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真夏にぶどうの接ぎ木(緑枝接ぎ)をやった結果に驚いた!

ダメ元で、真夏にぶどうの接ぎ木(緑枝接ぎ)をしたら、意外なほど成功しました。

7月の炎天下の中、ぶどうの接ぎ木(緑枝接ぎ)を2本の樹で合計、7か所中に接ぎ木(割り接ぎ)。結果は6か所で成功。86%の成功率でした。1、2ヶ所も成功すれば十分だったので、結果には大満足!

8月初旬~8月15日 新たに3箇所、接ぎ木したらすべて失敗。穂木の方か接ぎ木する樹が弱って失敗したのかは不明。成功率が下がりました。晴天が続いているのも影響しているのか?

おそらく接ぎ木する穂木が細くやわらか過ぎたのと、接ぎ木する樹の方が少し硬化してきたのが影響しているかも。どちらにしても以前、成功した時のような樹に勢いがなくなった時期なのも影響しているのかも。この辺りは想像でしかない。成功率60%にまで低下。

実は、その後も失敗した箇所に接ぎ木をして、現在は様子見の段階。

成功した接ぎ木

成功した接ぎ木

※ここでは品種については割愛させていただきます。ちなみに台木は挿し木2年目の巨峰。

接ぎ木も増殖とみなされます。種苗登録されている『ぶどうを接ぎ木する場合』はご注意ください。家庭菜園の場合は、種苗法の『自家用の栽培向け増殖』には該当しませんが、収穫物や苗等を譲渡すると該当してしまうので、あくまでも自家消費が基本です。もし増殖される場合には、許諾を受ける必要があります(有料)。

詳細 農研機構育成の登録品種の自家用の栽培向け増殖に係る許諾手続きに関するよくあるご質問(FAQ)

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ぶどうの接ぎ木(緑枝接ぎ)

私は7月初旬~8月初旬に接ぎ木して成功しましたが、一般的には5~6月に行います。この時期の接ぎ木は、次のような特徴があります。

  1. 成功率が高い。← 重要
  2. 活着までの日数が短い。結果は2週間程度で分かる。

緑枝接ぎが成功しやすい理由を考えてみましたが、まだ枝がお互いに柔らかいのでメデールテープや接ぎ木テープでしっかり巻くと、形成層(接合部)がぴったりくっつくので成功しやすいのではないかと。また気温が高く細胞も若いので、早く接げると推測。

脇芽から伸びた枝に接ぎ木して成功

注意したいのは枝が柔らかいので、ポキッと折れやすく裂けやすいので力加減にはご注意を。もし可能であれば、何度か練習してみてください。私は何か所かで練習のつもりでやってみました。結果、かなりの確率で成功。

ポイント

真夏で日差しが強いので、念のため接ぎ木の芽以外の部分をアルミホイルで保護しました。接ぎ木が成功したら取り外します。場所によっては、アルミホイルで影を作り強い日差しから守りました。屋外が35~39度の状況でも成功しましたが、できれば梅雨前に行うのがベストだとは思います。

アルミホイルを外すのが遅れると発根してくることも。
発根するほどだから接ぎ木は成功。
根っこは枯れますが問題ありません。

失敗してもやりなおせる

成功率は感覚的になりますが、8~9割は成功する感じです。また成功すると接ぎ木してから3週間ほどで新梢が伸び始めるので、すぐに結果が分かります。

もし仮に失敗したら接ぎ木部が枯れていくので、その段階でもう1度、接ぎ木に再チャレンジすればOKという気持ちでやっています。早めに行えば、やり直す時間もあります。

下記の矢印は、右から接ぎ木して失敗したら枝を少しカットしてまた接ぎ木します。

失敗したら切って、また接げばOK。

私の場合は、何か所かで接ぎ木したので、1か所でも成功すれば成功という気持ちで行いましたので、仮にダメでも気が楽です。まあ練習しないと上達しませんしね。

一文字樹形で栽培する場合、先端部で接ぎ木すると、今まで育てた品種と、新しく接ぐ品種、2種類の品種を収穫することができます。先端部で失敗したら、また切ってやり直せばOK。

