地合いに突入すると、マゴチが爆釣モードに入ります。
ゲームでいえば確変ってところ。そうなると、もう何をしても釣れる。
底さえ意識していれば、ワームの色やアクションがどうとか、関係ないと思えるほど適当でも釣れてしまう。
その地合いは、一体いつなのか?
マゴチの釣れる時間帯
一般的に地合いは、朝マズメ、夕マズメ、満潮を挟んで前後2時間くらいが1つの目安。
とくに朝や夕方のマズメで満潮になる時間帯は、マゴチのチャンスと言われています。
もし満潮が朝の9時頃だとしたら、朝マズメ~11時頃まで狙い目になるので、そう考えると、一日中、地合いのような気がしてくるのは私だけでしょうか?
ところが・・・実際に釣りをしたら、
「ぜんぜん釣れない。アタリすらない」ということをくり返し経験しました。
毎週のようにサーフ(砂浜)に通い、マゴチを追いかけましたが、マズメでは爆釣せず。
「マゴチ、本当にいるのか?」
そんな疑問を感じ始めました。ところが・・・
マゴチの意外な地合い
真夏は午前4時くらい、ヘッドライトを使って準備。辺りが明るくなり始める頃から釣りを開始。
アタリがなく無念の8時。太陽光が砂浜に反射して、さらに体を加熱してくる。
真夏は朝の8時になると、人が少なくなります。30度を超えるとさすがにキツイ。そろそろ帰宅の時間。というか、体力の限界。
マゴチ釣りは、朝マズメになると砂浜にずら~っと、サーフにずら~っと並んでいたルアーマンも、次々に撤退。
ライフジャケットを着用していると風通しも悪く、波にさらわれる危険よりも熱中症のリスクの方がはるかに高くなります。
「暑いですね~」。
「ですね。釣れると暑さも忘れるのですが・・・」。
「今年は釣れませんね」。
「お先に。頑張ってください」。
こんな会話をしながら、一人、また一人と帰路につく。中にはポイントを移動する方もいますが、いずれにしても体力の消耗が激しい。
そろそろ帰ろうかな。そう思った9時半ごろ、突然、地合いがやってきた!
「あれ、朝マズメは終わってるのに」。
結局、それから1時間で4本の50cmオーバーのマゴチ。
もっと釣れるけど、さすがに暑くて、それに大満足だから帰ることに。周りのルアーマンも、続々、釣果を得ているのが見てすぐに分かります。
さっき帰った人、あと15分釣っていれば爆釣モードに入っていたのに。友人で電話番号を知っていたら、すぐに電話して呼び戻したのですが・・・
日中も夜も釣れるマゴチですが・・・
お昼でも夜でも、マゴチは釣れます。朝マズメは、たしかに捕食が活発になり活性が上がり釣れやすくはなります。
サーフが人だらけになると、目の前の狭い範囲しか狙うことができず、もし投げる範囲にマゴチがいなければ、釣ることはできません。
その点、朝マズメが終わったとしても、人が少なくなれば狙える範囲が広がり、いわゆる移動して釣るランガンができるので、釣果は逆に得られる確率が上がります。
「これ、かなり大きい!」
狙えるポイントが格段に広がるので、中には活性の高いマゴチに当たる確率も増えます。
魚影が薄く、自分が狙える範囲にマゴチがいなければ、どんなにキャストしても釣れないものは釣れない。
その点、広い範囲が狙えるのは大きい!
このようなことから朝マズメを避けて、わざわざ朝の8時以降に釣りを開始される方も。
実際、それで爆釣できるケースも。実は私も9時頃に爆釣していました。
とにかく釣れまくりました。
ただ釣っているときは楽しいのですが、バテ始めると危険。水分補給はスマホでタイマーをセットして、強制的に飲まないと、倒れるまで忘れてしまいます。
真夏は、暑さ対策を万全にしないといくら移動できたとしても、体力を消耗して釣り時間が短くなるので、朝と釣果は変わらない可能性も。
体力と相談して、計画を立てて釣りをしてくださいね。私は30度を超える晴天の朝の8時にはダウンしてます(汗)
日曜日の夕方が狙い目?
月曜日は仕事だから、釣りは土曜日という方も多いのではないでしょうか?
また遠征する場合でも、釣りで疲れ帰宅で渋滞にはまってしまうと、翌日に差し障りがあるので避ける人も多いはず。実際、私も土曜日に行く派。
だからこそ、日曜日の夕方は人が少なく、狙える範囲も増えます。もちろん移動が前提です。土曜日、日曜日の朝までに活性の高いマゴチはすでに釣られている。
残っているマゴチは、警戒心が強くスレている個体かもしれませんが、また新しい群れが入ってきている可能性もあるので、狙う価値は十分にあります。
お盆を過ぎると夕方は涼しくなり、釣りやすくなります。爆釣というロマン、味わってみませんか?
マゴチが釣れる時間帯のまとめ
- 朝マズメと夕マズメ: マゴチの活性が高くなる時間帯。特に朝日や日没前後はプランクトンやベイトフィッシュが活発になるため、マゴチも捕食行動が活発化します。
- 夜間:夜間もマゴチの反応が良くなることがあり、警戒心が薄れることで釣果が期待できる時間帯です。
- 日中: 反応は鈍くなることが多いが、潮や天候の条件次第では良い釣果が得られることがあります。ベイト次第では爆笑モードに。だから釣りは辞められない。
- 潮回り::潮の動きが重要で、潮止まりや満潮・干潮のタイミングでマゴチの活性が上がることがあります。潮流が緩んだ時が狙い目です。
よく一般的な地合いがまとめられていますが、実際に釣りポイントに入ると、想像とは違う状況に出会うことはよくあります。
やけにベイトが多かったり、まったく魚影を感じられなかったり。天気予報になかった強風になったり。そんな中、実際に釣り場に行くと、天気が急に回復して状況が一気に良くなったり。
あくまでも『一般的』な情報しか、まとめられないので実際に釣って答え合わせするまでが釣りです。ぜひ、楽しんでください。ちなみに私は、釣れなくても海を見ているだけで大満足。ストレスも、思いっきりキャストして解消して帰ります。帰りに美味しいものでも食べて変えればさらに最高!
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。