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頭の回転が速い子供は他の人をバカにするので危険【要対策】

頭の回転の速い子供と母親

ママ「その言い方、親に言う言葉じゃないよ。直しなさい!」

子供「ママ、ぼくの言う事、理解してくれないからだよ!」

よくある子供との会話。

ところがこのまま大人にまで変わらないと、話しは変わってきます。

一歩間違うと、犯罪になる危険も。

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頭の回転が速い子供のリスク

頭の回転が速い子供は、学校の授業を聞いただけで理解できるので、簡単な内容なら復習する必要がありません。

「学校ってチョロいな」と、無意識のうちに感じてしまうことでしょう。

また『一を聞いて十を知る』くらい優秀な子供だとなおさら。

みんながバカに見える子供

  • 算数の九九も、難なく暗記できる。
  • 方程式もすぐに理解できる。
  • 歴史の年号も、語呂合わせをしなくても、時系列で覚えられる。

このような子供は偏差値が高く、短時間で問題を解く能力もあります。

こうなると自分も子供なのに、同級生が保育園児くらいに感じてしまうことでしょう。親も例外ではありません。

「うちの親、よく大人出来てるよな」

どこかの映画に手で来る、天才児のよう。

少し大げさかもしれませんが、当人は本気で自分を『出来る人』だと考えています。

このようなタイプは、おそらく大学受験も難しくないでしょうし、例えば弁護士試験も現役で一発合格でしょう。

※注 理解力はあるけれど、暗記力は普通の子もいるでしょう。

勉強ができることは良いこと

もちろん人より勉強ができるのは、学校でも社会に出てからも有利に働きます。

勉強する若い女性

悪くはありません。むしろみんなから、うらやましく思われる人なのは間違いありません。

仕事でも、相手先からの説明をすぐ理解して、お客様のプランにあった提案ができる。相手の考えていることを察して、先回りして準備ができるので「あいつは出来るやつだ!」と。

上司からも評価が高くなるので、昇進にも有利で昇給も期待できるでしょう。

問題はその能力を過信して、あることに欠けると危険。

コミュニケーション能力の欠如

「コミュニケーション能力の欠如?そんなばかな」と思われるかもしれません。

ところが、その能力が欠けている可能性が高い。

天才と頭脳

というのも、『一を聞いて十を知る』ような理解力がある子供です。他人も自分と同じように思考をして当然と思い、細かい説明を省く傾向にあります。

例えば回転寿司でテーブルに座り、液晶ディスプレイを見ながら、頭の回転の速い子供に「何にする?」と尋ねたとします。

普通なら「エビ」「イクラ」などと、注文したいものを答えとして返してくれますよね。

ところがその子は違う。こちらの質問に答えず、レーンを回ってきたお寿司を見ているだけ。

そこでもう一度「何にする?」というと、「分からないの?」という。

私は「頭の中で?」

「どういうこと?」というと、急に子供が怒り出す。声には出さないけれど、顔に「あんたバカなの?」と書いてあります。

子供は頭の中で、こう考えたのです。

親が「注文、何するの?」と聞いてきたので、自分が頼みたいエビやイクラがレーンに流れてこないか観察していたのです。だからすぐに答えない。流れてこなければ注文しようとしていた。

しかし親にしてみれば、すぐに答えないので「無視すんなよ」と思うハズ。

子供は「そんなこと言わなくても分かるでしょう?」と思っています。

頭の回転が速い子供からしたら「そんなこと察しろよ」という感じ。もし、この子が会社に入ったら、トラブルメーカーになるのは間違いでしょう。

テレビドラマの相棒の主人公、杉下右京さんがこのタイプ。

学ぶべき大切なこと

もしもお子さんが頭の回転が速く心配な親御さんがいたら、コミュニケーションを磨くように手助けしてあげてください。

「あなたは他の人より頭の回転が速いから、何でも理解できるけど他の人は違うの。詳しく補足説明してあげないと、相手は理解できないのよ」と。

先ほどのお寿司屋さんなら、「何を注文する?」と聞かれたら、

「頼みたいのが回ってこないか確認してるから、ちょっと頼むの待ってね」と言えば良かったのです。

この一言を言わず、自分だけで完結しているから意思疎通ができずトラブルに発展します。

頭の回転が速い子供を持つ親の対処

まず他の人との違いを理解してもらいます。

MENSAというIQ(知能指数)が高い人が入る会がありますが、そのレベルの人でも周りの人の理解力が低いのを高校になってなら気づいたなんてことも。

「頭が良いなら、それくらい分かるだろう?」と思われそうですが、全知全能ではないので知らないこともあります。

他の人よりも、少ない情報で理解する能力が優れていたりするのですが、興味がないことは知らないことも多い。

「他の人の理解力がどれだけなのか?」ということを、考えたことがないだけ。おそらくですが、もっと興味があることが他にあり、人の心を検証したことがなかったのでしょう。

ということを、子供に教えてあげます。家族ならまずは、お互いを理解しあえるように、話す時間を創りましょう。

「あの時、もっと真剣に話し合いをしておけば、こんな事件を起こすことはなかったかも」

将来のトラブルを防ぐには、今が大事です。

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