犯人はベアリング!ヘチリールの回転性能が悪い原因が分かった!

ヘチリールの回転性能

10~15秒しか回転しなかったヘチリール。

「失敗したかな・・・」

ところが、そんなダメダメなリールが、4分近くまで回転するようになった!

その手順や注意点、使ったアイテムも含めて詳しく紹介しています。

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ベアリングはチューニングすれば回転性能をアップできる

ベアリングを外して洗浄すれば、回転性能が大幅にアップ

この記事を実践したら、ベアリングの回転性能が大幅にアップしヘチリールがワンラック上のリールになりました。

しかし最初は、「ヘチリールなのにすぐ止まる!」という残念な結果しか得られませんでした。

合格点は、ラインにガン玉2B を付けただけでも、糸がするする~っとリールからでます。もし、そうじゃなければダメリール。

なのに・・・途中で止まってしまう。

そういう場合、ベアリングに問題があります!

でも安心してください。あるメンテナンス・改善することで劇的に回転性能がアップする方法があります。

※注 ドラグ機能がついているリールは、ヘチリールではないので確認してくださいね。

たまに通販サイトでドラグがついているのに、ヘチリールとして紹介しているケースがあるのでご注意ください。

それは落とし込み用のリールであって、ヘチリールではありません。では、どんなリールなのか?

具体的な機種名をこちらで紹介しています。

参考 ヘチリールのおすすめリールはこれしかない!

有名なヘチリールなのに、回転しない原因

回転性能が良いと言われている『黒鯛師 ザ・ヘチセレクション 88W-RT』や『プロマリン 海将黒鯛 KA-87』でも口コミで、回転が悪いという評価をしている方がいます。

では、なぜその人達のリールが回らないのか?

※私のヘチセレクションも回転が悪く、この記事で紹介しているやり方で回転性能をアップさせています。

ヘチセレクション88

回転しない原因はベアリングのオイルの粘り

そして一番回転性能が悪いという原因、ドラグ機能がついていないのに回転が悪いのは、ベアリングの内部のオイル(油)の問題です。

回転しないのはベアリングの内部のオイル(油、グリス)の粘度が高く、回転を邪魔しています。

ではなぜ、粘度が高くなっているかというと、ベアリングを摩擦から守り寿命を延ばすため。

ベアリングは中に精密に加工された金属の球が入っていて、それがなめらかな回転を可能にしてくれています。

でも金属同士が接すると摩擦で熱が発生して、ベアリングの寿命が短くなります。それを防ぎなめらかな回転をさせるためにオイルが入れられています。

しかしなぜかリールのロットによって、回転がなめらかではないケースは、オイルの量が多すぎるため抵抗になり、回転を邪魔しているからです。

非常に微妙な量の差なので、製造時に調整するのが難しいのでしょう。1個ずつ調整していると、おそらくリールの価格が上がるでしょうね。

しかし回転が劣るリールにもメリットがあります。

それは寿命の向上です。摩擦熱の発生が抑えられるため。

そこでバランスを上手にとり、適度にオイルを落とせば回転性能を向上させることができます。

それを何とかするチューニング(メンテナンス)の方法があります。

ここからはリールの分解が必要になるので、メーカーからのサポートが受けられなくなります。また問題が発生しても自己責任でお願いします。一応念の為。

この記事で紹介したやり方で、何らかの不具合が起きたときは自己責任でお願いします。当サイトは一切責任をとることができません。

ベアリングを取り外してオイルを洗浄する

分解したら、まずやるべき事。

ベアリングを指ではじいて、どれくらい回転するのかをチェックしましょう。できればスマホで動画を撮影しておくと、回転する時間が分かります。

もしベアリング単体では、スムーズに回転するようなら、ワッシャーが厚い可能性があります。

作業手順

1、リールからベアリングを取り出したら洗浄液につけて、オイルを除去します。

ZIPPO

筆者撮影:ZIPPO

オイルを除去するのにZIPPO(133ml)を使います。

揮発性が高いので火気厳禁!

