「やっぱり、あのメーカーが良いよね」。
最近は、海外からも激安なリールが入っていて、手軽に買えるようになっています。
入門用としておすすめできるリールは、やはりスピニングリール。トラブルも少なく、初心者でも飛距離を出せる標準的なリールだからです。
ある程度の性能を確保して、楽しく釣りをするためには、2000~3000円くらいのクラスのリールを選ぶと長く使えます。軽いルアーでも飛ばせます。
そこで選び方から、おすすめ機種までをまとめましたので、購入の際の参考にしていただければ幸いです。
※注 価格は調査時のもので、上下に700円くらいは変動して3000円を超える場合があります。
目次
スピニングリールの選び方
いくつかメーカーが出されていますが、やはりここは昔から製造販売されている、ダイワさんとシマノさんのリールから選ぶと、まず失敗しません。
ワゴンセールで数百円で販売されているリールは、内部のギアなどが樹脂で耐久性に問題があるので、普段使いなら避けてください。(旅行用でちょい投げ程度、しかも1年に1回くらいなら、それでもOKです)
※ダイワ精工株式会社は、2009年10月1日より「グローブライド株式会社」に社名を変更されていますが、釣り具に関しては、引き続きDaiwaのブランドネームが使われています。東証1部。
リールの型番
間違って購入しないように1つ注意事項があります。それが型番。
リールは各メーカーで型番がつけられています。ダイワさんもシマノさんも、リールの型番に4桁の数字がついています。
ダイワ(Daiwa) リールを例にすると、
- 16 ジョイナス 2000
- フリームス 2506H
- クレスト 2506H-DH
下一桁の6の数字やDHなどのアルファベットは、ここでは気にしなくて良いです。
4桁の数字は、リールの糸巻き量が多いほど、数字が大きくなります。
- 号数:糸の太さ表しています。
- 巻数:リールに巻ける糸の長さ。メートル単位。ナイロンの糸を基準。
- 最大ドラグ力(kg):糸にかかる力に、どれだけリールが耐えられるかという目安。3~4kgが一つの目安。
入門モデルの型番を例に、号数や巻数などを一覧表にしたものです。ダイワ、シマノさんと見比べてくてください。
3000番の巻数を赤字で分かりやすく色分けしました。ダイワは1000、シマノは1500、3500番がありません。
ダイワ ジョイナスシリーズ | シマノ アリビオシリーズ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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150メートルと100メートル、砂浜からキスを釣るときには、この50m差は大きい。
ダイワ、シマノの3000番は、リールに巻ける糸の長さが違っています。
ここ重要!
このように糸の巻数の規格は企業ごとに異なるので、ダイワとシマノの同じ型番でも巻ける糸の長さが異なるので注意が必要です。
もし、遠投する場合には、糸の太さと糸の巻数を見て買わないと、砂浜で大遠投するとき糸が足りなくて飛ばせないなんてことに。
さて、それではいよいよ、初心者におすすめできるリールをダイワさんとシマノさんランキング形式でお伝えします。
ダイワのスピニングリール
初心者向け(エントリーモデル)の価格帯のスピニングリールから選定しています。
初めて釣り具店で釣りセットを買ったときに、ノーブランドのリールがついていたものと、ダイワのリールセットを使い比べたのですが、リールはダイワがなめらかで使いやすい。
上級者は、ゴミ扱いされているかもしれませんが、これから始める方で贅沢に予算を準備できない方におすすめしたい。
「お金があり余っている方は、どうぞ高級機種をお買い求めください」というスタンスで紹介しています。
ダイワ(Daiwa) リール 16 ジョイナス 2000
- ダイワ(Daiwa) リール 16 ジョイナス 2000
- 参考価格: 2100~2800円
- 最大ドラグ力(kg):2
- 糸付 2号-150m
ダイワ(Daiwa) 16ジョイナス 2000 00050407【あす楽対応】 |
最大ドラグ力2kgは、ちょっと物足りない。たまに大きなボラがかかることもあるので、少し余裕を持たせたい。
また付属の糸が2号150mは、投げ釣りで少し重いオモリを使うと切れやすいので、ちょいなげメインなので、3位としました。
サビキや50mくらいの投げ釣りなら十分。ルアーでも対応できます。
16 ジョイナス 3000
- ダイワ(Daiwa) リール 16 ジョイナス 3000
- 参考価格: 2100~2800円
- 最大ドラグ力(kg):4
- 糸付 4号-150m
ダイワ(Daiwa) 16ジョイナス 3000 00050409【あす楽対応】 |
最大ドラグ力は十分。問題は4号150m。
糸が太くなるほど、切れにくくなり大きなオモリも飛ばせるので、投げ釣りは有利になりそう。ところが糸が太い(4号)と空気抵抗が増します。また巻ぐせが気になり始めるので、2位としました。
でも小さな川で、ナマズ釣りには向いています。コイなんかもいけます。
使い方によっては、こちらの方が良いという方もいるので、どんな釣りをするのかで変わってきます。ちなみに糸を巻き替えれば問題ないので、あとからどうにもなります。
あくまで買ってすぐに使う初心者という視点で紹介しています。
リール 16 ジョイナス 2500
- ダイワ(Daiwa) リール 16 ジョイナス 2500
- 参考価格: 2100~2800円
- 最大ドラグ力(kg):4
- 糸付 3号-150m
ダイワ(Daiwa) 16ジョイナス 2500 00050408【あす楽対応】 |
