ビオラやパンジーを放置していると、伸びすぎてしまいます。
雨や風で倒れてしまったり。そんなときは切り戻すと、再び形が整います。そうすれば、たくさんの花を咲かせてくれます。
そこで私が行っているやり方と時期について下記にまとめました。これでバッチリ!
目次
ビオラ・パンジーの切り戻し方法と時期
ビオラもパンジーもやり方は同じです。
伸びすぎたら、下の方から数センチを残してカットします。手でもハサミでもOK。ただし手やハサミは清潔にしておいてくださいね。
ビオラの切り戻しのポイント【株や茎の老化を見極め】
株や茎の老化を見極める。
水やり不足で元気がなくなって、下の葉が枯れていると失敗します。そのまま放置していると、どんどん成長の勢いも低下します。
そのような場合は2つの方法があります。
1株の茎の半分を葉を3~4枚残してカットする
この例では、株の左側だけ茎を半分くらい切り落とします。
半分だけにすることによって、弱っている株でも残っている葉が光合成をしているので、枯れにくい。
茎がたくさんでて、もやしみたいにひょろっとした茎が伸びていたら、細い茎は根元から取り除くようにしています。
心配だったら、一部の株だけ上から数センチだけカットして様子をみてください。
切り戻しした様子
株に元気が残っていれば、1週間もすればわき芽がでてきます。
株さえ元気なら10日もすれば、つぼみができて花が咲き始めます。
もしわき芽が10日過ぎてもでてこなければ、株が弱っている可能性が高いので、1000倍くらいに薄めた液肥を与えて様子をみましょう。
濃い液肥はやめて!
「もっと元気にしたい!」といって、500倍以上の濃い液肥は、株に負担をかけてしまうことも。100倍とか原液なんて、ビオラには劇薬になるかも。
人間でも胃腸が弱っているときは、消化の良いおかゆにしますからね。
株の半分を完全に切り落とす
株を半分だけカットします。
先ほどと違うのは、根元まで茎を切り落とします。この例では、下がの茎が枯れている場合に有効でした。
こちらも心配なら、少し多めに茎を残しましょう。
しばらくすると、たくさん芽が出て伸び始めます。肥料を与えて水切れしないようにしましょう。
これくらい出てくれば、また復活も早い。ただし、株がすでに弱っていて芽が出ずに失敗するケースもたまにあります。
液肥はやはり1000倍くらいにて。
失敗の原因を考えてみた
気温が高くなってくると、ビオラやパンジーは元気がなくなります。このようなときに切り戻しをしても、失敗しやすくなります。
私の感覚的なものですが、ビオラよりもパンジーの方が何となく失敗しやすい気がします。あくまで私の感じ方です。
やはり根っこも含めた株全体が弱ってしまうと、何をやっても手遅れに。アスファルトやコンクリートにじかに置くと、熱で弱わりやすい。
季節外れの夏日、気温が25度、30度を超えると陽当たりの良い地面はそれ以上になっているはず。
せめてプランターを、おしゃれな?ブロックなどで底上げするのが良いでしょう。発泡スチロールの容器は、その点有利ですが見た目がね・・・・
6月初旬でも切り戻しは失敗しない?
どうしてもやってみたい場合は翌日、雨が降る日などに切り戻しをすると株が弱りにくい。
切り戻しをして晴天が続くとき、水やりをしっかりしてください。株がすぐに弱り枯れてしまいます。半日影の場所に移動するか、少し日を遮るようにします。
高温の時期が続くとプランターの内部も暑くなり、根が弱り切り戻しをしても復活しない。
ちなみに私は6月5日頃に切り戻しをして、また花を咲かせたことがあります。
※注 地域やその年の天気によっても変わります。
いつも花を咲かせる工夫
ビオラとパンジーを3つずつプランターで育てています。それと1つのプランターに2~3株植えています。
一度に全部の株が満開になるタイミングは、とてもきれいです。
左の株は、切り戻し前の様子
でも長く花を楽しむために、切り戻しをして工夫しています。
少しずつ切り戻しの時期や、切り戻す茎の長さを変えているので、花が咲くタイミングがずれるので、いつも花が咲きます。
満開のビオラの様子
まとめ
切り戻しは何回も行います。
ビオラは3~4月から、生育が盛んになります。そのため私は株の切り戻しを1回ではなく、複数回、小まめにおこなっています。
うまくいけば、梅雨時期も元気に育つので、かなり長期間にわたって花を楽しむことができます。
ちなみに、ここで紹介したビオラは、昨年の茎を挿し芽(挿し木)して育てたものです。
上手に育てれば、切り戻しで落とした茎を挿し芽にすれば、また来年も育てられるので、無限に増やせるかも。
ビオラやパンジーの挿し芽については、こちらを参考にしてください。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。