ガラスビンにいれて、5分くらいつけたら少し揺すります。精密部品なのであまり強くはしないでくださいね。

参考動画:TATE Channelさんの『TATEのミニ四駆で遊ぼう!♯18~620ボールベアリング脱脂~』の4分1秒付近から、洗浄の動画になっています。

2、洗浄が終わったら、よく乾燥させます。

乾いてから、手でベアリングを回転させてスムーズに回転したら、やはりオイルの影響で回転が鈍くなっていたということ。

もし回転しないなら、ベアリングが不良品の可能性も。交換が必要かも。ただし次の行程で回転が良好になる可能性が十分にあります。

このままオイルを除去すると、ベアリングの寿命が短くなるのであるものを入れます。

3、ベアリングにワイズクラフトさんというメーカーのレボリューションBB(型番 S999)を1滴だけ垂らします。

垂らしたら、数分、乾くまでベアリングを手で弾いて回転させ続けてください。音が変わります。

垂らしすぎると、オイルが抵抗になって回転が悪くなります。もし間違ってたくさんかけたら、もう一度、洗浄してやり直しです。

洗浄をやり直してもダメな場合、レボリューションBBを今度は、2~3滴に増やしてやってみます。

効果が気になるところですね。

JUST DESIGN WORKSさんの『回らなくなったベアリングを復活させる方法(改修前)』さんの動画が分かりやすい。

まず使用前のベアリングの様子。動画は14秒です。

1~2秒で止まってしまっていますね~。

こちらもJUST DESIGN WORKSさんのさんの、『回らなくなったベアリングを復活させる方法(レボリューションBB塗布後)』さんの動画。

この動画のベアリングはかなり痛んでいるので、ガリガリ音がします。そんなベアリングですが・・・

1滴垂らして慣らすと・・・

レボリューションBBの効果が分かりやすい。

使用後の動画。

動画を見比べると、圧倒的に回転が良くなっています。

それじゃ、痛んでいないベアリングであれば、どれくらい回転するのか?

洗っただけで、これだけ回転しています。長南秀明さんの『ジッポオイルで脱脂したベアリング(゚∀゚)ミニ四駆』はかなり回転していますね~。

これくらい改善されれば、ヘチ釣りに使えそう。

ちなみにレボリューションBBは、人気のためか品切れになることが多く、予約になるケースが多いので、早めに注文しておきましょう。(私も予約しました)。

いまチェックしたらアマゾンに在庫ありました(2017年2月24日)

アマゾンワイズクラフト レボリューションBB

たまに回転をチェックして少し回転性能が落ちてきたら、またレボリューションBBを1滴足す程度で十分に使えると思います。

どうしてもレボリューションBBが入手困難な場合は、次に紹介するCRC5-56DXでチャレンジしてみては?

CRC5-56DX

一般用のCRC556と違って、用途にベアリングの記載もあります。

CRC5-56より優れているところは、洗浄力が向上しただけではなく、次の点も性能が改良されています。

  • 潤滑力がアップ。
  • 浸透・拡散力もアップ。

潤滑力が向上したので、少量でも効果が期待できます。ヘチリールのベアリングは、潤滑オイルを、粘度の低いものが回転性能をアップさせるので、CRC5-56DXが良いですね。

CRC5-56DXの使い方

  1. リールから外したベアリングを、小さめのガラス容器に入れる。
  2. ベアリングが浸るくらい、CRC5-56DXを噴射する。周りに飛ぶので注意。
  3. 5~10分ほど漬ける。
  4. ヘチリールに戻す。
  5. 何度も回転させて、ベアリングの中に浸透したCRC5-56DXを蒸発させる。

リールが1分以上、回転したら完璧。40秒以上なら実用上は問題なし。

もしダメな場合、1番目からやり直しです。

普通のCRC5-56でも、こんなに回転できるようになります。

ちなみにこの動画の作成者、『ふくまる大将』は、ヘチ釣りをするなら、必ずチェックされることをおすすめします。

回転性能が高いリールのデメリット

ベアリングの寿命が短くなります。

だからメーカーはあまり回転し過ぎないように、オイルを適度に封入しているのだと思います。ただ量が難しいですからね。

ちなみにオイルを全くいれないと、ベアリングがガリガリ音がして寿命が短くなります。

最近は私達ユーザーが、回転性能をもっと求めるようになったので、メーカーが悪いわけではないのですが・・・


ここで紹介したベアリングを洗浄すると、寿命が短くなる可能性はあります。そのときはメーカーから補修品として取り寄せしてください。

だいたい1個、800円くらいします。同じサイズであれば、同等品で安いものがあるので、それを試してみるのもありです。

内径と外径、厚みが同じであれば、基本的に使えるハズです。

ベアリングの寿命がやってくるまで使用するには、かなり時間がかかるので、1ヶ月に1回くらいの釣行だったら、相当、先の話になりそうなので、過度の心配は必要ありません。

分解するときの注意点

1、リールを分解するときは、広い場所で床にはブルーシートを広げてやってください。

小さな部品が飛ぶと紛失してしまいます。

2、動画撮影します。

分解してから元に戻せなくなる危険があるので、分解するとき必ずスマホで撮影しましょう。手元がしっかり写るようにしてくださいね。

1つずつ取り外していくとき、言葉で補足を入れておくとさらに分かりやすいです。人に見せるわけではないので、気づいたこと注意点などをしゃべっておきましょう。

デジカメでも撮影できるなら、別の角度からも撮影しておくとより安心。

3、順番に並べておく。

分解したら、その順番に並べていくと組み立てるときに間違いません。

回転が思ったほど変わらないとき

「な~んだ。こんな程度か」。

最初にこの記事で書いた方法でベアリングを洗浄して、レボリューションBBを使ったとき、多少は伸びたのですが、劇的とは言えませんでした。

そこで原因を考えました。

  1. 洗浄が不十分だった。
  2. レボリューションBBを使いすぎ。
  3. 乾く前にベアリングを回転させなかった。

ベアリングをZIPPOに入れて、最初に瓶を揺らししばらく放置。また揺らします。

次に瓶から出して、ベアリングをすぐに回転させます。

それからまた瓶に入れて同様にやります。これを3回やります。

これで洗浄は完璧です。

つぎにレボリューションBBを1滴使います。

「こんなに少なくて大丈夫か!?」という思いをグッとこらえて、1滴だけ使います。

そして乾燥する前に、すぐにベアリングを回転させます。最初は回転が鈍いですが軽く回転するようになります。

そうしたら次にまた1滴使い、同様に回転させます。

さらに1滴注いだら回転させます。

合計4滴、4回行いました。

これで決まり!

