我が家のシャコバサボテンが、今にも枯れそうな状況になりました。
その鉢は私の管理ではなかったのですが、やっぱりなという感じ。
おそらくは根腐れ。
原因は、長期間にわたって植え替えを怠ったからと予想。
「そろそろ植え替えた方が良いですよ」と、アドバイスしたのですが・・・
そこで私がシャコバサボテンの緊急オペ。
葉がしわしわ、枯れるのを防ぐ緊急オペ
まず根の状況を確認するために、鉢からシャコバサボテンを取り出します。
すると驚愕の事実が発覚。
根がほとんど腐ってる!
これじゃ水分を吸い上げられません。おそらく連日の暑さで根っこが蒸れて、呼吸困難に陥ったのではないかと予想。
早速、シャコバサボテンの根のオペを開始します。
腐った根を除去
一旦、シャコバサボテンの根が腐ったら治りません。
あきらめて痛んだ根っこを除去します。良く観察して、まだ生きている根があればセーフ。その株は再生可能です。
生きている根を慎重に残して、腐っている部分だけ取り除きます。
鉢一杯に広がっていた根の大半は、ほとんど腐って手がつけられませんでしたので除去。もし、もう少し早い段階(4月頃)に植え替えていれば、今年の秋に花を咲かせられたハズです。
大きな根が数本、短い根もわずか。これではシャコバサボテンの全ての葉を維持することができません。
枯れた葉も減らす
次に葉も除去しました。
根が極端に少ないので、葉もできるだけ除去します。
考え方としては、挿し芽(挿し木)と同じ考え方で、葉から蒸発する水分を減らすため。おそらく根腐れして、吸い上げられる水の量が減ったので、葉がしおれたから。
その葉を減らせば、いまある根だけでも葉に水を送れるので、また復活して新芽が伸び始めます。
ぱっと見た目、1/5くらいに小さな株になりました。
これでもまた1年もすれば、立派な大きさになり見事な花を咲かせてくれます。
鉢を交換・通気性をアップさせる
まず鉢を1サイズ、大きなものに交換。今回は2サイズ大きくしました。
鉢底の石、赤玉土、花の土、バーキュライトをダイソー(100均)で購入して用意。
土は、保水性と通気性を考えて、バーキュライト、赤玉土を花の土に混ぜました。分量は適当です。あえて比率を書けば、バーキュライトと赤玉土が1としたら、花の土は2です。
これで水分を保ちつつ、隙間から空気も多少は通過できるようになります。
「本当に上手くいくのか?」
実は以前に、同じ様な状況のシャコバサボテンを復活させたことがあるので、まず復活は大丈夫という確信がありました。
それに最悪、生きている葉っぱだけで挿し芽(挿し木)すれば助かるので、それほど心配はしていません。
植え替えのポイント
根をほとんど除去してしまったので、水分を吸い上げる力がほとんどありません。
しかもこの時、真夏の8月だったので植え替え時期としては最悪。
そこで乾燥に注意して、3~5日おきに水をたっぷり与えます。
「そんなに水をやると、また根腐れするんじゃないの?」
保水性の高い土と通気性もあるので、シャコバサボテンが枯れる心配はほとんどありません。
実はシャコバサボテンは、水耕栽培でも花を咲かせた経験があります。水に根が浸かっていても、それだけで根腐れするわけではないのです。
大事なのは酸素。空気さえ適度に入れば、根が水に使っていても腐ることはないので安心してください。
もし、それで腐るようなら土に通気性がないからです。粘土質や細かな粒子の土は、通気性が悪いので避けてください。
どちらにしても、心配して植え替えしなければ枯れます。
挿し芽などは、下記を参考に。
まとめ
シャコバサボテンの根腐れの原因は、2年1回くらい植え替えしていないから。根が鉢いっぱいに広がり、通気性が悪くなったから。
だから治すには、植え替えしかありません。液肥を与えても、陽当たりの良いところに移動させても改善されません。
ぜひ、早めに植え替えしてください。
植え替え後の様子
下記は植え替え後、約3週間後の様子。
もう、これで大丈夫。おそらく土の中では、根がどんどん伸びていることでしょう。水やりも欠かさず、そろそろ液肥を与え初めてOKです。
緊急オペで、シャコバサボテンが根腐れも治り、枯れるのは免れました。
ただ復活までには、1年という時間が必要です。その頃には、すごく大きな株になっているはずです。
ちなみにこの記事は2017年9月に書いています。来年の秋には、立派な花を咲かせていることでしょう。


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