今回、車の中に放置されていた、古い電球型ランタンの豆電球を最新型のLEDライトに改造することにしました。
ここでやった改造は2点。
- 抵抗を追加。
- パワーLEDと交換。
それを下記にまとめたので、豆電球をLEDに交換するときに参考にしてください。
豆電球やハロゲンランプ4.8Vの改造は同じ
偉そうに書いているけど、今回、豆電球型をLED化するのは初めて。
昔の豆電球型のランタンは、消費電力が大きく電池が長く保たない。でも今は手軽にLEDが手に入るようになったので、私も気軽に改造できるようになりました。
ポイントは寿命の大幅アップ。
分解してパワーLEDに交換した
まずは電球型のランタンを分解して、電球を外します。
この電球をLEDの中でも照明用に使われている、放熱基板付の白色のパワーLED(1W)に交換しました。作業をされる場合、±を間違えずに接続してください。
乾電池は4本(1.5V×4本で6V)。
手持ちのパワーLEDは3Vですので3本で点灯させると改造が簡単になります。そこで4本入りますが、ここでは3本で使うことにしました。
空いたスペースには、あれを配置。
抵抗を追加
以前、抵抗だけを追加したセリアのLEDミニパワーランタンは、私には明るすぎていたので抵抗を多めにして、少し暗くするようにするように考えました。
LEDに使う抵抗の考え方については、こちらを参考にしてください。>>ledライトを改造や自作するなら抵抗はセットにしよう!
放熱基板付のパワーLEDですが、この放熱板は小さくて薄いのであまり電流を流すと、LEDが発熱して高温になり寿命が短くなるので、余裕を持って電流を抑えるようにします。
抵抗は、電池ボックスの1カ所に配置しました。10Ωを2個、直列にして20Ωにして使いました。
また乾電池の寿命を長くしたいので、60mAくらいにしたいのですが75mA狙いに決めました。
新しい乾電池のときは90mAくらい流れ、乾電池の容量がなくなるころには30mAになると予想しています。やっぱり定電流回路が良いな~。
下記は実際に点灯させた様子。
手持ちの抵抗で適当なものがないので、10Ωを2つ直列にして20Ω(制限抵抗)にしました。
計算できなくてもスマホで便利なアプリ(並列合成抵抗)があるので、それを活用しています。
75mA程度の電流であればパワーLEDの薄い放熱板だけで、熱を十分にに逃がせるので特に何もする必要はありません。
5分ほど点灯させていましたが、手で触っても熱をもっていないので十分に使えそう。
大成功!
テントに吊しても使えますし、非常用にも役立ちそう。
たったこれだけの改造で、古いランタンの豆電球が最新のLEDライトに早変わり。これができると、100均のライトをさらに明るくしたり、寿命を延ばすこともできるので楽しい♪
あ、しまった!電球のときの写真を撮るのを忘れた(汗)
※改造に伴う結果は自己責任でお願いします。またメーカー保証も受けられなくなるので御了承ください。
どれくらい使える?【電球と乾電池の寿命】
最初からついていた電球は、種類としてはクリプトン球(4.8V 0.75A)。単三乾電池4本なので、連続で使用すれば5時間はもたない。これでは停電になっても、つけっぱなしはできない。
電球750mA。すごい電気使い過ぎ。一方、今回設定したパワーLEDは75mAで十分に明るい。電流が10倍も差があります!
電池を1本減らしていますが、45~50時間くらいは点灯しているはずです。これなら災害時に夜12時間くらい使っても3~4日は点灯させられます。
- 電球 750mA 5時間
- LED 75mA 50時間
※乾電池の種類やLEDの特性によって変わるので、あくまでも目安程度にて。
私の場合は災害用ではなく、魚釣りでテーブルの上に置いておくランタンの使い方なので十分。
※真っ暗なところで使うと75mAでも私にはまぶしいので、抵抗が届き次第60mAに落とします。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。