「可哀想・・・」
冬でもないのに、なんだかシャコバサボテンの葉っぱが赤い。しかも良く見ると、葉にツヤやハリがない。なんか、私のお肌みたい(汗)
6月、7月、8月頃は気温が高くなり、シャコバサボテンにとっても過酷な環境です。
見た目は熱帯地方のサボテンのように感じるかもしれませんが、強い日差しや高温は苦手。
そこで夏を越すポイントについてまとめました。
危険な真夏の管理
通常、シャコバサボテンは鉢植えをしているので、葉が赤くなるのは根が弱っているから。
実は水やりを多くしても、すぐに根腐れしにくいと感じています。その理由の1つは、水耕栽培でもシャコバサボテンは育つからです。
「まさか!そんなこと出来るわけないでしょう。根腐れしますよ」という方もいると思いますが。
こちらの記事を読んでいただければ、水耕栽培で立派に花を付けている様子を写真に収めました。
つまり水やりし過ぎたから、根腐れするというのは、ちょっと違います。大事なのは呼吸。
根も酸素を吸う
「今年、植え替えしましたか?」
そもそも根腐れというのは、根が腐ってしまうからですが、その原因は水やりではなく酸素不足。
根に適度に酸素が行き渡れば、根が水に浸っていても根は腐りません。
狭い鉢に、何年もシャコバサボテンを植えっぱなしにしていると、根が鉢の土にたくさん伸びて、空気が通る場所もなくなります。
さらに高温になると水に溶けていられる酸素も、ぐっと少なくなります。
すると根が呼吸困難になり、水分も栄養も葉に送ることができにくくなり、葉が夏バテを起こして赤くなります。
それを防ぐには、根が伸びる空間を増やすことです。
シャコバサボテンを緊急に植え替え
葉がどんどん赤くなっていくのは、かなり危険な状況です。そのままでは、葉がシワシワになったり、斑点がでてきて枯れ始めます。
まず緊急の場合なので、こちらの方法で鉢を水につけて、取りあえず水分補給をします。
まだ根や株に元気が残っていたら1週間ほどで葉が元気になりはじめます。でもさらに悪化するようなら、あれをやります。
シャコバサボテンを緊急に植え替え
本来は、真夏にやるべきではないのですが、このまま放置していると枯れてしまう恐れがあります。
すぐにこちらの方法で植え替えを行ってください。
注意点としては、いま使っている鉢よりも一回り大きいサイズに変更してください。
植え替えるとき、根の状態をみて腐っているところは取り除いてください。根の形が崩れても大丈夫です。
混み合っているところがほぐれるので、酸素が行き渡りやすくなりますから。
土は、バーキュライトや鹿沼土を多めに。用土の半分くらいは混ぜても平気。園芸書とは違うかもしれませんが、これで立派に花を咲かせています。
花の土が半分くらい入っていれば十分。水耕栽培でも育つくらいなので、土に栄養がたっぷり入ってるより、通気性や保水性が適度にある方が良い。
これで元気にシャコバサボテンが夏を越し、葉が元気になります。写真では分かりづらいかもしれませんが、葉の色が濃くなりツヤが出てきたのが分かると思います。
葉が赤くなったり、シワがひどい所は、少し取り除いてもOK。根が元気になれば、また新芽がでてきて花を咲かせてくれるようになります。
もし、万が一、秋の花に間に合わなかったとしても、3月頃にも咲かせることができます。シャコバサボテンは、花を咲かせるチャンスが年2回あります!詳しくは下記の記事まで。
まとめ
シャコバサボテンは、夏場は直射日光を避けて半日影で十分に育ちます。
夏越し頃の6~7月頃は太陽の位置が高く、窓からの光が半日くらいしか当たらないのですが、それがちょうど良い感じ。
早めに植え替えを検討してみてください。
9月以降に植え替えると、花に影響が出てくるかもしれませんので早めに対処を。
あ、そうそう。水やりの時期が分かりにくいときは、用土の一番上に鹿沼土を敷いて置いて、完全に乾いたらたっぷり水やりすればOK。
ちなみに手遅れになったら、根腐れが進行して枯れかけました。
良かったら下記の記事も参考にしてください。
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シャコバサボテンの葉がしわしわ!復活する応急処置のやり方を紹介します♪
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。