーの挿し木の仕方やプロの技はいかがでしたか?
基本形をマスターすれば、他の果樹や草木に応用ができるので、ぜひ基本をマスターするとかなり面白いですね!
ブルーベリーの接ぎ木の仕方はこちらが参考になります。
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