「オ~マゴチ!」その強烈な引きに、一瞬エイかと思ったら、マゴチの姿に思わず笑顔。青物が釣れなくても、マゴチならチャンスあり!
関東から九州まで広く生息し、小魚を追う習性からエサ釣りだけでなく、ルアーやワームでも人気のターゲット。
この記事では、初心者でも釣れるマゴチ仕掛け(泳がせ・ルアー)を詳しく解説します。マゴチ釣りの楽しさをぜひ体験してみてください!
目次
釣れる!マゴチの仕掛け
『釣れる!マゴチの仕掛け』として、次の3つの方法を紹介します。
- エサ釣り【泳がせ釣り】 ← キスの投げ釣りで釣れた
- ルアー ← 初めてマゴチを釣った
- ワーム
まずは、基本となるエサ釣りから解説します。
泳がせ釣り仕掛け
泳がせ釣りは、キスの投げ釣りをしていて偶然にもマゴチを釣った方法になりました。キスが釣れてリールを巻いていたら、突然『ガツン』と大きなアタリに。
ゴカイにキスがかかり、そのキスにマゴチがくらいついたのです。しかも、その日2本のマゴチが釣れました。アタリはその何倍もあり、泳がせ釣りの威力を偶然にも感じた日になりました。
エサとして使うのは、お分かりのようにゴカイやイソメではなく、ハゼやキスなどの活きた小魚です。これを使う釣り方が「泳がせ釣り」と呼ばれています。
では、泳がせ釣りの仕掛けを詳しく紹介します。といっても、とても簡単な仕掛けです。
市販の仕掛けが便利ですが、簡単に自作も可能です。エサとなる魚は、上あごに針をかけると、泳ぎやすく逃げにくいので効果的です。
リールと竿
リールは2500~3000番が最適ですが、手持ちのスピニングリールでも糸がしっかり巻ければ十分。もし力不足を感じたら、必要に応じてあとから購入しましょう。とりあえず手持ちでOK。
竿は磯竿やマゴチ専用のものもありますが、後で紹介するジグが投げられる竿だと、より汎用性が高く便利です。
まず、手持ちにシーバスロッドがあればそれでOKです。
アタリがあっても、焦らずしっかりエサを食わせてから、大きく合わせましょう。最初は感覚が掴みにくいかもしれませんが、エサを少し動かしてマゴチにアピールし、気づかせるのがポイントです。
とはいえ、キスが釣れて巻いていたらむこう合わせでも釣れました。マゴチの活性が高ければ、初心者の方にも釣りやすいターゲットだと思います。
専用のマゴチ竿や磯竿もありますが、後で紹介するジグを投げられる竿なら、兼用できて便利です。ちなみにキスの投げ釣りで、偶然にもマゴチを釣った竿は、釣具店で売っている安いロッド。浅瀬に集まるマゴチであれば、ちょい投げできる竿でも釣れます。ポイントや時期に大きく左右されますが、一発狙いで試す価値ありです!
補足
泳がせ釣りというのは、小魚に針をつけて狙う対象魚のいるところに投げて、向こうからエサにかぶりついてもらう釣り。
一度、投げたら待つだけの釣りなので、竿を2~3本持っていき、1本は泳がせ釣りの置き竿に。
もう1本を下記に紹介するルアーやワームの仕掛けにすると、暇にならずに楽しめます。
勉強していくと、三日月オモリ、鋳込み天秤などを使う方法もありますが、オモリがそこそこ高く入手性も悪いので、初心者の方にはオススメできません。
※注 堤防ではなく砂浜からでも釣り上げるとき、慣れないうちはタモがある方が安全。
小魚の調達はどうする?
