初心者が使うスピニングリールの多くは、ナイロンラインを中心に考えられて作られています。
そのためPEラインを使うと、糸が余ったら足りないケースが発生します。
そこで私が良く使っている、PEライン 0.8~1.5号までに最適なリール、予算1万円以下のものを探しました。
※注 海(ソルト)対応リールでないと、錆びて早く故障します。
目次
PEラインを巻くのに選んだスピニングリール
PEライン 0.8、1号、1.2号、1.5号を巻くために、ダイワ、シマノさんの予算1万円以下を目安に選定。下記にまとめました。
上記の機種の中から、予算と糸巻き量を考慮して下記の3機種を選定しました。
- シマノ 17セドナ 2500S 0.8号
- ダイワ 16 クレスト 2508H 1号、1.2号
- ダイワ スピニングリール 16リーガル PE付 2508H 1.5号
シマノ 17 セドナ 2500S
PE0.8号、専用に。マゴチのワインド用にぴったりですよ。
シマノ スピニングリール 17 セドナ 2500Sは、2017年モデル。
価格:5000円前後。
一口メモ
リールを購入する場合は、型番に注意。シマノさんは、Sのついていないモデルもあります。
例)
- 17 セドナ 2500
- 17 セドナ 2500S
Sがつくと、糸の巻き取り量が少なくなります。だから糸の細いPEライン向きです。
シマノさんが、この価格帯で最新の技術を発揮して世に出したモデル。比較される場合は、同価格帯のモデルと比べてくださいね。
間違っても、3万も5万もする機種と性能面で比べないように。
値段は人気度や在庫量によって変動するので、6000円くらいになるかもしれません。
シマノのリールは最大ドラグ力が4kgあれば、陸から釣る釣りならマゴチ、チヌ、シーバス、サゴシなども、十分に対応できます。
スペックを下記にまとめました。
- 実用ドラグ力(kg):2.5
- 最大ドラグ力(kg):4.0
- 自重(g):245 重さも、245gなら軽い方。
- ナイロン糸巻量(lb-m):5-110、6-95、8-70
- フロロ糸巻量(lb-m):4-130、5-100、6-80
- PE糸巻量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-110
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):73 標準的な長さです。
- ソルト(海水)対応
ちなみにSのついてないモデルだと、PEライン1号が320m、1.5号が160m巻けます。
今回は、PEライン0.8号150mを巻けるリールなので、シマノ 17 セドナ 2500Sを選定しました。
これなら、下巻きなしで、また余ることもなくリールにピッタリ巻くことができます。こんな感じ↓
ただし若干、巻き方や、PEのメーカーによって前後することはあります。海外製品は、大抵はPEラインが極太なので注意が必要です。
ラインのことは、下記の記事を参照すると詳しくなります。
ライントラブルに備えて、スプール(糸を巻く部分)の予備があると助かります。
この部分を複数持っていると、釣りの現場でトラブルにすぐに対処できます。
荷物は重くなりますが、もちろん同じリールを2個、持って行ってもかまいません。
スプールの通販 ≪パーツ≫ シマノ ’17 セドナ 2500S スプール組
ダイワ 16 クレスト 2508H
PE1号、またはPE1.2号用に、ダイワ 16 クレスト 2508H。
予算が限られている方は、手間はかかりますが下巻きとPE200mを使えば、0.8用としても使えます。
1台で何とかしたい方は、このダイワ 16 クレスト 2508Hが、無駄なく糸を使えます。
価格:5000円前後。価格変動あり。傾向としては根上がる可能性あり。
- 最大ドラグ力(kg):4
- 自重(g):280
- ナイロン糸巻量(lb.-m):6-190、8-150
- PE糸巻量(号-m):0.8-230、1-200
手盛りのラインでは、1.2号-150でぴったりでした。
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):80
- ソルト(海水)対応
150m巻きのPEなら、下巻きが必要かな~と思って、実際に巻いてみました。
今回、確かめるために巻いたのは、私のお気に入り『デュエル ハードコア X4 150m 1.2号 ホワイト』。
これがぴったり。下巻き無し!
