節電のために、エアコンの室外機を日よけすると効果があるそうです。ただし間違ったやり方は逆効果。
日よけすると、どれくらい温度が下がるのか効果も気になりますね。
そこで、ちょっと手軽に効果を確かめる方法についても紹介します。
直射日光を遮る効果
密閉空間の温度差
例えば屋外の駐車場に止まっている車。日中に乗ろうとしたら、ハンドルが熱くて持てないという経験をされている方もいると思います。
でも日よけすると、温かいものの持てないほどではありませんね。おそらく20度いくらい差がでてきているでしょう。
車内は50度以上になると言われているので、そりゃ暑いですよね。室外機が直射日光に当たる時間が長いところに設置されているなら、効果はあると考えられます。
風通しの良い屋外
ただし室外機は開放されたところに設置されているので、温度差は実際には2~4度程度の差にしかなりません。
この程度の温度差で、劇的に節電はできそうにありませんね。あまり過度の期待は禁物です。
ただし陽当たりの良い南側などに設置されている場合は、室外機がかなりの高温になるのでひよけ効果が期待できます。
節約にはならない?
もし自作で作るにしても、購入するにしても費用がかかります。捨てる材木でも頂けるならタダで作れるかもしれませんが。
私が通販で利用する楽天市場で、エアコン室外機の日よけを探すと、人気のものは5000~6500円もします。
それが売れているので驚いています。なぜ売れているのかを、レビューを読んでいくと節電のためにというよりも、「おしゃれに飾りたい」という気持ちが伝わっています。
おそらく電気代を細かく計算しても、日よけしたくらいでは元は取れないと思います。やはり見た目重視なようです。
もし節電を考えるなら、エアコンと扇風機の併用や窓ガラスをペアガラスにした方が効果は上がると思いますよ。
あまり知られていませんが、部屋の湿気対策をすると節電にもなります。
DIYするなら木材がおすすめ
シートなどお手軽な日よけもありますが、風が強い日や台風のときはバタバタして危ない。
それよりもがっちりした木で枠を作って設置した方が安心です。それに木に防腐剤を塗れば、何年も保つので長い目でみればお得です。
数年に1回、ペンキを塗り直せばずっと長く使えます。
ラティスフェンスを使うと、きれいにできますがあまり安くはありません。それなら通販で組み立て式を購入する方が楽です。
手軽にテスト
ものすごく簡単に効果を試せます。
こちらはダイソーで売っているアルミシートを使います。
風がなく暑い日に、室外にの上に大きめに切って、これを貼れば光を反射させられるので、どれくらい室外機の温度が下がるかを確かめられます。
ちなみにアルミシートを室外機に貼り付けるアイデアも考えましたが、紫外線で劣化してボロボロになるのでおすすめできません。
- 1~2年くらいなら、よしずを立てかけるのも良いと思います。
貼ったときと、何もしないときで比較して良さそうなら、本格的に設置してはいかがですか?
もしかすると、節電タイプのエアコンに買い換えた方が、効果が高かったりして^^;
室外機に日よけカバーは逆効果
たまに見かけますが、室外機に日よけのためカバーをしているお宅が。でもあれ、逆効果。
室外機から高温の空気が排出されますが、カバーがあるとスリットなど隙間があったとしても、完全には排出されません。つまり温度があがり冷却効果が低下します。
またカバーがあると屋外に風があるのに、それを利用できないのでやはり放熱効果が下がってしまいます。
つまりカバーは逆効果にしかならないわけです。
このことはエアコンのトップクラスのメーカー、ダイキンの公式サイトで説明されています。
参考 https://www.daikin.co.jp/naze/setsuden/check.html
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。