100均のスタンド式のルーペは便利。だけど1つ不満がありました。
それは見たいものが影になること。
照明の位置を気にして移動するか、LED照明を持ってきて照らしていました。
でも、めんどくさい。
そこでルーペに自作のLED照明を取り付けることにしました。
LEDチップ(smd)5730を使った照明
照明を取り付けて、照らしてみましたが効果はハッキリとでています。
LEDは、かなり小さいチップサイズを使いました。
取りあえずグルーガンで仮固定しました。
パワーLEDを使おうかとも考えましたが、そこまで明るさは必要ないので、小さなLEDチップの5730(smd)を使いました。表面実装用とも言われます。
下記の写真の左は光る部分(表側)。右は裏側で、ここにプラスとマイナスを接続します。
5730(smd)の名前は、LEDのサイズが5.7mm×3.0mmからつけられたもの。
今回のLED(SMD Chip)の仕様はこちら。
- 電流:150mA
- 電圧:3.0~3.2V
- ルーメン:50-55LM(懐中電灯の明るさくらい)。
- 色:White (白)6000-6500K
流す電流と制限抵抗
LEDチップ(smd)のタイプなので、放熱板がついていません。
つけられないこともないですが、今回は放熱器なしで使います。短時間の点灯なので、放熱板は取り付けません。
LED5730を2個を並列で使うので、電流は2個で40mA(20mA/個)を想定して、電流を制限する抵抗100Ωをつけました。
抵抗=(電圧5V-LED定格電圧)÷ 流す電流=(5V-3V)÷0.02A(20mA)=100Ω
参考 抵抗なしダメ!ledライトの抵抗を交換・改造するときの計算方法まとめ
これくらい電流を制限すれば、パワーLEDと違って普通のLEDと変わらないので、発熱はほとんど感じませんでした。
LEDチップの極性や回路図
ご自身が使われるLEDチップによって、形状が似ていても極性が異なる場合が考えられます。
必ず購入されるページで、極性や仕様を確認してください。データーシートがあれば完璧。
私がいつも使っているオリジナル表記の回路図はこちらです。
乾電池1本で5Vに昇圧しています。
今回使用した回路はこちら。>>乾電池1本でパワーLEDが明るく点灯!HT7750Aの『ある回路』がおすすめ!
別の回路 乾電池1本でLEDが点灯した!昇圧回路の簡単な作り方をまとめたよ【入門編】
LED5730の入手性はあまり良くないかもしれませんが、秋月電子さんなどで、表面実装用も同様に使えるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
20個で200円前後だと思います。
LED5730も明るい
5.7ミリ×3ミリの小さなLEDだったので、仕様は確認していましたが明るさが心配でした。
おそらく仕様上の最大の電流150mAを流せば、2個使えばパワーLED並みの明るさになりそうですが、発熱が激しくて放熱なしでは寿命が極端に短くなるでしょう。
LEDから、見る物までの距離が短いですからね。
放熱対策をきっちり行えば、1~数個で懐中電灯くらいの明るさも実現できるかもしれません。
ただチップが小さいので、スペースがあればパワーLEDの方が製作は簡単です。
まとめ:100均スタンド式ルーペに照明
作って良かった!
今回使ったLEDチップ(smd)5730は、小型なので省スペースのところにも使えます。どこにでも応用ができると思います。電子工作といっても慣れれば簡単。
自作照明を作ったり、100均のLEDライトの改造にも使えそう。いくつかアイデアが浮かんできたので、また製作したい。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。