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接ぎ木の適期とおすすめできない時期とその理由とは?

接ぎ木は、果樹や観賞植物の栽培で欠かせない技術です。成功すれば、より良い実をつけたり、植物の成長を促進したりと、素晴らしい効果が期待できます。しかし、その成功の鍵は「適期」にあります。タイミングを間違えると、せっかくの接ぎ木が失敗に終わるリスクも高まります。

では、接ぎ木を行うのに最適な時期はいつなのでしょうか?また、避けるべき時期とその理由とは?

この記事では、接ぎ木を成功させるために知っておきたい適期とおすすめできない時期について、わかりやすく解説します。

園芸家や農家も支持する、植物が元気に成長するがベストタイミングとされる理由や、失敗しやすい時期のポイントを知って、より確実な接ぎ木にチャレンジしてみましょう。

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接ぎ木の適期とおすすめできない時期

接ぎ木に最も適した時期は、植物の種類や地域によって異なりますが、一般的には「春」と「秋」が推奨されます。

特に春が推奨される理由は、植物が休眠から目覚めて成長が活発になるためです。この時期は樹液の流動が活発で、接ぎ木後の癒合がスムーズに進むことが期待できます。また年内に枝が大きくなるため、早ければ翌年には果実の収穫に可能になるからです。

  • 春(3月~4月)

    • 植物が芽吹き始め、樹液の流れが活発になるため、成功率が高まります。
    • カルス(癒傷組織)が形成されやすく、穂木と台木がしっかり密着します。
  • 常緑樹(5月~6月)

    • 新芽が伸びている時期に行うと良い結果が得られます。
  • 秋(9月~10月)

    • 植物が休眠期に入る前に行うことで、冬を越えてしっかり根付き、春に成長が期待できます。

おすすめできない時期

冬に使い秋(11月)~冬に接ぎ木を行うのはおすすめできません。秋になると植物は休眠期に入り、生理的活動が低下します。また、気温が下がることで接ぎ木部が凍結するリスクが高まり、癒合がうまく進まない可能性があります。さらに、秋は病害虫の活動が活発になる時期でもあり、接ぎ木部が感染するリスクも増えます。

次の時期には接ぎ木を避けるべきです。

  • 冬季(11月~2月)

    • 植物が休眠状態にあるため、樹液の流れがほとんどなく、活着が難しくなります。
  • 夏季(7月~8月)

    • 高温多湿で接ぎ木部分が乾燥しやすく、病害虫が発生しやすいため、成功率が低下します。
  • 樹液が流出している時期(5月末までのブドウなど)

    • 樹液が切り口から流れ続け、乾燥しやすくなり、接合が難しくなります。
  • 新芽が動き始めた直後

    • 植物がまだ不安定であり、接ぎ木によってストレスがかかりやすくなります。
例外

鉢植え等で、真夏や真冬でもエアコン等で最低・最高温度を押さえて温度を一定に保てる場合は、例外的に可能です。例えば真冬でも温暖な地域で温室であれば接ぎ木は可能。

接ぎ木の時期まとめ

接ぎ木は植物同士の癒合能力を利用した技術です。適切なタイミングと環境を選ぶことで、接ぎ木の成功率が大きく向上します。

適切な時期に接ぎ木を行うと、成功率が高くなります。品種や樹木の種類、地域、その年の気象条件によっても変わるので、余裕をもって計画を立てることをおすすめします。

私の場合でいえば、こんな感じの時期に行います。

  1. 3月頃。
  2. 6月、7月初旬頃。緑枝接ぎ
  3. お盆過ぎから、朝晩の気温が低下してきたタイミング。緑枝接ぎ
    10月初旬までならチャレンジします。
    温暖な地域で暖冬であれば、成功する確率がアップ。

3月の接ぎ木で成功すれば、それでOK。ダメな場合は6~7月初旬に挑戦。それでもダメな場合や、別の場所に接ぎ木する場合には、8月後半~9月初旬に挑戦。

イチジク、ブルーベリー、柑橘系(レモン、みかん等)は3月に成功しています。ぶどう、柑橘系の緑枝接ぎは、6月の梅雨時期~7月初旬でも成功しています。

イチジク(鉢植え)、柑橘系は9月にも行いましたが成功しました。

私の住む地域は、中間地~温かい地域です。暖冬であれば、9月後半に接ぎ木しても、新芽がでて年内に葉や枝が硬くなります。念のため接ぎ木部は不織布で覆います。

※注 地域差やその年の気温等により、適期や向かない季節は1か月程度はズレる可能性があります。余裕をもって計画を立てましょう。

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