シャコバサボテンのつぼみが大きくならない。
それどころか、つぼみがしぼんで落ちてしまいます。
そんなことってありませんか?
せっかくきれいな花が見られると期待したら、いつまでもつぼみが膨らんでこないことがあります。これはもしかして病気!?
つぼみが大きくならない原因はこれだ!
その場合は、このどれかに該当しています。
- 栄養が不足している。
- 根が弱い。
- 分岐し過ぎ。
- 葉が未熟。
- 水分不足。
シャコバサボテンに栄養が足りって、どういうこと?
シャコバサボテンが花を咲かせるのは、実をつけて子孫を残すためですが、これに栄養をかなり使います。
しかし挿し芽をしてから期間が短いと、シャコバサボテン全体で栄養が不足しています。
根や葉に栄養を蓄えているのですが、春~秋に十分に貯められなかった可能性大。
詳しく見ていくことにしましょう。
根が弱い
シャコバサボテンは土の中で、トマトなどの様に短期間で根を広く深く張るタイプではありません。
(弱った根っこ。根の数も少ない)
その上、家庭で植える場合には生育環境(温度や湿度、日照時間)が最適とは言えませんので、根がしっかりと根を増やせないケースもあります。
また挿し芽の株によっては、ばらつきがあるので、つぼみが大きくならない枝もでてきます。
このような場合、土をシャコバサボテン専用の土を使うと改善されます。適度な保湿と空気があると、根がしっかり広がるので根が強くなります。
もし自分で土をアレンジされている場合は、土を専用のものに変えましょう。
私は挿し芽の3年目、花が終わって桜が咲く前くらいに、鉢を1段階大きくして根の周りの土は無理して落としませんが、根が張っていないところは土を交換します。
分岐のし過ぎ
葉を分岐し過ぎると株が弱ります。
先ほどの根の強さと大きく関係しています。挿し芽から伸びた葉が、どんどん分岐していきますが、根の力が弱いのに分岐する数が多いと、やがてその株が破綻します。
具体的には、葉がしわしわになってひどい場合には枯れてしまいます。こんなときは、思い切って分岐の数を減らします。
分岐をたくさんすれば、確かにつぼみはたくさん付くようになりますが、栄養や水分を花に遅れないので大きくならず、最終的には落花します。
取り除いたしわしわの葉を、挿し芽にしてみることをおすすめします。しおれたシャコバサボテンも、水を与えてあげると元気に復活することがあります。
葉の一部が枯れたものは、復活は難しいので避けてくださいね。
葉が未熟
花を咲かせるまでに葉が十分に成長しないままつぼみをつけてしまうと、栄養や水分が足りずにつぼみが大きくならないです。
新芽がある程度の大きさになってからつぼみを付けるまでに、2ヶ月くらいの期間が欲しいですね。
もちろん若い赤っぽい葉でも花を咲かせられるのですが、それは根に十分に力があって、栄養や水分を花に送り込めるからです。
バランスが悪いと、途中でつぼみだけではなく、葉自体がしわしわになって、しおれて最後は枯れます。
水分不足については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
シャコバサボテンのつぼみが大きくならないと、その後、コロンと落ちてしまいます。
一旦、成長が止まると復活できないので、つぼみがつく3ヶ月、4ヶ月前から株の成長を気にしてあげてくださいね。
満開になると良いですね!
参考 シャコバサボテンの葉がしわしわ!復活する応急処置のやり方を紹介します♪
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