シャコバサボテンを交配しました。狙いは新品種・・・というより、一度はやってみたかったから。
実はここ3年ほど失敗。今年、成功して分かったのは、失敗した原因。
いままでの品種は、花粉がなかった!(あるいは極端に少ない)。
人工授粉しても、めしべに花粉が全くつかなかった。
今回、改めて知ったのは花粉が少ない、あるいは全くない品種の場合は交配に失敗すること。
※注 この記事は、今後も改訂していきます。もしよろしければ、ブックマーク(お気に入りい)にしていただければ幸いです。最後に掲載したプロ農家さんのリンク先サイトは必見!
目次
花粉のある品種との交配
シャコバサボテンは鉢植えしているので、交配する鉢同士を横に並べて、花同士を優しくこすりあわえます。花粉が付着したのを確認したら、次々に受粉させていきます。どれが成功するか分からないので、できるだけ数をたくさんこなします。
受粉が成功し成功すれば、花は落ちず根元付近が徐々に膨らんできます。結実しても種になって芽が出るとは限らないので、受粉はできるだけ多くやりました。
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交配に失敗するとしぼむ
どれだけ受粉させても、全く結実しない品種(ここでは仮に品種AとBに)もあります(2年連続で失敗した経験あり)。筆者が成功したのは、新しく買ってきた品種Cを導入してからです。花粉がでていたので、これはいけると思い品種Aと品種Cやってみたら、どちらの品種も結実。品種Bは失敗。開花時期がずれていたので、それが原因なのか相性かもわかりません。とにかく成功した実を大事にします。
結実してから実が採れるまで
野菜などと違い、結実(してから種が採れるまで半年以上もかかります。それまで水を切らさず枯らさないように注意しながら管理することになります。
肥料は緩効性肥料やシャコバサボテン専用肥料を使います。筆者の場合、水耕栽培用の肥料も月に1回くらい与えることも。
シャコバサボテンの花粉を保存する方法
シャコバサボテンの花粉を適切に保存することで、交配のタイミングを調整し、希望する品種を効率よく育てることができます。以下に、安全かつ効果的な花粉の保存方法をまとめました。
1. 花粉の採取方法
- 開花直後に採取
・花が完全に開いたタイミングで、健康な花の雄しべから花粉を集めます。 -
ブラシやピンセットを使用
・細かい筆やピンセットを使い、花粉をやさしく取り出します。 -
乾燥させる
・湿気を含むと保存に影響するため、風通しの良い場所で数時間乾燥させます。
2. 花粉の保存方法
- 紙またはアルミホイルで包む
・乾燥させた花粉を、小さな紙袋やアルミホイルに包みます。 -
密閉容器に入れる
・花粉が湿気を吸収しないように、乾燥剤と一緒に密閉容器に保存します。 -
冷蔵または冷凍で保存
・短期間(数日~1週間):冷蔵庫(5℃前後)で保存
・長期間(数週間~数ヶ月):冷凍庫(-18℃以下)で保存
3. 花粉の使用方法
・保存した花粉を使用する際は、結露を防ぐために常温に戻してから使用します。
・筆や綿棒で雌しべに軽く付着させることで交配が可能です。
適切な方法で保存すれば、花粉の活性を維持し、交配の成功率を高めることができます。シャコバサボテンの交配を楽しみながら、お気に入りの品種を育てましょう!
シャコバサボテン交配ガイドまとめ
様々な色のシャコバサボテンが売られています。その中からお気に入りの品種を選び、交配して自分だけのオリジナル品種にチャレンジするのも趣味の楽しみのい1つ。
さすがにプロのように数千、数万株から優良品種を選抜するのは場所や手間の問題で難しいですが、自分の栽培環境にあった品種を選抜できるかもしれません。
シャコバサボテンは野菜などと違い、種ができるまで時間がかかるので品種改良は大変ですが、趣味で楽しむ分には良いのではないかと思います。
もしかしたらシャコバサボテンを栽培される何万人の方々が交配すれば、確率的に優良、有用な品種が誕生するかも。それをさらにプロの方が選抜すれば・・・とか妄想も(笑)
ともかく趣味でやる交配は、楽しみながらやっていきましょう。
下記のリンクは、プロの栽培農家さんの交配の記事で、とても参考になります。ぜひ、チェックされることをおすすめします。
参考 花岬農園 : シャコバサボテンの品種改良・交配について
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。