ハゼは、大きめの釣り具店で販売されています。
- 1匹60~80円程度。
この値段を高いと思うか、安いと思うかです。
在庫切れなどでエサを買えなければ、現地でハゼやキスを釣ってエサに。釣った魚を使って泳がせ釣りをすることです。私は現地調達。そもそも現地に小魚がいなければ、マゴチもあまりいないと考えられます。
何匹のハゼで釣れるか分からないので、魚を活かすため空気を送るブクブクが必要になります。
これならエサ代は、ゴカイ(イソメ)で良いので、他の魚も夕飯のおかずになります。
もしゼンメしか釣れない場合は、それでもかまいません。マゴチは、その海にいる小魚を食べているからです。ただしゼンメは、ぬるぬるするし、すぐに弱ってしまうのが難点。堤防からのちょい投げ向き。
飛ばす距離
投げる距離は、遠い方が広く狙えますが、海岸や堤防から数十メートルでも十分に釣れるポイントもあります。初めての方は、ちょい投げで釣れる堤防からの釣りをおすすめ。
最初は不慣れなのであまり遠くに飛ばすと、エサが針から外れて飛んでしまうことも。釣れる場所は、釣り具店やネット、釣りの新聞などで情報収集しましょう。
ただし、時期やその日の潮、天候や水温、エサの小魚が多いか、少ないかによっても、釣果が大きく左右されるので、釣ってみないと分からないのも、釣りの難しさでもあり面白さ。
小魚が釣れなかったり、購入できないことを想定して、ルアーやワームも準備しておくとベスト。
ちなみにキスが産卵で浅瀬にきたのを狙い、マゴチがやってくるのでねらい目。7~10月頃。地域や水温などによっても変わる。キスが釣れていたら、マゴチの気配あり!とりあえず釣ってみる。
ルアーの仕掛け
- 道糸はPEライン1.5号。ナイロンラインの場合は5号。
- リーダーには、フロロカーボンまたはナイロンライン3.5~4号(14~16lb)。
- リーダーの長さは70~120cm。
初心者の方はナイロンラインが良いと思います。もしナイロン3号しか巻いていなくても、ドラグを使い無理しなければ、40cmくらいのサイズなら十分に釣りあげられます。落ち着いて巻いていけばOKです。ただしハリスはたまにチェックして、痛んでいたら交換しましょう。
ルアーの補足
その他、マゴチ釣りで使用する主な仕掛けの種類について説明します:
1、テキサスリグ
テキサスリグは、根掛かりを防ぐためにワームにフックを埋め込むことが特徴です。これにより、障害物が多い場所でも効率よくマゴチを狙うことができます。自然な動きを演出することで、マゴチの食いつきを促します。
2、ジグヘッドリグ ← 私はよく使います。
ジグヘッドリグは、底を這うようなアクションでマゴチを狙うのに適しています。特に、底を意識しながらリトリーブすることで、マゴチの目の前を通りやすく、捕食を誘発します。
3、メタルジグ← 私はよく使います。
初心者におすすめ。メタルジグは、釣りで使う金属製ルアーです。重さがあり、遠くに投げやすく、すばやく水中深くに沈むため、底層にいる魚を狙うのに効果的です。リトリーブやジャークで多彩なアクションをつけて魚を誘い、青物や根魚を釣る際に人気があります。
4、バイブレーション
バイブレーションルアーは、水中での強い振動によってマゴチの捕食本能を刺激します。遠投して広範囲を探ることができ、特に活発なマゴチに対して有効です。
これらの仕掛けはそれぞれ異なる状況で効果を発揮するため、釣り場や状況に応じて使い分けることが重要です。
いくつか種類がありますが、まずは自分が気に入った1つの種類からはじめましょう。
どんなルアーが良いのか?
参考事例
メジャークラフト ルアー ジグパラ ショート JPS ピンク 30gを使った実績例の動画。
EFC 【Endo Fishing Channel】さんの【マゴチ】マゴチ祭り!後編 入れ食い&60アップ2匹目!
動画(チャンネルも)が削除されましたが、かなりヒットしていました。
ジグパラ ショート ピンク 30gの威力が凄い!
こちらはフックが付いています。
コチの魚影があって、地合い(魚の食い気が満々の時間)が上手く重なったときに得られる釣果。
実績のあるところなら、何度も通っていくのが大切です。ハゼのように1度、2度で爆釣できるほど、釣れやすい魚ではないからです。
でも1匹釣れると、辞められません!
