安いジグは、1回の釣行で塗装がハゲて可哀想な状態に。「ダイソーのジグは釣れる!」と評判ですが、ぺろっと塗装がとれます。
「メタルジグって、キラキラしてきれい」。
新品の時は、女子がアクセサリーのように見えてしまうくらい光って美しい。とくにホログラムは透明な透明な塗装(クリヤー)で、何ともいえない輝きなんですよね。
多少なら鉛色でも釣れるのですが、状況が悪いときは少しでも光でアピールさせた方が、魚に見つけてもらいやすいですからね。
そこで少しでも輝きを維持するために塗装の皮膜を補強しようとして、一般的には下記の上から3つの中のどれかが使われています。
- 釣り用のウレタン塗料
- 代用品として、ツメに使うマニキュア。
- 透明な接着剤など。
- 第4の選択肢
今回は4番目の選択肢を使いました。
釣り用のウレタン塗料は、塗りやすく液の管理も簡単なので、釣りでは良く使われます。
マニキュアは、乾燥しやすく厚く塗るのが難しい。ジグをたくさん塗るのは難しい。塗ったことがある方は分かると思いますが、ジグを塗るのはとても時間がかかります。
たくさん塗るなら、大きな容器に入れ替えないとダメですが、相当に量が必要なうえに、乾きやすいので、私は最初の1つ目で挫折。
ウレタン塗料を取り寄せようかと思ったのですが、どうせなら厚みと強度のバランスの良いコーティング剤を入手することにしました。
関西ペイント PG80 クリヤーの塗装レビュー
皮膜が厚く硬さも強い塗装面が得られるコーティング剤といえば、関西ペイントPG80クリヤー。
どれくらいの強度かといえば、車の塗装の表面にも使われるほど。走行中の小石の飛び石くらいなら耐えるくらい。
分類上はPG80もウレタン塗料なのですが、さすがに車の塗装面にちょっと何かが当たったくらいではげたらクレームですからね。
クリヤーを使えばエポキシと違い透明度も高い。そこで早速、入手して試しました。
PG80 クリヤーはまとめ塗り
使い方は普通のペンキと同じ。PG80と薄め液をマニュアル通りに濃度を調整するだけ。料理でお菓子を作るより簡単。
PG80 クリヤーは、硬化剤などを混ぜると数時間で固まってしまうので、まとめてジグを塗るのがおすすめ。これならムダが減らせるのでコストも抑えられる。
気温や湿度によっては早く硬化するかもしれませんが、それでも瞬間接着剤と違って、すぐ固まるわけではないので、焦って塗らなくても大丈夫。最低でも1時間は平気。
次第にとろみが強くなるのですが、あるところから急に固まり始めるので、何度か塗ると分かってくると思います。
大きめの釣具店などで入手できる塗料は、1液のみで手軽に塗ることができるので1個ずつでも良いのですが、その点は不利になります。
とはいえこれがメリットにもなります。
そこで今回は大量に手持ちのメタルジグ27個を、まとめて塗ることにしました。これなら1個アタリのコストも下げられます。
今回はジャムの空容器を使ったので、捨てる部分が多くなってしまい、1個アタリのコストがちょっとかかってしまいました。
554円÷27個=20.5(円/個)
激安ジグにはありがたいですし、高価なジグも長く光沢を維持できる。
私の失敗は、皮膜を厚くしようと塗り過ぎたこと。あまりにも厚塗りすると重くなるし輝きが少し鈍くなるので、ほどほどに。ただし塗装ははがれそうな気がしない!
少量でもコストを押さえる方法
さきほどは27個もまとめて塗装したので、コストを押さえられましたが、もし5本程度だと1本110円もかかることに。
そこでムダがでないように、縦長の細い容器を使えば液も少なくてすみます。
ということで私が使う大量のアイテムを置いてある倉庫へ向かうことに。ダイソーというんですけどね。
ダイソーやセリアを回っていたら、ある一店舗のダイソーで細長い容器を見つけました。数個のメタルジグくらいなら、それが良いんじゃないかな。
ジグの塗装まとめ
ココが凄い!
塗ってから1週間くらいすると皮膜が更に硬化するので釣行の1週間くらい前に塗っておくとちょうど良いですよ。
私は台風などで釣りができない土日に、爆釣を妄想しながら塗ってます~
ということで、ダイソーや格安のルアーが高級品のような皮膜の強さに変身しました。
ただし、あまりにも厚くし過ぎると光を反射する効果が低下するので、ほどほどの厚みにしています。それに重くなって動きが変わるのも嫌ですし。
関西ペイントPG80クリヤー、一度試してみてください。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。