「自然が一番。だから農薬は使わない。」そんな決意で始めた家庭菜園。
ところが野菜は虫に食われてボロボロ。
現実は、週末しか菜園に行けないので、虫を手で取って駆除しても追いつかない。
しかも病気になればお手上げでした。そこで最小限の農薬を使うことを決意。ところが農薬が、ぜんぜん効かない。虫と病気との戦いが始まりました。
※下記にストチューの作り方や、手軽に使える物も紹介しています。
ストチュウの作り方&効果
私はストチュという、できるだけ化学合成された農薬を使わず、身近にある物を使って虫や病気から守るものです。
作り方レシピ
- 食用醸造酒(米酢)1ml(cc)
- 醸造焼酎(乙類25°)1ml(cc)
- 木酢 1ml(cc)
- 水 1L (水は、アルカリイオン水もOK。磁石で水を撹拌しても良い)。
- 飲用できません。お子さんなどが誤飲しないように保管には注意してください。
- 濃度を濃くすると害がでたり、枯れる恐れもあるので要注意。
1つずつ集めるのが面倒だったり、余ったりするので、すでに調合されたものを使う方がお手軽です。使い切るようにしましょう。
イチオシ
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使用頻度:5日に1回、長くても1週間に1回。野菜に噴霧器でかけると良いでしょう。農薬ではないので、虫をやっつける効果はありません。あくまでも近づけさせない目的で使います。虫が発生していない段階で定期的に使いましょう。虫が発生して、そのまま放置していたら全滅する危険も。
キュウリ、トマト、かぼちゃなど、一定の虫よけの効果を期待して活用しています。1週間後に畑に行くと、キュウリの葉にツヤがでていたので、なんらかの効果がある気がします。
また虫に関しても、嫌な臭いのものをスプレーすると、近づかないので葉物野菜が食われるのをある程度は防げている感じ。
できれば細かな網を被せると、さらに効果的ですが中に虫が入ると全滅します(涙)
可能な限り無農薬で栽培したい方は、こちらを参考に。
その他、虫よけに、マリーゴールドを植えて臭い臭いで寄せつけない方法もあります。トマトの横にネギを植えたり。
井原豊さんの本は、園芸本としても分かりやすい。
※注 効果を期待して使いますが、農薬ではないのでご注意ください。
農薬が効かなくなる耐性
人間の病気でも最近は、耐性菌が問題になっています。
ゴキブリなども薬剤に強いものが増えているとか。その原因は、細菌や虫の中に、ごく希に薬に強い個体がいます。
それが天敵のクモや鳥に食べられずに生き残って、子孫を増やしていくと農薬が効かなくなります。
虫も細菌も同じ原理です。薬への耐性を獲得すると、たとえ農薬でも効果がなくなってしまいます。
耐性を持たせないためのストチュー?
ポイント
耐性菌を増やさない方法は、ズバリ、同じ薬剤を使い続けないこと。
同じ薬ばかりを使っていると、どんどん同じ薬剤に強いものだけが増殖することになります。
それを防ぐには、別の成分が入った農薬を使うことです。農薬には必ず成分や種類が記載されています。次に購入するときは、別の種類のものを使います。
すでに複数の耐性菌が存在している場合、農薬の効果がない場合もあります。そんなとき、ストチューを組み合わせるのもありだと思います。
また耐性菌がまだ報告されていない農薬が開発されたら、園芸店で入手して試してみましょう。
もし分からなければ、お店の人に今使っている農薬を教えて、「耐性菌ができたので別の薬を紹介して欲しい」と言えば、適切なものを紹介してくれます。
ホームセンターの店員さんで分からなければ、園芸店に行くことをおすすめします。さすがに専門家がいるので、そこでアドバイスしてもらえます。
まとめ:ストチュウの作り方と耐性
耐性菌も、複数の農薬を交互に使うことで防げます。
できるだけ農薬を使わない栽培をするなら、病気になりにくい栽培をすること。ストチューで虫を寄せつけない。あるいは天敵を活かす工夫も大切になります。
草生栽培という、草もある程度は植える方法も効果があります。草があると、テントウムシや、適度にカマキリやクモなどもいるので、虫の卵や、虫そのものを食べてくれます。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。