昨年、園芸店で購入したビオラ。
切り戻したビオラ、ぜんぶ捨てるのはもったいないので、花びんに挿して室内で花を楽しんでいました。
ところが茎から根がでてきました。
これ、挿し芽にできる!もしかして無限シリーズの始まりかも。
※登録品種、パテント品種など増殖してはいけない品種もあるので、購入されたときの苗の注意書き等をご確認ください。
ビオラの挿し芽を室内で増やす
ビオラの挿し芽を室内でやってみたら、意外と簡単に発根して増やせました。
実は夏ころにビオラを切り戻して、屋外で挿し芽にしたら暑さで枯れてしまいました。そもそも酷暑の真夏は根が弱って、株自体が枯れてしまいやすいですよね。
そこで一工夫。水耕栽培からヒントを得ました。
では、どうしたのか?
屋外で枯れるのなら、室内で育てれば良い!
ビオラを観葉植物みたいに室内で栽培。
室内で夏越し
室内で育てるので、挿し芽(挿し木)の時期は、書籍の内容はどうかしらないけど、ビオラやパンジーが枯れる前に元気な茎を使えば、3~6月まで、いつでもOK。
別に真夏でも、秋でも可能ですよ。実は真冬でも温かい場所ならできます。
ビオラはパンジーの仲間で寒さには強いけれど、暑さには弱いので室内で育てれば、秋まで育てられそう。
秋になれば、気温が低下するので屋外で育てられます。
こちらは水耕栽培用のスポンジに、ビオラを挿し芽にしている様子。
根っこが出てきた株を1つ、ビンの中で栽培したら根っこが広がってきました。
水耕栽培でもできそうなのですが、秋に植え替えることを考えて室内でもポットで育てることにしました。
根が少しでてきたでの、これは行けると思って植え替えました。
植え替え・ここがポイント
植え替え後、2週間程度は半日陰などに置いて、直射日光を避けるのがポイント(挿し木と同じ管理でOK)。その後、徐々にならしていきます。水やりも徐々に減らしていきます。
乾きすぎは枯れますが、水を与えすぎると加湿で根腐れになります。また水を与えすぎると、根鉢ができません、根は乾いたとき、水を与えたときに伸びるので放置はダメですが、過保護もNG。失敗するのは、水管理に慣れが必要だからです。
色を分類しましょう
家で育てる場合、花の色の管理をしっかりしないと、どの株が何色か分からなくなります。私の場合、色は適当に混ぜるので問題ありませんが。
土はどうする?
鹿沼土、あるいはバーキュライトを用土にすればOK。バーキュライトは、100均のダイソーで1袋買えば十分足りました。
こちらは鹿沼土で育てています。
肥料は水耕栽培の液肥を与えるので、土は肥料がなくても育てられる。
これなら室内でも育てやすい。
やってみたら簡単でした。
私の場合は、水耕栽培を北側でもやっていたので、蛍光灯かLEDライトで光りを補ってあげたのですが、それで十分に苗に育てられました。
南の窓際だったら、太陽光だけで十分なので楽ですよね~。
秋にプランターに植え替え
根っこがでて、秋になると花が咲き始めました。
まだまだ1株が小さいので心配になりました。このまま枯れてしまわないのかな・・・
冬の生育は遅く、なかなか大きくなりませんでした。
ところが春になったら・・・
春に爆発的に大きくなった
3月から徐々に気温が上昇すると、ビオラの株が分岐を始めました。
ずっと冬は心配していたのですが、根っこがプランターの土の中で大きく広がっていたんですね!
それがゴールデンウィークを迎える頃に、爆発的に成長を始めました。全部でプランター3つが、写真のように満開になっています♪
黄色や紫など、色とりどりのビオラが、庭で咲いています。
ビオラさんありがとう。昨年の株に負けない生育をしてくれました。
まとめ:ビオラの挿し芽を室内で増やせた
室内でビオラの挿し芽に成功して増やせました。また切り戻したビオラを挿し芽にすると、来年も咲かせられます。これって無限に増やせるってこと!
ビオラやパンジーを切り戻したとき、挿し芽にしていくと園芸店で苗を買わなくても良さそう。お気に入りの苗を長期間にわたり栽培できます。
ちなみに、この方法はビオラ、パンジーで増やせます。夏になると枯れてしまうお花を、室内で夏を越すのもチャレンジしてはいかがですか?
苗を買わなくて良いので、節約になります。今回、9株育てたので、その分の苗代は浮きました。でも場所もいるし管理も必要です。
室内にスペースがあればオススメします。我が家では、夏場はビオラが観葉植物です(笑)
育てたとき、ちょっとした問題が発生することがあります。>>パンジーやビオラの栽培で困った病気と虫の対策まとめ
無限シリーズ:シソを水耕栽培で室内で秋でも無限に増やす方法!
ビオラやパンジーの挿し芽については、こちらを参考にしてください。
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大人の事情により、こちらも記載しておきます。
※注1 種苗法で品種登録された植物は、挿し木や挿し芽、接ぎ木は禁止されています。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。