
園芸支柱は、植物を支える縁の下の力持ちです。しかし「安いから」という理由だけで選ぶと、思わぬ落とし穴があります。
筆者は2024年6月にダイソーで購入したイボ竹支柱を使っていましたが、わずか半年で被覆樹脂が劣化し、亀裂やサビが発生しました。
支柱は一度設置すると長期間使う資材だからこそ、耐久性の差が作業効率や植物への影響にも直結します。
百均とホームセンターの園芸用支柱を実体験ベースで比較し、1年以上使うならどちらを選ぶべきかを分かりやすく解説します。
目次
ダイソーのイボ竹支柱を使って分かった現実
ダイソーのイボ竹支柱は、価格の安さから家庭菜園で手に取りやすい資材です。筆者も「まずは試しに」と考えて使用しましたが、屋外での継続使用では想像以上に劣化が早く、結果的に作物管理へ悪影響が出ました。
ここでは、実際に半年間使用して分かった劣化の様子と、そこから生じた問題点を具体的に紹介します。
半年で劣化した被覆樹脂とサビ

2024年6月に購入したダイソーのイボ竹は、12月には表面の樹脂がボロボロになっていました。特に南側で直射日光を受け続けた支柱ほど劣化が激しく、紫外線への耐性は高くない印象です。

たった半年ほどで亀裂
被覆に亀裂が入ると、内部の鉄芯が露出し始め、サビの発生も確認できました。この状態では来年も使えなくはありませんが、強度低下による倒伏リスクが高く、屋外での再使用は正直おすすめできません。

半年でこの亀裂、サビ
実際に起きた倒伏・破損の事例
筆者の環境では、ミニトマトやナスの支柱として使用した際、実が付き始めた7月以降に支柱がしなり、最終的に株ごと傾く事例がありました。
枝折れや誘引のやり直しが必要になり、作業効率も大きく低下します。支柱の劣化は、単なる見た目の問題ではなく、収穫量にも直結する問題です。
ぶどうの雨除け施設で発生したサビと再施工
ぶどうの雨除け施設の支柱としてダイソーのイボ竹を使用していましたが、屋外で常設した結果、ダイソー製の支柱だけが著しくサビてボロボロになりました。特に地面に近い部分や雨が当たりやすい箇所は劣化が早く、来年もこのまま使うのは厳しい状態です。
ぶどうの雨除け施設は、支柱を毎年組み替えるものではなく、数年単位で使う前提の構造物です。今回のように支柱の耐久性が不足すると、施設全体をやり直す必要が出てきます。実際の雨除け構造や支柱配置については、ぶどうの雨除け施設の作り方と支柱選びで詳しく解説しています。
ホームセンターの園芸支柱が長持ちする理由
ホームセンターの園芸支柱は価格だけを見ると高く感じますが、設計思想そのものが異なります。
屋外での長期使用を前提に作られており、紫外線・雨・荷重への耐性が考慮されています。ここでは、実際に長年使用して分かった耐久性の違いを解説します。
積水樹脂製イボ竹は耐久性が別次元
ホームセンターで販売されている積水樹脂製のイボ竹支柱は、百均製品より価格は高めですが、耐久性は明らかに上です。通常使用で1~2年で劣化した経験はなく、肥料や土壌の影響による被覆剥がれもほとんどありません。

筆者の環境では、5年以上問題なく使用できており、中には10年以上屋外で使い続けている支柱もあります。果樹や背の高い野菜では、この差がそのまま安定性の差になります。
支柱を長持ちさせる正しい使い方
耐久性の高い支柱であっても、使い方次第で寿命は変わります。筆者が実践しているポイントは以下の通りです。
- 使用しない時期は直射日光を避けて保管する
- 硬い地面には無理に打ち込まず、穴掘り機を使用する
- 被覆を傷つけないよう、曲げや強い衝撃を避ける
特に硬い土壌では、支柱用穴掘り機を使うことで先端の潰れや被覆剥がれを防げます。結果的に支柱の寿命を大きく延ばせます。
まとめ|長く使うなら園芸支柱は価格より耐久性
園芸支柱は消耗品と思われがちですが、選び方次第で長期間使える重要な資材です。短期的な価格だけで選ぶと、倒伏や作業ロスという形でコストを支払うことになります。ゴミにだすのもめんどくさいですしね。
- 百均のイボ竹は短期間・仮設用途向き
- 1年以上使うならホームセンター品が安心
- 積水樹脂製イボ竹は耐久性重視の人に最適
毎年買い替える手間や、植物の倒伏リスクを考えると、多少高くても信頼できる園芸支柱を選ぶことが、結果的に最もコスパの良い選択になります。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。