焼き芋が大好きなので、できるだけ安く売っているときは、サツマイモは箱買い。ところが、どうしても何本かは芽がでてしまう。そこで水耕栽培をやってみることに。
「アホか、サツマイモなんて、水耕栽培で出来るわけないだろ!」
「まあまあ、やってみたら、新しい発見があるかもしれませんよ」という軽いノリで始めたら、大変なことになりました。
サツマイモの水耕栽培の結果
これを始めたのが秋。
根はわずか2日後には出始め、4日もするとかなり伸びました。
葉は暗い箱に入っていたときは赤かったのですが、2日で緑になりました。
やばかった!
その後、真冬でもグングン伸びて、ミニトマトと同じように天井近くまで成長してまいました。
この写真は天井まで届いたので、折り返したところです。3~4mくらい?
本当はもっと枝わかれしていたのですが、窓が暗くなったので1本だけにしました。もちろん、取り除いた葉っぱは美味しく頂きましたよ。
これ真夏だったら、確実にグリーンカーテンにできるやつ。
サツマイモを、キュウリ栽培みたいにネットを張って、そこに這わせる栽培方法もあります。このやり方だと場所を取らないです。
近年は、真夏は熱帯のようになり日差しが強すぎるので、ちょうど日陰になるところでミョウガや葉物野菜、青じそ等を栽培しても良いと思います。
芋はできる?
水耕栽培なので根にさつまいもができることはなく、赤い根が広がっていくだけでした。
もしかしたら、肥料を控えたらサツマイモができたかもしれませんが、それよりも室内栽培はヤバイ。
一部屋、潰すつもりで栽培する勇気も場所もないので、あえなく断念。でも、せっかくなので、料理して食べることに。
根っこの写真、撮ってなかった。何やってるんだろ。
天ぷらは美味しかった
昔はさつまいもは、葉っぱも茎も食べたそうです。
葉はおひたし、茎は乾燥して料理に使ったようですが・・・
だけど、サツマイモの葉っぱは、しその葉に似てる!
だったら天ぷらにしたら、食べられそう。どうやら毒なんかもないようだし。ということで、さっそく天ぷらにして食べることにしました。
味の方は・・・クセがなくシソのような香りもなく、たんぱくな味?
カリッとした食感を楽しむのが良いです。どこかの旅館で、山菜の天ぷらだと言って出したら、たぶん「美味しい」ということでしょう。
かき揚げに彩りとして混ぜるのもありかも。
我が家では、葉の先端を少し切るとシソの葉みたいに見えるので、天ぷらにしたら「やっぱりシソの天ぷらは美味しいよね」と。
人間って、いい加減ですね(笑)たぶん、私も同じことを言うかも。
あ、サツマイモの天ぷらの写真、撮影するの忘れた(汗)
サツマイモの苗ができる
あくまでもスペースがあればという前提です。
かなり茎が室内に伸びるので上手くやれば、5月頃に、苗として家庭菜園レベルなら使えそう。というか、確実に使えます!
園芸を子供の頃から、母親にくっついてやっていた私からすれば、カンがそう言っています(実際にやってるので間違いなく苗として使えます。安心してください)。
私も以前、家庭菜園で50坪ほどのスペースを借りて、その一部でサツマイモを育てていたのですが、少しの苗で良いので利用できれば助かります。
何度も言うようですが、それなりに場所を取るので、室内で水耕栽培するときは、横に広げずに縦に育つようにしないと、窓が暗くなります。
例えば、ミニトマトでも室内で水耕栽培すると、こんなありさま。剪定は必須です(汗)。
下記は、真冬の室内で水耕栽培しているミニトマトの様子。
ただサツマイモは、寒さに弱いのでペアガラスでないと、ひょっとしたら枯れるかも。まあ霜があたらなければ、案外に強い植物です。
畑でさつまいもを収穫した後、茎や葉を埋めたのですが、目が出て伸び始めました。霜が降りる12月までは、枯れずに成長を続けたので強い。
ひょっとすると、露地栽培でもビニールのトンネルさえかければ、翌年まで越冬できるかもしれません。やる意味はないですが・・・3月ころなら、苗を量産できそうです。
まとめ:サツマイモの水耕栽培
サツマイモは、葉っぱを食べるなら、室内で十分に育てられる。剪定して小さく仕立てれば、観葉植物みたいに栽培もできます。インテリアとしても良いですよ。
葉物の野菜は、水耕栽培で手軽にできます。
シソ、チンゲンサイ、ほうれんそう、パセリ、チマサンチュ、ベビーリーフ、サラダ菜、しゅんぎく、イタリアンパセリ、葉ネギ、葉大根など、たくさんの野菜が自宅の窓際で育てられます。
ペットボトルや、ドリンクのビンで育てた事例を下記にまとめています。
参考 水耕栽培の事例とやり方
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。