複数個所で接ぎ木できる。

樹形によっては、別の場所を接ぎ木候補にします。この辺りは栽培する場所に応じて樹形をデザインしてください。趣味の園芸なので決まりはなく、試験みたいな正解はないので気楽に、ある程度は自由で良いと考えています。

時期や時間を変えてみた結果

一般的には3月頃に行うと思いますが、実験的に真夏に時間を変えつつやってみた結果です。

7月、朝、昼、夕方とそれぞれで接ぎ木をしましたが、いずれも成功(1本の木で1か所成功ならOK)

2本の樹で何か所かで接ぎ木しました。失敗した箇所もありますが、実用上は全く問題なし。そこはまた再チャレンジできますし。そもそも1か所で十分。

活着は早く、接ぎ木してから2週間ほどで新梢がでて葉が展開しました。3月頃に行われる接ぎ木より、活着は段違いに早い。

収穫は翌年

接いだ台木となるぶどうの樹が植え付けてから2年生以上、または鉛筆以上の太さになっていれば、来年の収穫も期待できます。

5~6月に接ぎ木して木質化、順調に枝が充実すれば翌年には収穫できる。挿し木や新しく苗を植えるよりも、収穫までの年数を短縮できるメリット。

YouTube『ボウズの趣味日記』さんの『数センチの緑枝から翌年ぶどうを収穫できた方法.』の動画が参考事例に。音楽が少し大きいのでご注意ください。

数センチの緑枝から翌年ぶどうを収穫できた方法. #ぶどう #シャインマスカット #マイハート#接ぎ木

あまり遅く接ぎ木すると、花芽形成などに影響を与えて翌年は収穫できない可能性はあります。できるだけ6月中には接ぎ木を終わらせるのが良いと思います(中間地の場合)。

ただし近年の日本の温暖化、真夏の熱帯化の影響で冬の訪れが遅くなっている年もあるので、8月初旬であれば、あるいは間にあうかもしれません。この辺りは気温や樹の成長度合い等で変わってきます。迷ったらやってみる価値はあるかと。

まとめ:真夏にぶどうの接ぎ木(緑枝接ぎ)

正直、40℃近い気温になることもある真夏の7~8月初旬に、ぶどうの接ぎ木が成功するとは半信半疑でした。おそらく日の当たる屋外なのでもっと暑いと思いますが、成功するのに驚きでした。

真夏の接ぎ木で注意したポイント

  1. 接ぎ木する穂木は、接ぐまで水につけて乾燥しないようにした。
  2. 穂木は切ったらすぐ葉を落として乾燥に注意した。
  3. 接ぎ木部はアルミホイルを巻いて、太陽光から守った。ぶどうの葉やアルミうホイルで、可能な限り光を遮った。
  4. 接ぎ木する数日前から、ブドウにたっぷりと水を与えた。
  5. 毎日、水やりを欠かさず水ぎれしないようにした。
  6. 接ぎ木する数か月前から、肥料は切らさないようにしていた。
  7. 接ぎ木後、台風シーズンになるので強風などで折れないように添え木するのが安全。

このようなポイントには注意していました。もし成功率が低い場合は、水やりや穂木の乾燥、

肥料不足などの影響があるかもしれません。雨が降った翌日に接ぎ木をすると、成功率が高くなるとの情報もありますが、真夏に十分な水は必要だと思います。もちろん根腐れするほど水やりするのはダメです。一般的な栽培の範囲内での水やりです。

それにしても接ぎ木って、1本の樹で何品種も食べられるのが最高ですね!

接ぎ木は、品種の相性があります。実際にやってみないと、どれくらいの相性か分かりませんので、実際に試してみてください。なお地域性、気温や樹の状態等によっても成功率は変わることが予想できます。あくまでも自己責任にてお願いします。
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