すると最初の1滴目は40秒くらいだったのですが、徐々に回転する時間が伸びて、4回目を終わったら約4分まで周り続けるようになりました。

ネット上では2分程度回ると言われていましたが、最初は40秒くらいでがっかり。そこでダメもとでまた1滴追加したら伸びたので、何度もやったら時間が伸びました。

これでベアリングが劇的に回り続けるようになります。これで成功です。

そうしたらヘチリールにベアリングを入れて組み立てます。

さて、どれくらい回れば成功なのか?

疑問を感じた女性

あくまで私の基準ですが、ここで回転が40秒以上伸びたら、実用上は十分に成功です。これくらい回転できれば大成功。4分も回らなくても良い。

だいたいこれらのリールでも、40~50秒くらいが標準だと思います。

  • 黒鯛工房 黒鯛師 ザ・ヘチセレクション 88W-RT
  • プロマリン(PRO MARINE) リール 海将黒鯛 レッド KA-87R

なかには個体差があって、分単位で回転するリールもあるようです。

ちなみに私の愛機『プロックス 波堤チヌ80』は初期では10~15秒くらいでしたが、4分近くまで回転するようになり、上記2つの上位機種と遜色ない回転性能にアップしました。

さすがに3分、4分も回転するようなヘチリールは、バックラッシュに注意しないと危険なくらいの回転ですよ。

それとオイルが少なすぎて、寿命の問題がでてくる可能性があるので、実用上は問題がない40秒~1分までで十分。過度の回転性能を求めすぎないようにしましょう。

回転性能が上がったデメリットで、移動中にリールが回転してしまうと危険。

リールのハンドルを竿とゴムなどで、必ず固定しないと移動中や竿に糸を通すだけでバックラッシュでへこみます(笑)

それにしてもレボリューションBBやCRCはすごい。

ワッシャーが問題のケースも

プロマリン 海将黒鯛 KA-87の場合は、防水用のワッシャーというかリングが若干、厚みがあって回転が悪くなっているという報告がユーザーからされています。

東海釣り三昧/TOKAI Fishing channelさんのこちらの動画。『ヘチ用リール!プロマリン海将黒鯛の紹介&回転能力検証♪』

2分36秒付近から、その指摘がされています。

そういうものは、部品の交換は簡単にできるので心配はいりません。

まとめ『回転し過ぎるのも考えもの』

リールが軽く回転すると、より自然にエサを落とせるようになるのですが、実は回転し過ぎると大変。

エサを落としているとき、リールにちょっと力が加わりすぎ、すでに海底のエサがついているのに、周り続けてしまいバックラッシュに。

ある程度のところで回転が止まるくらいが、ちょうどいいと思います。

『黒鯛師 ザ・ヘチセレクション 88W-RT』と『プロマリン 海将黒鯛 KA-87』を比較すると、海将黒鯛の方が回転が続くのですが、あそこまで回らなくても大丈夫。

ふくまる大将釣り動画さんがこちらの動画『「どっちが回る?」海将黒鯛KA-87R vs ヘチセレクション88W』で回転の比較をされています。

動画でも言われていますが、個人的にはヘチセレクション88Wくらいの回転で十分に使えると思います。

分解して壊してしまうリスクもあるので、ヘチセレクション88Wくらいの回転があれば十分。あとは使い勝手を考えた方が良いですよ。

【関連記事】

ヘチリールのおすすめリールはこれしかない!

編集後記

ベアリングのもっと大きいタイプも別件で購入したので、どれくらい回るか回転させてみたら、すぐに止まってしまいます。

でも実際にはヘチリールの様な使い方の方が特殊なので、どれくらいの回転にするのか、リールメーカーも試行錯誤をされているのだと思います。

回転性能を追究し過ぎて寿命が極端に短くなると、別の問題でクレームが入りますから難しいところでしょうね。

ただ今回のメンテナンスでベアリングを取り出したので、自分で交換もできるのでもし万が一、ベアリングが寿命がきても自分で修理できるようになったのは良かったです。

ベアリングの外径、内径、幅を計って同じタイプを選べば使えます。

さて、いろいろと他の方の動画を紹介しましたが、本来は自分で撮影したものを紹介したいのですが、いまのところそこまで手が回りません。

ちょっと寂しいような。。。

余裕ができたら1つずつ、動画を入れ替えてみたい気持ちだけは持つようにしています。← 結局、やらなさそう(汗)

目次 初心者の釣りガイド入門【釣り具選び方・エサ・コツなど】

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