先日、割れたヘッドライトをアクリルリキッドとパウダーで修理したのですが、そのとき分解して気になったのが電球。
単三乾電池2本で2~3時間で暗くなってしまいます。
「ちょっと短いな~」ということで、LEDに改造しようと思いますが、どうせなら定電流回路を組み込んで安定して点灯させようと考えました。
電球タイプは、電気を良く食いますね。その割に明るくない。その点、LEDは低電流で明るく照らしてくれます。
ヘッドライトに定電流回路を組み込んだ
LEDの寿命を測定誤差なども考えて、電流を17mA狙いで回路を作りました。
電流の実測値は16~17mAで、測定誤差を考えてもだいたい計算通りになりました。
実際にヘッドライトへ組み込むときには、回路図の碁盤の目のようにはレイアウトできませんので、現物合わせで配線は考えます。
図では電子部品の間隔が空いていますが、実際にはかなり窮屈になります。
コンデンサはチップ積層セラミックコンデンサを使いましたが、電解コンデンサでも動作はしました。寿命よりスペースの問題でsmdと呼ばれる小さなチップタイプのコンデンサを使いました。
- LED 白色 超高輝度(同じ電流でも、めっちゃ明るいLED)
- マイクロインダクター:47uh
- チップ積層セラミックコンデンサ 47uf、1uf
- ダイオード:1N5817
- トランジスタ:2SC1815GR
- 抵抗:3K、36Ω
電子部品は、秋月電子通商さんなどで通販で入手できます。
イチオシ
詳しい回路図は、電気の迷宮さんの記事をほぼ参考にしているので、 『HT7750A DC/DC コンバーターで白色LEDを定電流駆動 3:1LED 2BAT. – 電気の迷宮』さんを必ず参照してください。
あのサイトは、回路で使用している部品などもいくつか試していて、とても分かりやすく書かれているので筆者のイチオシ。
今回作った回路も、おおよそあそこでまとめられている電流値になっているので、改良したい、改造したい方はぜひチェックしてください!
私が作った実際の回路と、電気の迷宮さんの部品は、若干異なっています。似たようなスペックの手持ちの電子部品で代用しているためです。
【失敗談】定電流回路が動かない
実は初歩の初歩、ここで書くのも恥ずかしい失敗で半日くらい頭を抱えていました。
単純にトランジスタの向きを間違えてハンダづけしてしまい、抵抗やコンデンサをいろいろ変えたり、ハンダづけが不良なのか、ダイオードなのかHT7750Aが壊れているのか?
そんなこんなで、もう1つ新しく回路をくみ上げたら何事もなく動作しました。
行き詰まって悩んでいたのですが、気分転換に休憩してコーヒー飲んで、ふと回路をみたら気づきました。
メチャクチャ、初歩的なところでミスしましたが、これは回路図通りに電子部品を配置したのではなく、現物に合わせて変えたのが失敗の原因の1つ。
それにしても、今回のミスは『思い込み』というもので、何度も確認したハズなのに、見てチェックしていたのに、これはミスしていないと思いこんでいたので、見ても見ていないのとおなじ。
良い勉強になりました。「同じミスは、次はしない」と。まあ、そうは言っても、またやらかす鈍くさい私なので油断はできません。
まとめ
パワーLEDが人気ですが、たった17mAでもヘッドライトに組み込むと、十分に実用になります。
釣りしていると、あまり明るすぎてもまぶしいだけなので、このくらいの電流がちょうど良い感じ。もちろん直視すると、明るいのでご注意を。
反射鏡があるので、光も集まるので無駄なく前を照らしてくれるので良い感じ。
ということで、この定電流回路、いろいろと組み込んで役だっています。
改めて電気の迷宮さんに感謝。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。