「この釣り方は、ヘチ釣り、それとも落とし込み釣り?」
ヘチ釣りと落とし込みの違いは、基本的にはありません。つまり同じイメージですが、どうも世間では違うようです。
「いや、何言ってるの? そんなことないぜ! ぜんぜん違うだろ!」
私が子供の頃は、堤防の際を釣る釣り方を、落とし込み釣りと聞いた、あいまいな記憶があります。
ヘチ釣りは、かなり後になってから聞いていたので、いまいちヘチ釣りと落とし込みの違いが分かりませんでした。
少なくとも地元では、ヘチ釣りという釣り方は聞いたことがありません。釣り方は、ウキをつけずに軽いガン玉をつけているだけでしょう?
川(渓流)でミャク釣りをしていたので、違いが分かりませんでした。
ヘチ釣りと落とし込みの違い
地域・・・例えば関西、大阪、神戸あたりと、名古屋、東京とでも、ヘチ釣り、落とし込み釣りの呼び方が違うかもしれません。
それともっと小さな単位、仲間でも呼び方が違うことも。
私の中では、イメージとしては、こんな同じ。
ヘチ釣り=落とし込み釣り=脈釣り
つまり同じ。
そもそも地元の仲間の間では、呼び方も気にしていない。無理して分けるとしたら、ちょっと強引ですが、こんな感じ。
- ヘチ釣りは、ヘチ竿を使ったミャク釣り。
- 落とし込み釣りは、落とし込み用の竿と糸につけた目印の釣り。
釣り竿で分けただけですが^^;
だけど、なぜこんな疑問がでてくるんでしょう?
目印は、こんな感じのものです。
片方には道糸、反対側にはハリスを結びます。
YouTubeやインターネットで情報が共通化しつつある
繰り返しになりますが、私の地元では昔はヘチ釣りなんて釣り方は聞いたことがありません。
いまでこそ、多くの方が名称は知っているものの、認知されたのは最近のことだと思います。
近年、YouTubeやインターネットで情報が発信されて、人気の方が解説するとその情報が共有化され、知識として共通になりつつあるからだと推測。
だから釣り人に質問するのと、ネットで検索するのとでは、いまの所は若干異なる考えかもしれませんが、業界も統一されつつあると思います。
まあ難しく考えなくても良いのでは?
このサイトでの定義(私の頭の中)は、このように考えています。
- ヘチ釣りは、堤防などの際にエサを自然に落として釣る脈釣り。
- 落とし込みは、同じく堤防などの際に目印となるものを糸につけて釣る釣り方。
難しく考えなくても良いんじゃないかな。定義なんて、人や地域によって変わるから。一応、参考に仕掛けなどを、ヘチと落とし込みで分類してまとめました。
上記のリンクで、人気ヘチ釣り・落とし込みユーチューバーのふくまる大将の動画を紹介しています。
とても分かりやすいので、参考になると思いますよ。必見です!
釣り方以外にも、魚の呼び方も違うよね。
魚の呼び方もややこしい
子供のころ、遠征して釣りをしていたら、
「あ、チヌやね!」と言われました。
「チヌ!?」
「クロダイ(黒鯛)じゃないの?」と思ってしまいました。
チヌ=黒鯛
呼び方が違うんですね。
いまは普通にチヌって言ってますが、地元の友達もクロダイと言ってました。
小さいクロダイも呼び方が違う。カイズ、チンタなど、地域によっていろいろ。カサゴをアラカブ、ガシラっていう所もあって、ホント、ややこしい。
ちなみに地元では、キビレもクロダイと言ってました。
キビレってあんまり釣れた記憶がない。意識してなかっただけなのか、そもそもキビレの魚影が薄かったのか。地元(狭い範囲)ではクロダイの魚影が圧倒的に濃かったのかも。地域差ですね。
私は釣った魚は、基本食べるので、味が美味しければ、呼び名とかどうでも良い。我が家では魚は貴重な食材ですから。
だから釣ってリリースする魚は、基本、家族は釣りたがらない。バスもブルーギルも釣ったら塩焼きにして食べます。サイズによるけど。
まとめ:ヘチ釣りと落とし込みの違い
地元で釣りをするときは、釣り方、呼び方はどうでも良いと思う。
ネットはネット、地元は地元。
友達に無理して、言い方を矯正する必要はないです。「大きなお世話」と言われても気分悪いしね。
ただし、遠征したとき仕掛けやエサの聞き込みをするときがあるので、そういうときは確認した方が安心。
それに他の地域の釣り人とする、コミュニケーションも楽しいですからね。また、ややこしくなるけど・・・
チヌ釣りでも、ある地域では長い竿で釣るところもあれば、短い竿で釣る所もあります。ネットで、共有化されるかもしれませんが、それぞれ個性のある釣り方も残って欲しい。
ようは楽しんで釣りができれば、ひとつのやり方にこだわらなくても良いと思います。ヘチ釣りも、そうやって考案されたので、また新しい手法の釣り方が編み出されるかもしれません。
もしかしたら、あなたが新しい釣り方を思いつくかもしれませんよ。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。