水耕栽培の種まきは、家庭菜園などの外に植える露地栽培やプランターと違って、家の中で種まきできます。
プランターで難しいのは水やり。かんかん照りの時は、朝と夕方にたっぷりと水やりしないと土がカラカラになって、芽が出ずに失敗しやすい。
その点、水耕栽培はとても簡単。お子さんが夏休みの自由研究にもぴったり。
では早速、種まきの方法について紹介します。
室内で種まき!
種は、100均で2つ100円(税抜き)で売っているので、葉物(実がなるものや、キャベツなど球になるものは避けます。)を買ってきてください。
スポンジや適当な容器がなければ、あるもので何とかするのがこのtrend-neta流。
カレーのルーの容器とコピー紙
今回はカレーのルーが入っている容器に、コピー用紙を切ってその上に種をまいてみました。
右下の大きな種は二十日大根。早いと24時間以内に芽がでてきます。紙に種の種類を書いておくと、混ざらなくて安心です。
霧吹きがない
あいにく、霧吹きがない場合、大きな種であれば、スーパーで買ったお豆腐などの容器に、水を入れてそのまま種を入れるなんて荒技もあります。
ちなみに芽が出にくい種(ほうれん草)は、水に一晩付けると芽が出やすくなります。
ただ、この方法は芽がでてくると移動させにくいのと、種が柔らかくなるので、つかむときは赤ちゃんの手を触るように優しく取り扱ってくださいね。
室内は乾燥しやすいので、霧吹きしたらラップを軽く掛けてください。完全に密閉しないように。適度に湿度と空気が入れ替わると、元気に育ちます。
芽が出るまで
明るい窓際の、直射日光に当たらないところに、そっと置いてください。
折り込み広告の1枚を、ラップの上から掛けておくくらいで十分。コピー用紙でもOK。
水やりは、種の表面が乾くようなら霧吹きで湿らせる程度。
かいわれ大根や二十日大根
20~25度くらいあれば種さえ新しければ、24時間程度で根がでてきます。遅くとも2~3日で大根系の種は根がでます。
もし1週間たっても大根の種から根がでてこなければ、種が古いか水不足の時間があったから。根が出始めの頃に水が切れると、種の中で寿命を迎えてしまいます。
レタス系や春菊
芽が出るまで7~10日くらいかかります。早い品種もありますが、焦らず乾燥させないように注意してください。
光が必要な品種
サラダ菜やチマサンチュ、レタス系や春菊など、芽を出すのに若干の光が必要はものがあるので、真っ暗なところに置くと芽がでにくくなります。
種の袋に注意書きで、土をあまりかぶせないという記述があれば、光が必要な種類です。
芽が出たら
紙やテッシュなどのやり方で種を植えた場合、根がでたら植え替えます。
お皿などを洗うスポンジを切って、切り込みを入れてその上に種をまいてもOK。根がでて芽が出始めたら、窓際の直射日光が当たる場所に移動させます。
※太陽の光がほとんど当たらない場合でも栽培できる方法があります。別の記事で紹介します。
下記はスポンジを使って、室内で水耕栽培したときの観察日記みたいな記事です。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。