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伸縮ランタンライト(6smd)ダイソー300円の性能とデメリット

キャンプで使えるダイソーの伸縮ランタンライト。6SMDと書かれているのは、LEDと同じ種類と思えばOK。

このパッケージでどうも引っかかっていたのが、連続使用の目安時間。

単三乾電池3本で、アレだけ点灯できるのってあまりないので気になる。下記でこの詳細を調べました。

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伸縮ランタンライト(6smd)ダイソー レビュー

  1. スイッチは本体ライト上部を上下に伸縮させると点灯、消灯するシステム。
  2. いわゆるランタンタイプのLEDライト。
  3. 吊り下げて使えるし、地面にも置ける。
  4. 単三乾電池3本で連続点灯時間  43~48時。これが怪しい(後述)

防水ではないので雨天のとき、屋外では使用できないですがテント内なら問題なし。災害時に室内で使うのにも最適。

ランタンなので、周辺を明るく照らしてくれる。目が慣れた真っ暗で点灯すると、ちょっと私にはまぶしすぎます。

点灯の感じはこちらの動画を見て欲しい。

予備の電池が入れられるスペースが用意されているのもうれしい。念のため4本入れておくことをおすすめします。

1本だけ使えないパターンはよくある。もし点灯しない場合は、すべての組み合わせて乾電池を入れ替えて試してほしい。

点灯時間に注意が必要

ダイソーの伸縮ランタン、塗装も綺麗で私は格好いいと思いますが、長い点灯時間が気になります。

というのも、これまでさんざんLEDライトを分解してきて、無理して大電流を流していたLEDライトを見てきたからです。

テント内で点灯させたら、かなりまぶしく感じたのも違和感。

「こんなに点灯したら、電流が相当に流れているのでは?」

いやな予感は当たってしまいました。

ダイソー伸縮ランタンライトの問題点

※注 分解や改造・電子工作等は怪我、傷、火災等、また重大な事故につながる危険があり、メーカー等の保証もなくなりますので真似しないてください。万が一、改造で生じた、いかなる事象もすべて自己責任です。当サイトは、技術者の監修のもと学習の一環で極めて慎重に作業を行い結果をまとめています。

見た目、デザインが気に入りましたが、実際に使ってみると問題点が発覚。電流が流れすぎて、LEDへ負担もかかっていると思いますし、乾電池がそんなにもたない。

そもそもsmdが焼き付かないか心配。いくらい300円でも、すぐに壊れたらもったいない。

そこで実際にどれくらい電流が流れているのか測定しました。

流れすぎる電流

新品の乾電池を入れて点灯させて、電流を測定したところ、なんと1A超え。これは危険レベル。

乾電池:3.93V(注1) 電流:1.032A

※注1 乾電池は新品でも電気を流すと電圧が低下します。

電圧が3.93vなので単純計算で、約4W (消費電力=電流×電圧=1.032A×3.93v=4.056W≒約4W)

6smd(6個のLED)なので、1個当たり電流は166mA前後。

これってパワーLEDでアルミ板に乗せられたものと変わらない。

交換したパワーLED

smdの仕様が分からないのですが、これまでいろいろ分解して測定してきたので想像できますが、かなりsmdが発熱しているハズ。

実際に分解してみると、一応、放熱は考えられているのでギリ大丈夫なのか・・・

すぐ燃えたり壊れたりということはなさそうですが、油断は禁物。百均のなので。

smdの寿命を延ばすには、アルカリ乾電池より乾電池内部の抵抗が大きく電流が流れにくいマンガン乾電池の方が良いと思います。

実用性は低くなりますが、使い古した乾電池を使おうのをおすすめ。

※注 個体差があるようで、中に電流を制限する抵抗が入っているタイプもあるようです。それでも私は心配。

ということで、安全に災害時にも長時間の点灯をめざして『ある検討』を開始。

点灯時間を延ばす方法

メーカー側としては、単三乾電池3本で連続点灯時間43~48時。

ですが先ほどの測定結果から、私が購入した伸縮ランタンライトはそれよりはるかに短い。ちょっと机上の計算をしました。

データは、サンヨーさんの『[アルカリ・マンガン] 乾電池の電池容量はどれ位? PZ29060 – 乾電池 – Panasonic 詳細グラフより 参考

電流1A(乾電池3本で)で約4時間程度しか点灯できないことになります。検証する必要もないくらい、これはダメダメ。実際には電圧が低下して、流れる電流も減るので長く点灯はできるようにはなります。

とはいえ43~48時間ではなく、私の感覚では4~8時間の間違いのような気がします。

43~48時間 点灯させるには?

流れる電流を少なくして、わざと暗くすると長時間、点灯することができます。

ではどれくらいの電流にすればいいのか?
商品のパッケージ通りに電池を持たせるなら、乾電池3本で168mA程度の電流にすれば、47時間くらいは使えそう。

金属皮膜抵抗で、33Ω2本、39Ω2本(1/2W)を並列にすれば、計算上は新品の乾電池で168mA程度が流れます(個体差・誤差あり)

これならスペック通りの時間は使えそう。もちろん雪が降るような気温だと、乾電池の容量が減るので点灯時間は極端に短くなります。

今回は、さらに時間を延ばしたくて次のような改造を行いました。

計算上 約5日間(130時間)点灯できる改造

設定電流を70mA(単三乾電池3本)狙いに設定しました。

もちろん暗くなりますが、テントで会話する程度であれば問題ありません。十分に明るい。カップ麺を食べるのには、ちょっと暗い?

抵抗は手持ちに適当なものがなかったので、次のものを採用。金属皮膜抵抗(1/4W品)100Ωを4本並列にして25Ωにして使用。

測定結果は73mA。まあまあです。

抵抗はほんのり暖かい程度で問題ありませんでした。電流を制限したので、乾電池の容量が減るとかなり暗くなります。

ひらめき 電球

乾電池が減って暗くなってきたときの対策

スイッチを追加して、電圧が低下したら抵抗値を変えられるようにするか、抵抗を通らないようにすれば明るくできます。

伸縮ランタンライトダイソー300円まとめ

利点。

  1. 見た目がかっこよく、300円とは思えない仕上がり。
  2. かなり明るい。
  3. 予備の乾電池を入れるスペースがある。

気になる点。

  1. 電流が明かる過ぎるので、SMD(LED)への負担が多く、寿命が短い可能性。

パッケージの点灯時間は、私が購入した個体は、計算上は4時間程度しか点灯できないものでした。

暗くなるけど長時間点灯できたとの報告もありますが、配線等の抵抗が大きい個体差があるかもしれませんが分解しないとわかりません。

自己責任で改造したら長時間の点灯ができるようになった。

今回は抵抗を使って電流を70mA(新品の電池のとき)に制限することで、5日以上は点灯できる計算になります。

実際には昼間は消しますし、1日8時間くらいの点灯時間にすれば、10~16日くらいは使えるでしょう。(室温20度程度での話)

本当はここで詳細な検証をしたかったので実際に使っていますが、廊下に置いていたらいつの間にか消されてしまったり、なかなか電池が減らないので途中でテストは中止しました。

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釣りやほったらかしのレモン栽培などをきっかけにブログで発信。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。
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