『自家採種』すると最悪、逮捕されます。園芸も禁止になるかも。
「さまか、それはないわ!」という方へ、最後に怖いことを書き記しましたので、良かったら読んでください。甘くみていると、政府はトンデモない怖い法律を制定するかも。
ところで自家採種とは、自分の畑や庭で育てた野菜や花が種をつけて、それを集める行為。
例えば畑で大根を植えて、収穫時期を逃してしまい花が咲き実をつける。そして種になります。
問題はその種を採種すると犯罪になるというのです。
お米やサツマイモ、大豆などは収穫すること自体は禁止にならないでしょうから、収穫したものを植える目的で採ってはならないということだと思います。
それもダメだと言われたら、さすがに農産物の大半が食べられなくなりますからね。
つまり品種登録されていない、昔からある日本固有の植物や古くから農家さんが大切につないできたもの(固定種や在来種で品種登録されていないもの)については、いまのところは問題ないようです。
しかし雲行きが怪しくなってきました。
自家採種が禁止『自家増殖を原則禁止』
以前からすでに指摘されていたのですが、いわゆる在来種などは種や、挿し芽、挿し木して増やすことは禁止されていませんでした。
ところがここにきて、日本農業新聞によると、そういった全てが禁止される流れになるというから大変。
理解できる
もちろん種メーカーが品種改良して正式に品種として登録したものを、勝手に増やしてしまうのはダメなのは理解できます。
もしも1度だけ種を購入して、次からは自分で種をとって植えれば企業は大損害になります。だから禁止だというのは分かります。
ところが、今後は、全ての種で禁止される恐れがでてきたようです。
江戸時代から受け継がれてきた品種を増やしても、禁止となれば遺伝子の継続性からいうと大変危機的な状況といえます。
自家増殖を原則禁止
例えば年金を55歳になったらもらえると安心していると、60歳にしますと改正されます。
まあ、でも仕方がないな・・・と思っていると、次は65歳。
このままいくと人生90歳や100歳になると言われているので、それに伴って法律が改正されて、年金も70歳・・・75歳・・・80歳・・・90歳なんてこともすでに予想されています。
法律とは恐ろしいもので、油断していると知らない間に改正されて最初とはまるで違う規制にや基準になっています。
今回の『自家採種が禁止』も、例えば自宅で植えていたアジサイを挿し木したら法律違反で、罰金300万円という恐れも。
さらに友人に鉢植えをプレゼントしたら、1000万円の罰金なんてことも。
どこかで見せしめになるのではと、恐れています。
幸い、いまはこの種は大丈夫みたいです。
繰り返しになりますが、企業が一生懸命に作った品種は、そこから買いなさいというのは正しいと思います。
しかし、在来種などは守って欲しい。多様性を無くせば、あるとき特定の品種で病害虫が発生したとき、全滅ということもありえます。
そんなとき、品種改良されていない鎌倉幕府の時から植えていた野菜は、無事だったということも期待できます。
でもその選択肢を無くせば、取り返しがつかなくなります。
品種の優劣は、成長速度や見栄えだけではなく、今はDNAの中に隠れているすごいものもあるので、全てをダメにするのは、ちょっと違う気がします。
サツマイモで、こんなことをしていますが、これはダメになる!?
小学校の栽培も禁止に?
「種が出来ちゃうから植えちゃダメ!」
小学校でひまわりやアサガオを植えていたと思いますが、種を採種すると違法になるおそれが出てくるので、栽培すら禁止の流れにいく可能性も。
怖くて、庭にお花や植物を植えられないなんてことになりはしませんか?
「もう花なんて植えない」「家庭菜園や~めた」と。
「まさか、それはさすがにないだろ?」と言われるかもしれませんが、本当に大丈夫でしょうか?
例えば・・・
もう、怖すぎるんですけど!
逮捕されないまでも、警察の人がやってきて疑われるだけでも漏らしちゃいそう。
取りあえずお花で種のできる品種は、これからは植えないようにしようかな。ヒヤシンス、スイセン、チューリップなどの球根も、花が咲いたら捨てないとダメかもしれない。
「う~ん」
法律が拡大解釈されると、ヤバイかも。
種ができにくい野菜を、こぼれ種ができない間に収穫してすぐに処分するようにしないと危険。
嫌な時代になってきましたね。とほほ・・・
いまはまだ、これはできるかな!?
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。