「え、何、これ・・・」
旅行から帰ってきたら、レモンの葉が黄色くなり、枯れてきた。
中にはこのように落ちた葉も。
そこで、これまで育ててきた経験も交えて、原因をまとめました。
目次
レモンの葉が落ちる原因
レモンの葉が黄色くなる原因を書きだしました。
- 気温が低い。
- 根腐れ。
- 水分不足。
- 病気
- 虫
大抵は、この5つのいずれかに当てはまります。
3年目レモンの葉っぱが全て落ちた
「マジです」。
「ダメだこりゃ、もう枯れる・・・」ショック。
でも、そこは園芸好きの私です。すぐにはレモンを見捨てたりはしません。好きと、栽培が上なのを『はき違えていた』あのときの自分を叱りたい。
レモンの木の寿命は30年、中には100年を超える樹齢もあるので大切に育てたい。
でもそれくらいでも、水やりと肥料を適切に与えて、剪定も正しく行えばあと1年くらいは、実は付くのですが当時の私はできませんでした。
葉が落ちたレモンの木を観察
こういうとき大事なのは、まず異常が起きたレモンの木、株をよく観察することです。
- なぜ枝が枯れたのか?
- なぜ根が腐ったのか?
- 落ちた葉は、病気が原因なのか確認します。
葉の表面だけではなく、裏面も確認します。
- 葉に筋ができていないか?
- 虫がいる可能性は?
- 病気で葉に斑点や色に濃淡ができていないか?
どれも問題はなさそうでした。あと考えられるのは、激変した環境。
レモンが育った環境
そしてもう1つ。問題として浮かんできたのは・・・
気温や水分管理。レモンは初めてのことだったので、家の中でもっとも温かいところで、日辺りの良い場所においていました。
おそらく購入する前は、理想的な環境、つまり温かいビニールハウスで管理されていたんだと思います。
急激な変化はトラブルのもと。例えば家でも室内でずっと管理していたものを、屋外に急に出すと枯れることも。← 枯らした経験あり。屋外に出す場合は、春や秋頃にしないと、木が弱る可能性大。とくに室内から急に真夏の屋外にだすと枯れやすい。
気温や湿度の変化が大きいと、木に過大なストレスを与えるのでご注意を。特に真夏は鉢内が加湿になって、根腐れしやすい。
根腐れの確認は、鉢からそっと苗を取り出して根っこの状態を確認すればOK。根っこが茶色になって、さらに根がとろけているとかなりヤバイ。その場合は、植え替え必須。剪定もがっつりやります。この辺りはまた別途、どこかでまとめようと思います。
低温に弱いレモンの木
レモンは、温暖な地方で生育する果物。寒いのは苦手。
これは低温で葉が黄色くなったケースの写真です。
鉢植え、庭に地植えしたとき、共通して問題になるのは、レモンは寒さに弱いこと。
鉢植えの場合は、寒い時期は室内の陽当たりが良い、温かい場所で大切に育ててください。
人間と同じで、急激な温度の変化が苦手。
窓際に鉢を置く場合は、温度が低くなりがちなので、プチプチを窓になるはどして、窓からの冷気を遮断しましょう。
霜はかからないようにしているのですが、真冬はかなり寒い。レモンは温暖なところで栽培されるので、気温が低いので順応できずに葉を落とした可能性があります。とくに鉢植えで、まだ木が小さい間は耐寒性が弱いということ。
家の近くで購入された場合は、気候は育てられる環境だと思いますが、ネット通販で購入される場合は、生育環境を確認しましょう。
幸い、我が家のレモンは枝はまだ緑で、水分も根から吸われている感じでした。もし根が腐っていると、枝がしわしわになってくるので、そこで判断できると思います。
葉がなくなったので、鉢の土に含まれている土は水分をあまり吸われないはず。あまり水やりをしないように控えました。
そのまま様子を見ていると、落ちた葉の周りが少しずつゆっくり膨らんできました。
「あ、新芽ができる!」
次第に膨らんできました。もうすぐ春。何とか危機を脱したようです。良かった。レモンの新芽は室内の温かいところなら、梅が咲く頃には新芽がでるのも分かりました。
寒さは、ほんとに注意です。
根腐れ
鉢植えの場合は、買ってきたままの鉢を使うのは1年が限度、2年目は一回り大きな鉢に植え替えましょう。
植え替える土は、基本は同じ。こちらも参考に。
庭で植えた場合は、土や根の張りを確認します。根を傷付けないように注意しながら、用土を少し入れ替えます。
この場合、全面的に交換するのではなく1/4くらい交換して様子をみましょう。
ただ、根腐れで葉が枯れるケースは、それほど多くはないと感じています。
水分不足
今回、母は留守番で旅行に出かけたので、水やりは母がやってくれています。
ところが・・・時期は6月の梅雨とはいえ、晴天が続き連日、30度を超える暑い日。
水やりをしっかりしていれば、葉から水分を蒸発させて気化熱で温度を下げて、レモン自ら、葉やけから守るのですが。せめて家のどこかの換気扇を回していれば・・・
今回の葉の現状は、こんな感じ。
これは病気ではなく、暑さと水不足で葉が枯れたものです。
つまり水やりも忘れてしまっていました(涙)
「鉢に植えたレモンは、暑い日は毎日、水やりをしなきゃ枯れるのは当たり前!」
と、言いたかったのですが、言ってもムダなので、ぐっとこらえました。
ホントは一緒に旅行に連れて行きたかったけど、合計30km以上も歩くので、倒れられても困るので辞めました。結果的には暑かったで、レモンの被害ですんで良かった。
と、思うことにしました。
水不足が続くと、新芽も落ちて生育もそこでストップするので、絶対に水は切らさないこと!
ちなみに母は、根腐れするから水やりは毎日、やらない主義の人で、言っても喧嘩になるだけで、ぜんぜん治りません。
でもね。植物って急激な水分変化がなければ、水耕栽培でも良く育つのですが。
レモンの病気で葉が黄色くなった?
レモンの葉が病気で落ちるときの葉の状態は、
- まだらに色が変色する。
- 一部が斑点状に枯れる。
- 葉がしみのように黒い斑点がある。
我が家のレモンの木は、まだ目に見えるような病気の経験は幸いありません。
虫が葉に寄生
長くレモンを栽培していると、いろんなことに見舞われます。
葉が黄色くなって落ちた原因の1つがハダニという虫の仕業でした。葉っぱから養分を吸い取り、短期間で爆発的に増殖するので油断していると恐ろしい。
詳しくはこちらにまとめました。
結論からいうと、完全に撃退に成功しました。
まとめ:鉢植えレモンの葉が黄色になり枯れて落ちた
暑い時期のレモンの葉が黄色くなり、落ちてしまう原因で考えられるのは、水やり不足。
庭で植えた場合でも、土の状態が悪く乾燥しやすい土地なら、水不足になる可能性はあります。
- 低温にも高温にも要注意!
とくに4月頃に植えたばかりなら、根がまだ深く張っていなくて、水を地下から吸い上げられなくて、葉が枯れた可能性があります。
できるだけ朝、水やりをしましょう。ただし夕方に水やりすると、土の温度が下がるので、できれば避けてください。(湯はダメですよ)。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。