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挿し木革命?ブルーベリーの休眠挿しや緑枝挿しではないやり方!

第三の選択肢。

背の高いプランター

風よけにプランターを使用したブルーベリーの挿し木。

ブルーベリーの挿し木は、2つの適期があります。

  1. 3月、昨年のまだ葉がでていない枝を休眠挿し。(プロ農家が一般的に行う)。
  2. 6月頃に、今年伸びた枝を使う緑枝挿し。(苗木が足りないときに行う)。

一般的には上記のような時期に、挿し木するのが良いとされています。

ところが私の場合、このどちらでもない5月頃に、挿し木を行いました。

具体的には昨年の枝から葉っぱや新芽がでた枝を使い挿し木。実は成功率がかなり高く、マッチ棒サイズの枝でも簡単に成功しました。

休眠挿しや緑枝挿しの中間的な時期の挿し木。ブルーベリーの常識を破る挿し木革命がおこる予感。

※注 この記事は挿し木時期は、4月下旬~7月上旬(中間地)を想定しています。

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春に始める挿し木は簡単で早い

そもそものきっかけは、ホームセンターで5月頃に購入した小苗を選定したときにでた小枝がもったいなくて挿し木したこと。

それに予備、欲しいじゃないですか。枯れたりしたときのために。そもそも私は休眠挿しなんて知らなくて、これが普通だと思ってやったわけです。レモンの木やぶどう、アジサイ、トマトなども同様の枝を使い挿し木してきたので、これもいけると思いました。

プロ農家さんの挿し木事情

『YouTubeで3月に挿し木する休眠挿しを見たけど」。

プロ農家さんは休眠挿しをされていますが、それは3月頃は農作業がまだ少ない時期だから。まだ果樹は休眠状態で、作業が少ないその時期に挿し木をするのは理にかなっているからでしょう。慣れてしまえば、管理もそれほど難しくはないですし。

趣味の園芸レベルであれば、葉っぱがでてきた時期でも簡単に挿し木できます。

挿し木は、温かい4~5月頃にやるのが、発根も早く、その後の環境も良いので楽で成長も早い。

4月下旬~7月上旬の挿し木

葉がでて硬くなった4月下旬以降に(地域差あり)に挿し木をすると、成功率が高くなります。ここからはあくまでも私の想像ですが、葉が光合成をおこない栄養を補給してくれるので成功率が高くなると推測。

休眠挿しは枝の栄養分を使い、新芽をださせてから発根します。

その点、すでに葉がでているので休眠挿しより自力で栄養を確保できるのが大きい。そのためホームセンターで購入した2年生、3年生の剪定した細い枝でも容易に挿し木が可能になります。普通はマッチ棒サイズの細い枝は使わないらしいですが、これを使っても十分に挿し木ができますし、大きくなります。

「そんな細い枝で育つわけがない!」という方もいらっしゃるようですが、できました。

そもそも種で植えると、それこそ髪の毛サイズの芽がでてきて、そこから大きく育てます。それよりはるかに早く大きく育ちます。

実際に挿し木をして分かりました。発根までの期間が、休眠挿しより早い(緑枝挿しも早い)。

一般的にはこの時期(地域差あり)は、緑枝挿しと言われる時期ですが私の場合、ホームセンターで売れ残りの苗(2~3年生の苗。価格でいうと398~1000円)を購入したので、すでに花が咲き実もついているものが大半でした。もしかしたら枯れるかも。栽培に自信がなかった私は、予備(バックアップ)に挿し木をやってみました。

緑枝挿し

5月中旬に挿し木した苗。細い貧弱な剪定枝を使用

具体的には、剪定したときの枝を使い挿し木を開始。5月のゴールデンウィーク~6月の中旬に購入した苗の選定枝を使いました(十数品種で挿し木)。

繰り返しになりますが、マッチ棒サイズでも、この時期なら挿し木は十分にできます。ポイントはすでに葉があること。休眠挿しの細い枝だと栄養分が足りない可能性がありますが、すでに葉がでていれば葉を出させる栄養分が必要ないので、それだけ栄養が少なくてすみます(推測)。また葉が光合成をしてすぐに栄養を得られます。

