お手軽ないちご栽培をまとめています。
この記事を読むと、いちごの育て方や鉢植えサイズはどれくらいが最適なのかが分かります。もっとお手軽なポット栽培なども紹介中。
いちごの鉢植えサイズと育て方
いちごを家庭菜園レベルで育てるのは、比較的かんたんです。下記は必要な用品。
- 鉢植えのサイズは5号以上。プランターでもOK。100円ショップにもある。
- いちご専用の用土や野菜用の培養土。1つ、400円以下。
- 赤玉土。1つ、400円以下。
- IB化成(緩効性肥料)。小袋なら1000円以下。
- 液肥。1本、数百円。
この5つがあれば、いちご栽培ができます。上記はたくさん育てる場合には、数量を増やしてください。ホームセンターですべてそろいます。プランターや鉢は百均でも問題なし。
いちごの鉢植えサイズ
いちごを鉢植えする場合、1株であれば5号(15cm)のサイズでOK。6号以上でもOKです。土の量は増えますが、水切れなどのリスクは減ると思います。基本的に用土が多いほど水切れしづらく、収穫量は増える傾向に。とはいえ根っこが伸びるのも限界があるので、大きすぎると無駄が多くなります。5号以下だと、水切れしやすく水やりがめんどくさいかも。
下記の表は目安で鉢によって容量は若干、前後します。実際に購入される際には容量を確認してください。
実際に栽培されてYouTubeに公開されている『スースー』チャンネルさんの、『家庭菜園】いちご栽培 5月 『15cm / 18cm ポット』 vs 『65cm プランター / 3株 or 4株』比較結果』の動画が参考になります。
結論は15cm(5号相当サイズ)で問題なし。15cmで問題ないのであれば、土の量は少ない方がコスパが良いですよね。家庭菜園レベルなら15~18cmで良さそうです。
『大きいイチゴを目指したい!』という方は、プランターか6号鉢が良いと思います。
私も5号(15cm)のプラスチックのポットで栽培しています。移動する場合には、60cmのプランターにポットを入れて運びます。
いちご栽培の指導等をされている『Daisuke Miyazaki』さんの動画は、1株当たりに必要な土の量を解説されているので参考になります。
こちらでは土の量は1株当たり、1.5~3Lをおすすめされています。心配な方は6号(18cm・2.2L)で植えると良いかもしれません。
植え方と苗の向き
いちごは基本、浅植えします。深く植えてしまうと枯れるリスクが増します。いちごは花や実がでる位置が例外はありますが、おおよそ決まっています。いちご狩りをされた方は分かると思いますが、通路側に実がたくさんでています。あんな感じ。
『園芸農家イシヅキちゃんねる』さんのこちらの【必ずやる】イチゴが鉢で綺麗に成る植え方を教えます!(プランター・丸鉢)の動画で、いちご農家さんが5分47秒~から解説されています。
ポットで植えれば位置が違っても、ポットを回せば向きが揃えられるので便利。
※注 品種等や育て方によって、個体差などで予想通りの場所から花や実がでないケースも。
株間の間隔
株間は15~20cm。
家庭菜園では、株間は15cm以上、できれば20cmくいらいを目安にすると、隣の株の葉で日陰になりにくいので光合成を活発にできるので生育が邪魔されにくく効率が良いと思います。
ポット栽培なら株間を変えられる。
プロの密植栽培もみかけますが、葉が重なり病気や虫の発見が遅れたり、葉が重なり合って光合成の効率が下がるので広い方が安全。
Daisuke Miyazakiさんの【家庭菜園のいちご】イチゴをプランターで育てる方法!家庭菜園で簡単にいちごが栽培できるも必見!
ちなみにプロは、光合成の不足を液体肥料などを自動の機械で与えてカバーしたり(完全には補えませんが)、病害虫対策に2週間毎に農薬をまいたりして防除しています。
プロの真似をすると大変だと思います。できるだけ密植をさけ風通しを良くして病気を防ぎ、初期に虫がでてきたら発見できるように、水やりのときに葉っぱの裏なども確認して対処します。
いちご栽培の注意点
いちごに限らず、人気の野菜は病気や害虫に狙われやすい。
泥はね注意。私は育苗中はプランターにポリポットを入れて育て、収穫時期になったらプランターを上下ひっくり返して、実が土につきにくい様にします。高畝にして泥はねを防止してもOK。
泥が葉の裏に付着すると、病気になりやすく弱ると虫にも狙われやすくなります。この辺りは人間と同じですね。できるだけストレスなく栽培できれば最高ですが、これがなかなか難しい。
ただ家庭菜園レベルでポットや鉢での少量栽培なら、泥はね対策も難しくないのでお手軽。
追肥
花が咲き始める頃から、収穫が終わるまでは2週間毎にIB化成を追肥するか、7日毎に規定量の液肥を与えます。
私の場合、1000倍くらいの液肥。葉の色等をみながら、500~1000倍くらいにしています。これは実際に栽培して、葉を毎日見ていると何となくわかるようになると思います。
追肥は有機肥料なども良いと思いますが、コバエやハエなどの虫が発生しやすいので注意が必要です。屋外なら問題にならないと思いますが。それでもナメクジなどがいつも以上に集まってくるかも。おすすめは液肥。
ちなみに窒素肥料が多いと、アブラムシが大発生しやすいのでご注意を。その場合でもポット栽培だと、葉裏に水をかけやすく、ハダニ対策にもなります。
まとめ:いちごの鉢植えサイズと育て方
- 家庭菜園のいちご栽培は、ポリポット5~6号(15~18cm)を目安に。
- ポット栽培は、株間を後から変更できる。
- ポット栽培は、調子が悪い苗を隔離できる。
- プランターの場合は60cmサイズであれば2~3株。
- 密植は避け、株間は20cm以上に。
- こだわり過ぎない。
注意点としては、根腐れを恐れて排水性を高めすぎると、朝に水やりしても日中に水切れてしおれてしまったり枯れる恐れも。排水性よりも大事ですが保水性も大事。排水性はほどほどに。
いちごは苗も果樹などと違い小型なので、鉢植えサイズも5~6号と小さく植え替えも楽なのが良い。私は株間を調整できる、ポット栽培がお気に入りです。
いちごは、お手軽に栽培できますが、こだわり始めると一気に難しくなります。初めての方は、気楽にポットや鉢、プランター、どれでも良いので苗の本数も考慮しつつ育ててみてください。
いちご栽培に慣れてきてから、こだわって楽しむのが良いと思います。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。