やっちゃえ!という感じて始めた苔テラリウム。
ところが問題が次から次へと。
- 枯れ。
- 虫(コバエ)の発生。
- 成長しない。
とくに苔栽培で難しいのが虫の対策。そこで私が試行錯誤してやった方法をまとめました。
苔テラリウムの虫の駆除
苔テラリウムを甘く考えていました。最初、苔を採取してからしっかり洗ったつもりだったのですが土が混入。
採取して24時間、水につけて虫がいないかチェックしましたが土が残っていました。
その結果・・・「キャーーーーーー」
気持ち悪くて、撮影もしていません。うねうね動くコバエの幼虫は、やっぱり気持ち悪い。やっぱり自己流というか、適当に育てるのはダメですね。
苔を採取したら洗う
苔についた汚れやゴミだけではなく、土も完全に落とします。
実は苔には根がないので土は必要ありません。光と水分があれば栽培できるので、虫が発生する用土は必要なし。観葉植物の土は使わないでくださいね。私はこれで失敗しました。
根に見えるのは仮根(かこん)といって、苔が風や雨などで倒れないように支えるためのもの。
根がないので土から栄養を吸収する必要もないので、虫の発生原因となる土などの有機物は取り除きます。
このとき仮根が土にまとわりついているときは、多少は切っても大丈夫です。多少、ゴシゴシ指で取り除いても、苔は体の一部があれば増殖するのであまり心配しなくても大丈夫です。
どちらかというと土や苔に付着したゴミや虫、虫の卵を持ちこまないのが大切。
虫を発生させない苔栽培
苔に虫を寄せつけないためには次のことに注意します。
- 虫のエサになる有機物は持ちこまない。
- 虫が近づけないようにする。
もし苔玉や開放感のある容器で栽培するなら、
有機物がたっぷり入っていると、虫がそれに卵を産みに集まります。
苔には栄養を吸収する根がなく、水分と光だけで育ちます。一番のおすすめは、苔テラリウムで使われているソイルを使います。
これを使うことで、虫が集まりにくくなります。硬めの赤玉土だけでも育ちます。もし失敗した方は、専用の用土を使って栽培してください。
とにかく虫が食べられるようなものは、完全除去が基本です。そういったことから、枯れた苔もエサになるのでハサミでカットしましょう。そのまま放置しているとやがて朽ち果て虫が集まる原因に。
フタ付容器は必須
次に大事なのはフタ付容器で栽培すること。いくら土を変えたり枯れた苔を取り除いても、多少は残ってしまいます。
そこで虫を寄せつけないためには、フタ付の容器を使います。再利用するならジャムの瓶なども使えます。
100均でいろいろ売っているので、気に入った形やデザインのものを活用するのも楽しい♪
これで、コバエが入れないので大丈夫ですが、問題は、虫よけだけではありませんでした。
湿度も保てる!
苔にとって、大事な湿度を保てるからです。
室内でエアコンを使うと、空気が乾燥してしまいます。人にとっては適度な湿度でも、苔にはかなり厳しい環境になります。
かといって、水に浸けると腐ってしまうのでNG!
その点、スプレーで水を少量ずつ与えてフタをして密閉すると湿度も保たれます。こうすることで、苔が育ちやすくなります。
これに気づくまでに、私は朝晩、フタ無しで水をたっぷりやっていました。
密閉容器を使うことで、1~2週間に1回程度でOKになりました。これなら、ちょっとした旅行でも大丈夫ですし楽です。
苔テラリウムの虫の駆除まとめ
- 腐るようなものは持ちこまない。
- 枯れた苔はすぐ取り除く。
- フタ付容器を使う。
部屋に緑の苔があると、やっぱり癒やされます。。密閉容器にしてから、虫の問題はゼロなので、改善できて良かった♪
「これで、問題なし!」となるハズだったのですが・・・
困ったことにビンを増やし過ぎて、ちょっと場所をとるように。
大きめの容器にするか、まとめるかして、少しスペースを減らしたい考えています。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。