結論からいうと、普通に成功しました。おそらくですが成功率は9割程度だと思います。はっきりしないのは、あまりにも成功したので生育が遅いものは破棄したためです。

それでも200本近くも残っているので、さらに厳選して減らしたので、成功率は気にしていないからです。それくらい簡単です。(秋に購入した苗をまた挿し木したので200本を軽く超えました)。普通に庭で植えるには場所が足りなさすぎです。厳選して10本くらいにしなければ・・・庭を歩けなくなる。

難しいと思われる方は、単純に発根まで数か月かかるからです。トマトやイチジクの挿し木を7月頃にやると1~2週間で発根するのと比べると、難しいと思うかもしれませんが、時間がかかるだけで成功率が悪いわけではありません。

くれぐれも増やしすぎ注意。庭を安全に歩く場所がなくなります。

※枝は細くてもできますが、鉛筆やお箸サイズの太さであれば、その後の成長は早いです。太めの枝があるなら、そちらを優先して使いましょう。あくまで私のように小苗で小枝しかない場合です。

発根に2~3か月

10~3月頃であれば、室内で挿し木をしても発根までに3か月くらい。5月頃に行うと気温が高くなるので、2か月後の7月には発根しました(’品種や苗の状態、気温、湿度等、挿し木の環境等によっては変わるかも)。休眠挿しより1か月は短縮できます。

またこの時期は梅雨になるので、湿度も高く初心者には挿し木に向いた時期です。

枝が細くても葉がでて発根すれば、十分に大きくなります。休眠挿しは昨年の充実した枝でないとダメだと言われますが、この時期であれば問題なし。発根し新芽が大きくなると、挿し木したときの枝より太いシュートと呼ばれる太くて強い新芽が伸びてくるので問題なし(シュートの出やすさは、品種にもよるとは思います)。

挿し木のポイントは5つ

ブルーベリーに限らず挿し木するポイントは次の5つ。

  1. 気温(地温)
  2. 日光と遮光
  3. 挿し木用土
  4. 適度な水やり頻度
  5. 枝を動かさない。

発根するためには、活発な細胞分裂が必要になります。そのためには適度な温度が必要です。寒すぎても高すぎても失敗します。1日のうちで室温が20度程度を保て、夜~朝でも10度以上(できれば15度)を保てれば挿し木は可能です。

特に大事なのは最低気温。いくら日中に気温が30度くらいになったとしても、朝が2度や3度になると挿し木は時間がかかります。最低気温は10度以上になり日中に20度を超えると、芽が動きはじめ葉がでます。寒い時期の挿し木は、まず葉がでてから1~2か月してから発根しはじめます。

もし芽がでていなければ発根もしていません。芽がでないということは、温度が足りないということです。芽を出させないと挿し木に成功しません。

温度を上げる方法としては、室内でも透明なビニールで覆ってあげると、太陽光が当たると日中は気温を上げることができますし、朝方の気温低下をゆるやかにすることも。

また挿し木をフタなしの発泡スチロールに入れると、冬の冷気から守り保温することができます。窓際は冷気で温度が下がるので、まどにプチプチをして冷気を防ぐ方法もあります。

太陽光と遮光

青い空と太陽

挿し木に必要なのは適度な光。半日陰と言われますが、葉をつけているので光は重要です。葉が展開しているので、しっかりと光にあてて光合成をさせます。たっぷりと枝に栄養が蓄積されると、その栄養分を使い活発に発根を開始してくれます。

