豪華客船に興味があっていろいろ調べたのですが、超高価で長期間の世界一周旅行もありますが、それは時間もお財布を考えても無理。
「もうちょっとお手軽なのはないのかな・・・」
旅行会社のパンフレットを見るのが日課になっていたのですが、お値段と内容のバランスが良いにっぽん丸(日本丸)のクルーズを発見!
「これ、これを探してたよ!」
ということで、勢いで予約しました♪
今回は2人旅。
期待で前の夜は熟睡できず、まるで遠足を楽しみな小学生のよう・・・
だけど、まさかの緊急事態・・・
目次
『一生忘れられない』にっぽん丸のクルーズ
「台風がやってきた!」
乗船した時期は、台風シーズンだったので心配でした。
「でもまあ、大丈夫でしょう」と思うことにしていたのですが、まさかの台風が日本丸の進路の近くにやってくるとの予想。
「まじか・・・」
家族は心配をかけたくないので、行き先だけは伝えてクルーズというのは内緒で出かけました。
でも、まさかって出来事が同時に発生するんですね!
「地震もやってきた!」
ありえない・・・
実はあの北海道の地震の当日もクルーズしてました(汗)
台風と地震。どうなることやら・・・
台風による強風と高波で船酔い?
乗船初日は、多少の揺れはあるものの、ごく普通にクルーズを楽しめました。
ところが乗船した二日目、後ろから台風が追いかけてきたので、高波と強風で海は大荒れ。
「真っ直ぐ歩けない!」
部屋から出て食事にいくのにも、壁に沿って歩かないと安定しない。
たぶん漁船レベルだったら、転覆してしまうでしょう。それくらい外は荒海。
でもさすがにっぽん丸、船が大きいので揺れますがそれだけ。
私は乗り物酔いをしやすいのですが、無料で船酔いのお薬を頂けたので、それを飲んだら大丈夫でした。薬って効くんですね!
ちなみににっぽん丸のクルーズが5~6回目の人も、こんなに揺れたのは始めてとのこと。
台風が過ぎ去った後は、揺れをほとんど感じなくなりました。さすがにあれを体験したら、普通のクルーズの揺れはぜんぜん気にならない。ある意味、揺れに耐性ができたかも。
北海道の島で魚釣り
風が弱いころを見計らって釣りをしました。
エサは持っていってないので、始めてのルアー(ちっちゃなワーム)で釣りにチャレンジしてもらいました。
「釣れる気がしない」という人に、挑戦してもらいました。
ところが入れ食い!
がっつりワームを飲み込んでいます。
正直、釣れるか釣れないかは五分五分だったのですが、なんと一時的ですが入れ食い!
さすが島の魚は、ルアーが初めての魚ばかりでルアーへの警戒心が少ないためか、良く釣れました。
ただ仲間が釣れていくと、次第に警戒心がでてきました。それに釣った魚は全てリリースしているので、その魚たちが仲間の魚に危険を知らせているのかもしれません。
それと台風の影響で風が強くて、釣りづらくなったのでやめました。
ということで、短時間でしたが釣りを十分に堪能しました。
ちなみに竿は、竿とリールのセットで980~1480円くらいの初心者用の釣具です。糸もナイロンの2号でも十分に釣れました。
北海道の地震の余波
一通り楽しんで、台風を避けてコースが変更に。
このあたり、目的地が替わりましたが別にその場所に思い入れがあるわけでもなかったので、「あ~、そうなの」という感じでした。
それなりの楽しめたので大満足。
そして出発地の場所へ、いよいよ帰港の早朝、異例の館内放送でにっぽん丸の船長からお話。
それが北海道の震度7の地震。
実は私たちは、海の上だったので地震を全く感じていませんでした。まだ台風の余波で少し揺れていたのもあります。
それを聞いても、まだたいしたことはないでしょうと思いつつ、テレビをつけてNHKを見ると・・・
「大変なことになってる!」
- 北海道のほぼ全域が停電している。
- 空港が被災して飛行機が飛ばない!
船は小樽港。帰りの飛行機は新千歳空港。
信号は止まっているので、レンタカーで帰るのも怖い。それに空港の被害もひどく、いつ復旧するのか分からない。
その上、北海道が停電で、スーパーもコンビニも、ホテルも停電で全滅(後に、コンビニの一部が非常電源で開店しているのを帰ってから知る)。
ネットが使えなくなったので、情報はテレビだけ。まだそれでもまし。道民の方々は、それすら見られない方が大半。
さて、どうしよう。家に帰れない。
緊急事態にいきなり、突き落とされました。
事件!?予算が大幅アップなのに嬉しい事態
にっぽん丸は、私たちを下船させたあと、次のお客様を乗船させるハズだったのですが、一部の方を除いて到着出来なくなり、ツアーが中止に。
そんなとき、『にっぽん丸』さんが、こんな提案を。
小樽から青森港まで、1泊の新しいツアーを急きょ作られ、「希望者があれば有料になりますが、いかがですか?」とのこと。
このクルーズ、北海道の方もいらっしゃるので、全員がそのプランに乗るわけではありませんが、関係者の方に聞いたところによると約2/3くらいの方が、青森へ向かうとのこと。
つまり1泊、追加のクルージングに。
料金は追加になりますが、これで温かい食事と寝るところも確保でき安心。青森まで行けば、新幹線もあるし、空港へもいけるので自宅まで安心して帰宅できます。
青森港が見えてきたときは、泣きそうになりました。
ほんと、にっぽん丸さんありがとう。
お金を払って感謝するって、そうそうないですよね。
でもあのときは、家に帰ることができるって分かっただけで、めっちゃ嬉しくて。
北海道で大変なことになっている方には申し訳けなくて、今回、この記事は落ち着いてから投稿することにしました。
一日も早く、普段の生活が全ての方々ができることを願っています。
にっぽん丸クルーズの反省点
にっぽん丸の『豪華客船』クルーズを体験したら、台風と地震で予想外の事態になりました。
一時はすぐ帰宅できないかもしれないと、覚悟を決める場面もありましたが、にっぽん丸さんのご配慮もあって、何とか無事に帰宅することができました。
何となく、後ろ髪を引かれる気持になりましたが、家で待っている家族のこともあるので安心させてあげられました。
ちなみに帰宅したら、こっぴどく叱られました。
「今度から、どこに行くのか、どこで宿泊するのか、詳細に伝えるように!」とのお達しが。
分かりました。ほんとごめん。
※嫌なことを書きましたが、大半は楽しく過ごさせて頂きました。詳しくは下記まで。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。