何と言ってもバランスが良い。値段と性能を天秤にかけると、ジョイナス 2500が良い感じ。
ダイワ製を、よくこの値段で作れるな~と、安すぎて心配になるくらいです。この価格帯の中ではイチオシです♪
※注 ダイワ リール 16 ジョイナスの注意点は、逆回転が出来ませんので、巻きすぎには注意。ドラグを緩めて、糸を出すことになります。
利点
低価格帯なのにクロスラップという、PEラインなどをたすきがけのように巻き取る機構が取り入れられているので、ライントラブルが減少します。
シマノのスピニングリール
シマノさんの低価格帯のリールは、ダイワさんよりも評価が高い方が多い。ただし価格も少し高め。
シマノ リール アリビオ 2000
- シマノ リール アリビオ 2000
- 参考価格:2900円
- 最大ドラグ力(kg):3
- 2号糸付
シマノ(SHIMANO) NEWアリビオ 2000(2号糸付) 11 アリビオ … |
カッコイイ♪
巻かれているのは2号。糸は3号で120m巻けるので、一般的なちょいなげに最適。
最大ドラグ力も3kgあるので、よほどの大物でもかからない限り十分。評価も高くおすすめの1台。
ワゴンの激安リールに比べたら、そりゃ良いですよ。高いリールと比べないでくださいね。そういうリールじゃないので。
シマノ リール アリビオ 2500
- シマノ リール アリビオ 2500
- 参考価格:2700円
- 最大ドラグ力(kg):3
- 3号糸付
通販 シマノ リール アリビオ 2500を楽天市場で詳細を見る。
送料込みの場合、3000円を超えているかもしれません。
ダイワの2500と比べると、シマノの2500の方が良いという方がいますが、値段が違うので単純な比較はできません。
デザインは好きです。
糸付スピニングリールの注意点
糸はサンプル品(オマケ)
最初から巻かれているものは糸クセがついていて、投げたあと巻き取ると糸がからまることがあります。
この場合は、糸を巻き替えた方がトラブルを減らせます。あまりやすいナイロンを使うのは避けた方が無難。
ワゴンセールなどのリールでも、糸クセがついたものもあったり、問題にならないものもありました。いつ製造されて巻かれたかも、影響しているかもしれません。
釣り本番で糸のトラブルは避けたい。そこで釣りにいく前に、30~50m、空のペットボトルに巻いて、それをリールで巻き取ってみて糸の状態を見ると良いかもしれません。
ただし、やり方が悪いとここで糸クセがついてしまうので、心配な方は実際の釣りで確かめることになります。
耐久性は期待しない
何と言っても3000円以下のリール自体が、お試し用のようなイメージです。
年に数回程度の釣りであれば、5年10年と使えます(ワゴンセールのリールも、けっこう長く使っています。)。
ただし、毎週末に出かけるような使用状況でしたら、5000~6000円くらいのリールも選択肢に入れてください。
アタリが悪いと故障もする
品質管理や製造・輸送の問題で、たまに故障が早かったりします。100%の商品はどこにもありませんから、必ず故障はつきもの。
アタリが悪いのはあります。メーカー保証期間内であれば、交換や修理をしてもらえるかもしれません。どうだったかな...。
でも大抵、壊れるのはそういう保証期間を過ぎてから(汗)
自分では無意識にですが、コンクリートにゴーンとぶっつけてダメージをリールに与えていて、ある日、壊れるということもあります。
以前、お水をのでコップを机に普通に置いただけでヒビが入ったことがあります。
おそらく洗うときや、戸棚に片付けるときにどこかにぶつけてしまい、目に見えない小さな傷が入っていてたのでしょう。
安くても取り扱いは大事にしてあげてくださいね。← 自分への戒めです(汗)
ただ3000円以下で買えるので、5万円のリールと比べたら気軽に使えます。
結局、どれを選べば?
1000~2500までは、ちょいなげ向き。夏にキスを砂浜から投げる程度であれば、こちらのシリーズで十分。
3000~太い糸を多く巻けるので、遠投に向いています。
また最大ドラグ力(kg)が大きくなるほど、大きな力で糸を巻くことができるので、それだけ大物に対応できるようになります。
初めて釣りをされる方で、まずはお手軽なところから始められるのであれば2000~2500がバランスが良く入手性も良いのでおすすめ。お値段もお手頃です。
- ダイワ:2000~3000番
- シマノ:2500~3000番
この型番を選んでおけば、ファミリーフィッシングなら十分に対応できます。
オススメのリールはこれ
ダイワさんのイチオシ
ダイワ(Daiwa) リール 16 ジョイナス 2500がおすすめ。
なんといってもコストパフォーマンスが抜群♪
初期不良がなれば、あの価格で性能面も大満足。安いリールを使い過ぎた私からみたら、光り輝いて見えま~す♪
リールで浮いた分をロッド(竿)に上乗せするのも良いかも。
デザインは、ダイワ(Daiwa) リール スプリンターR 2500も好きだったのですが、廃盤になってしまいました。うちに1台ありますが、もう2~3台買っておけばよかった。
余裕がでたら、上位機種を店頭で触ってみてください。欲しくなりますよ(笑)
【おすすめスピニングリール】
- 3000円以下初心者におすすめスピニングリール
- 予算4000円前後のおすすめスピニングリール
- PEライン!予算6000円前後のおすすめスピニングリール
- サーフジギング!予算1万円前後のおすすめスピニングリール
下記の記事を読めば、さらに釣りに詳しくなります。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。