実は下巻きがどれくらい必要か調べるため、まずは下巻きなしで、どれくらい足りないかを調べたら、私好みで、ちょうど良い感じ。
「やった!クレスト 2508Hを1.2号専用にできる!」って思いましたね。これは嬉しい誤算。
メーカーによっては、糸が太くて余るケースあり。ラインは、できる限り150mで1200円~以上の価格帯の有名メーカーをオススメ。
0.8号、1号、1.2号とも、このリールに150m以上、巻くことができます。スプールを交換すれば、これ1つでも対応可能。
私はスプールを1つ注文して、1号も、クレスト 2508Hで使います。
スプールの通販
一口メモ
リールを購入する場合は、型番に注意。ダイワさんは、Hのついていないモデルもあります。
例)
- 1ダイワ 16 クレスト 2506
- ダイワ 16 クレスト 2506H
Hがつくと、ハンドルを1回転したときの、糸の巻き取り量が異なります。2506は1回転で71cm。Hがつくと80cm
その他の性能は同じ。
ダイワ 16 クレスト 2508Hは、1回転80cm。
ちなみにH-DHというタイプもありますが、これはHのタイプにハンドルがダブルになったタイプ。気になる方は、商品写真をみてください。
ダイワ 16 リーガル PE付 2508H
PEライン1.5号専用に、ダイワ スピニングリール 16 リーガル PE付 2508H。
価格:5000円前後。価格変動あり。こちらもHがついた型番。
- 最大ドラグ力(kg):4
- 自重(g):280
- ナイロン糸巻量(lb.-m):8-150、12-100
- PE糸巻量(号-m):1-200、1.5-150(1-100 付属品)
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):80
- ソルト(海水)対応
1号の場合は、150m巻きのPEなら下巻きが必要です。1.2号は、ラインによっては、ぴったりかも。
計算上、1.5号150m巻き専用にするなら、ぴったり使えます。(PEラインは太い傾向にあるので、実はちょっと余ると予想しています)。
4本撚り、8本撚りでも変わるので、実際に手持ちのラインで確認してくださいね。
ちなみに1.2号を150m巻けると表示している、有名メーカー製のスピニングリールは、なかなか見つかりませんが巻けてしまう。
注意事項 スプールのみの購入は、楽天、アマゾンで見つからないので、ちょっと手こずるかも。
その他の機能
- ABSⅡ:ライントラブル軽減と、飛距離アップのスプール構造。
- クラスラップ:細糸やPEラインを使用したとき、ライントラブルの減少になる。
- ツイストバスターⅡ:糸ヨレを起こしにくいラインローラーを搭載。
- エアベール:糸がらみ軽減のベール構造
これらの機能は、投げたときの糸のトラブルを減らすためのもの。このクラスの価格帯で、これだけ搭載しているので頼もしい。
私はPE1.5号の専用リールに、現在、こちらのリールを使っています。
純正標準スプールの活用
各機種のリールのところで、スプールをちょっと補足で紹介しました。
これ、あると便利。
例えば、ダイワ 16 クレスト 2508Hを1、1.2号、1.5号で使う場合、糸を巻く部分(スプール)を交換するだけで、1つのリールで、糸の太さを変えられるので早い。
もし、スプールがないと別のリールをもう1台用意するか、釣りに行く度に糸を巻き替えて交換します。これ、以外とべんどくさい。
純正の標準スプール、1つ2000~3000円弱なので、スプールを2つ買い足すと便利。
例えば1号でマゴチを釣っていて、青物が釣れそうな状況のとき、1.2号を使いたいときは、スプールを交換するだけなので楽です。
もし予備のリールを携帯すると、それだけ荷物になりますが、スプールだけなら軽い。
私だったら、旅行先にダイワ 16 クレスト 2508H1つと、1.2、1.5号を巻いたスプールをカバンに入れておきます。
余裕があれば、リールを2台、スプールも2つ持っていると、糸を巻き替えるとき簡単です。
もちろん、余裕があれば同じ機種を2台、3台持ちというのもありです。
まとめ
できるだけPEラインを余ることがないように、ぴったり巻くために調べてきました。
糸って高いですからね。できるだけ、捨てないように使い切りたい。150m買って、130メートル巻いて、20メートル捨てるのってもったいないですから。
- シマノ 17セドナ 2500S 0.8号 替えスプールあり。
- ダイワ 16 クレスト 2508H 1号、1.2号 替えスプールを使うか、2台。
- ダイワ スピニングリール 16リーガル PE付 2508H 1.5号 替えスプールの入手は困難。
今回は6000円以下のリールを選定しましたが、予算に上限がないうらやましい方は、店頭で最高ランクのリールを購入してください(笑)
下記の目次で紹介している記事を読むと、釣りが更に詳しくなります。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。