PEラインとリーダーの関係について
ベテランになると、PEライン0.8号を使って飛距離を出しますが、最初から真似をするとトラブルになります。
PEラインは、初心者には扱いづらいので、道糸をナイロンラインの4~5号にするのもありです。ただしナイロンラインは、PEラインより太く、空気抵抗が大きくなるので遠くまでは飛びません。
もし自信がない方は、ナイロンラインをおすすめします。
ジグヘッドとワーム
こちらは、先ほどの魚の形をしたルアー(ジグ)と違ってジグヘッドにワームをつけて釣る方法です。
ジグヘッドというのは、針とオモリが一体化したもの。それにワーム(擬似エサ)を付けて釣る釣り。
まずはジグヘッドから、おすすめのタイプを2つ紹介します。
まず1つ目。
ジグヘッドのイチオシ
コアマン フック&シンカー PH-02 パワーヘッド+G9g #209 限定ピンキー銀ラメ
通販・価格 PH−02 パワーヘッド 9g ピンキーを楽天市場でチェックする。 *
こちらはラメが入って、見た目のアピール力があるタイプ。難点は少し価格が高い。
組みあわせるワームはこちら。
通販・最新 バイオス スピンドルワーム 4インチを楽天市場で検索する。
色は、暗めのものを中心にいくつか用意して、アタリがあるのにイマイチ、食い込まないときなどに、色を変えてみましょう。
2つ目。
こちらは、見た目のアピール力は劣りますが、その分、お値段がお手頃価格。形はショップさんの画像で確認してください。
通販・最新価格 オーナー針 カルティバ 静ヘッド JH−61 10gを楽天市場でみる。
その他、ジグヘッドのワームの組み合わせはこちら
ジグヘッドとワームの組み合わせ事例
- ジグヘッド:Dヘッド トリッキー 10gまたは12g
- エコギア ブレードスピン ラウンドブレード
- ワーム:エコギア ルアー パワーシャッド 4インチ 365 赤金
BottomAttackerChannel yoshiOkさんの『夏と言えばデカマゴチ!! ライトタックルで狙う漁港スーパーマゴチゲーム』に、実釣例の動画がアップされています。
マゴチが釣れる時期とポイント
地域によって差はありますが、5月後半~11月いっぱいまで。
特に夏場は、小魚が浅いところにも集まるので、遠投しなくても釣れるケースがあります。
キスは夏、砂浜の浅いところに産卵に集まるので、それを狙ってマゴチが入り込んでくることも。この時期は、私は一番多くの実績があります。真夏は朝の暗いうちから9時頃までが限界。暑すぎ。できれば曇りの日がおすすめ。
※注 米と(小魚)が湾内や浅瀬に集まると、お昼でも爆釣することも。
河川の近くには、プランクトンが多くいるので小魚が集まり、それを食べるマゴチやシーバスなども集まります。
砂浜に近くに川が流れている周辺で、マゴチが爆釣する可能性もあります。
川から1kmくらいとか、距離では言い表せませんが、釣りが可能な場所ならチャレンジする価値あり。
人が誰もマゴチ釣りをしていない漁港でも、マゴチがバコーンと釣れることもあるので、もし家族でサビキ釣りをしていたら、アジなどをエサに泳がせ釣りをしてみては?
「まさか、釣れないだろう・・・」と半信半疑で釣りをしていたら、ヒラメがかかってタモを探して焦ったこともあります。
やっぱり、釣ってみないと分からないですね~。
まとめ:マゴチ狙い!泳がせ&ルアー仕掛け
- マゴチを釣り確率を上げるポイント
マゴチの釣り方は、活エサを使った泳がせ釣りと、ジグやワームを使った方法がありますが、手軽なのは泳がせ釣り。
アタリを楽しんで釣るなら、ジグやワームです。こちらはエサ代はかからないのですが、岩に引っかかったり、ワームをふぐに切られたりします。
どちらが良いのか、どちらもやってみて、自分に合った方法を選んでください。
家族で釣りに行くなら、泳がせ釣りで竿を1~2本、置き竿に。別の竿でルアーで投げると楽しい。
ぜひ、マゴチ釣りを楽しんでください。
参考 マゴチの竿は代用でOK!おすすめロッドのスペックはこれ!
下記のページで、釣りの情報をたくさん掲載しています。良かったらどうぞ。
TOP>>釣りのトップページ【目次】
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。