レモンの葉にクモの糸のようなものを発見したら、それはハダニの可能性が高い。
このハダニ、クモに近い昆虫で糸を出すことで知られています。もし葉にクモの巣のようなものを発見したらハダニの可能性が高いです。
レモン栽培を長くしていると、いろんなトラブルに見舞われます。しかし幸いにも殺虫剤も使わず完全駆除に成功しました。
レモンのハダニを水スプレーで虫除け!
レモンの葉に斑点が次々に現れ、気づいたときには葉が黄色く落ち始めました。葉が1つ、また1つと落葉しました。葉の裏には大量の虫、ハダニが大発生!
気づいたときから鉢上のレモンの葉全体が危険な状態になるまで、わずか1週間くらいの短期間。
おそらくその前から発生したのでしょうけど、高温多湿がハダニの爆発的な繁殖の条件だったのだと推測。
結果、新芽も成長が止まるどころか落ちました。
「全滅するかも」。
誰の目でも、これはレモンが危険だと分かるほど。せっかく結実して実が大きくなるところだったので残念です。
以前も枯れかけたことがありましたが、これとは様子が違いました。
レモンの葉の裏にハダニの群れ
問題が発生したときは、まず大事なのは詳しく観察すること。
そこで分かったのは・・・
気持ちが悪くなるほど、ハダニがうじゃうじゃいました。もう数え切れないくらいにうごめいていました。
下記の写真は比較的、刺激が少ないものを選んでいます。
虫の苦手な人なら、二度とレモンに触れないくらいの無数の虫の群れ。よく観察すると、赤っぽいハダニでした。
葉の上にまで増殖したハダニ。
このハダニ、種類がいくつかあり色も様々ですが、葉の汁を吸い葉を枯らして最終的には鉢植えレモンなら全滅させる恐ろしい虫です。
大きな樹木になったレモンなら問題ないないかもしれませんが、室内栽培の鉢植えのレモンは放置していると枯れます。
ハダニの駆除と弱点
ハダニはやっかいな虫で、同じ殺虫剤を使い続けると薬剤に耐性ができて駆除できない。
「勘弁して欲しい!」というのが正直な気持ち。
耐性を防ぐには、最低でも2種類以上できれば3種類の薬剤をローテーションして使うのが効果的なのは分かっています。
もう枯れそうなレモンの木。
ハダニは高温多湿になると、爆発的に増殖する生態がありますが、ある弱点もあります。それは・・・
ハダニは水に極めて弱い
多湿は好むのですが、水には弱い虫。そこで薬剤の前に、水スプレーを試してみることにしました。というか室内で殺虫剤って使いたくないですよね?
朝晩、葉の裏も表も、クモの巣状のところにもていねいにスプレー。鉢植えだからできることです。大きな木になっていたら大変だったと思います。
2~3分、水が無くなるまでかけました。床がぬれるので、ビニールなどを敷いてくださいね!
ポイントは手で優しく葉を触りながらスプレーすること。そうすることで、全ての葉の裏にいるハダニに水を掛けることができスプレーで落下します。
虫が苦手な方は薄いビニール手袋を着用してください。
その結果、3~4日くらすると、無数にいたハダニが全滅。どうやらハダニはスプレーのわずかな水でおぼれてしまう感じ。
殺虫剤と違い耐性もできないので、納得がいくまでなんどでも水スプレーをしてもOK。ハダニがほとんといなくなったら、毎朝、スプレーするだけでハダニは完全に駆除できそうです。
※念の為、1週間おきくらいに水スプレーをして予防してます。ハダニは卵で生き残っていたり、他からも飛んでくるからです。
まとめ:レモンの葉ハダニ駆除
今回はなんとか水スプレーで逃げ切ることができました。もし庭で育てて木が大きくなっていたら、水スプレーだけではダメだったかもしれません。
復活したレモの新芽
屋外なら水道ホースでスプレーして、木に丸ごと水をかけると効果があるかもしれません。
もし殺虫剤を使うなら最低でも2種類、できれば3種類を使って耐性ができないように駆除するのが良いと思います。その場合には屋外に鉢植えを出さないとダメですよね。
私だったら水スプレーも併用します。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。