ここまでくれば、挿し木はほぼ成功します。

寒冷紗で日よけ&風よけ

ただし真夏は日差しが強いので、50%くらい光をカットしてくれる遮光ネットを使います。朝から夕方まで光がよくあたる場所では、遮光ネット70%くらいでもOK。

私は100円ショップで遮光ネットを購入しました。遮光率が2種類ありました。いまは分かりませんが。

挿し木用土は鹿沼土

ブルーベリーを室内で挿し木される場合は、用土は酸性の鹿沼土をおすすめします。

鹿沼土

一般的にはピートモス(酸性)を鹿沼土に混ぜるのですが、室内ですとコバエなど虫が発生する可能性があるので、有機物を含んでいない鹿沼土が安心です。

ブルーベリーは適度な酸性でないと枯れてしまうので、そういう意味でも酸性の鹿沼土が適しています。

また鹿沼土は、適度な排水性と保水性があるので植物の挿し木に一般的に用いられています。また安価なのも理由の1つ。

屋外で挿し木される場合には、鹿沼土とピートモス(酸度未調整の酸性のもの)を1:1の割合で配合したものを使います。ちなみに配合する容量は、重さではなく体積でOKです。

実は配合が適当でも挿し木はほぼ成功します。

例えば・・・

  1. ピートモス7割、鹿沼土3割。
  2. ピートモス5割、鹿沼土3割。
  3. ピートモス1割で鹿沼土9割。

どの用土でも発根します。重要なのは適度な酸性と保水性。ベテランの方は、ピートモス10割でされる方もいらっしゃいますが、乾燥すると給水しなくなり失敗の確率が高くなるので、初心者の方にはおすすめしません。

水やり

発根するまでは、雨の日を除き毎日の水やりは欠かせません。

大事なのは用土の表面が乾いたら、たっぷり水を吸わせます。水やりは朝でも夕方でもかまいませんが、朝に水をやっても夕方に乾いていれば水を与えます。

ちょうど梅雨時期に入るとそれほど遮光ネットも必要なく、水やり頻度も下げられるので楽です。

旅行など2泊3日で水やりできない場合、自動潅水システムを導入する方法もありますが、ポットにしたから水を吸わせる方法もあります。長期間は難しいですが、1~2日であればこの方法でもなんとかなります。遮光ネットは必須。

枝を動かさない

挿し木用の枝は動かさない。 発根するか微妙なとき、カルスができかかっているときに枝を動かすと、挿し木の成功率が下がる可能性があります。

そもそもブルーベリーの苗木を植えるときも、支えをして木が動かないようにしないと強風で苗が倒れて根が切れてしまう可能性があります。せっかく伸びてきた根が切れたら成長が遅れます。

挿し木も同じ。根がでてきても風で動いたりすると、発根したての根が切れるおそれもあります。最悪、根が取れてしまい失敗するリスクも。

よほどの理由がない限り、枝はあまり動かさないようにします。水やりも枝がぐらぐら動くほど、強く水をかけるのはやめましょう。

まとめ:ブルーベリーの休眠挿しや緑枝挿しではないやり方

挿し木しやすいのは5月でした。あくまでも私の環境での話です。私が実際にブルーベリーの挿し木をやった経験上、少量であれば実はほぼ一年中できます。

たとえば9月、10月でも12月や1月でも可能です。ただしプロ農家さんのような、何万本も大量に挿し木するのには向いていません。ホームセンターで購入した苗の予備(バックアップ)に少量を挿し木するのに向いたやり方です。

必要なのは温度。私の場合、趣味の園芸レベルなので12月の終わりごろや1月、2月に、室内の日が当たる窓辺で挿し木をしました。こんな時期でも成功します。

真夏に屋外で挿し木は難易度は高い。気温40度、乾燥した湿度、ギラギラした直射日光、ポットの中は煮えているかも。遮光は絶対に必要だと思う。真夏は空調(エアコン)の効いた涼しい室内の窓辺が良いと思うけれど・・・
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釣りやほったらかしのレモン栽培などをきっかけにブログで発信。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。
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