お酒のつきあいも仕事。だけど翌日の朝、酒で息や体が臭くて後悔してしまう。そんな経験ってありませんか?
わかってはいるけど止められないですよね。そりゃ断ると、その後の関係が壊れて仕事にも影響が出ちゃうおそれがあります。それなら酒の臭いを早く消して上手に付き合っていくのが得策ですね。
そこで調べていたら、なんとあのリンゴジュースが酒の臭いを早く消すのに効果的だというのです。できるだけ分かりやすくお伝えしますね!
※日本では二十歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
目次
リンゴジュースが口臭に効果的
リンゴ果汁を飲むと、二日酔い防止になるってご存知でしたか。この果汁にはリンゴポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールって、口臭を消す働きがあるので食事から発生する臭い成分を分解してくれる優れものなんです。
二日酔い時によく起こる脱水症状によっても酒臭い息がつくられます。
脱水が起こると唾液の分泌量が減ります。唾液には自浄作用があるため、口臭が発生しやすくなるんですね。
ニオイを消すにはとにかく脱水を回復するところから。リンゴジュース飲も!#煩悩の数だけ二日酔いネタ#忘年会に負けない— オーツカ/ウイスキーライター (@BARREL365) 2018年12月27日
だからお酒だけじゃなく、おつまみに入っているニンニクの悪臭にも効果あり。なんて凄いんでしょう!お酒で息が臭い時は、1杯飲んではいかがですか。
りんごでも効果あり?
別にリンゴジュースでなくても、りんごでも良いのです。ビタミンCやポリフェノールは同じですから。特に皮に栄養が多いので、ぜひ皮付きで!
ではなぜジュースがおすすめかというと、ジュースは入手性が良いから。りんごは季節の果実。季節外れだと販売されていないところもあるから。
季節に左右されないジュースなら、手に入りやすいメリットがあります。どこでも手軽に飲めるという点から言えば、ジュースに軍配が上がると思います。
酒臭いのにはリンゴジュースがよいらしー大切な日がんばれー@rie_kon
— fukumochi (@saloon48) 2010年5月15日
酒臭いのをごまかすにはリンゴ(またはリンゴジュース)だと思ってたらどうやらトマトジュースもいいらしい!と聞いたので、今日はトマジュとリンジュの二本立て。
— 猫之進 (@neconoshin) 2013年4月20日
冷蔵庫にリンゴジュースがなければ、早速近くのスーパーかコンビニで買って飲んでください!
注意点
リンゴジュースは果汁50%以上のものでないと、あまり効果が得られません。よくある果汁10%というのはダメみたい。ストレートタイプの果汁100%ならバッチリ。
体臭を消すには
お酒は口臭だけではなく体臭も強烈です。やっかいなことに、お酒を飲むとアルコールが血液中に取り込まれて体中に拡散してしまい、お酒の臭いが体中からすることになります。
リンゴジュースに含まれるある成分で、さらなる効果があったのです!
ビタミンC
ビタミンCにはアルコールの分解を助ける働きがあります。リンゴジュースはまるごとりんごの75%程度含まれています。ジュースで飲みやすいので十分に効果を期待できます。
ただしミカンなの柑橘系は、酸性なので避けた方が良いそうです。迷わずリンゴを選択しましょう!
ドリンク剤も効果が期待できる!
栄養ドリンク剤の中に、タウリンを配合しているリポビタンDなどが、コンビニでも手軽に入手できるのでおすすめ。
しじみ汁なども二日酔いに良いのはタウリンが豊富に含まれているから。
タウリンは肝臓の酵素の働きを補助して、アルコールの分解を促進してくれるので、二日酔いにベストな選択です。アセトアルデヒドの分解も助ける働きもあります。
できれば飲み会の前に飲んでおくと、より効果的かもしれませんね。前日の疲れも緩和を期待して飲むと気分も楽になるかも。
ところで、臭い消しと言えば、あれ、どうなんでしょう。
牛乳で二日酔い予防は可能なの?
リンゴ以外にも牛乳が良いと聞いたことありますよね。
たしかこんな理論だったと思います。
と言われていますが、果たして効果はあるのでしょうか?
結論からいうと効果なし。
なぜかというと、
しかも胃に牛乳の膜を作れたとしても、食事してお酒を飲めば簡単にそんな膜は流されてしまう。
確かに良く考えてみれば分かりますね。飲みたいので、なんとかすがる思いで誰かがアイデアを出したのかもしれません。いまでは都市伝説となっているようです。
いろいろ酒を消す方法がありますが、できれば翌日まで臭いが残る程、飲まないのが体にも一番良いのですが、つい飲んでしまいます^^
酒臭いのが翌日の朝までする理由
いままで臭いの消し方について紹介してきましたが、そもそもなぜ、臭いが翌日の朝、出勤する時間までするのでしょうか?
二次会を早めに切り上げたので、10時間は空けてあるので十分にアルコールは体から抜けているはずなのですが…。
ところが頭で考えているより、実際には時間がかかり臭いも消えず、それどころかアルコールが残留しているので、警察の取り締まりで検挙されてしまいます。
アルコールが分解されるまでの時間が鍵
一般的にアルコールを飲んでから分解するまでの時間は次の様なイメージです。
体重 | アルコール度数 | 飲んだ量 | 分解までの時間 |
60kg | 5% | 500cc | 3時間20分前後 |
50kg | 5% | 500cc | 4時間 |
60kg | 5% | 500cc×5本 | 16時間40分前後 |
体重60kgの人が、夕方7時頃から500ml缶を5本空けたら、翌日の夕方頃までアルコールの分解にかかることになります。翌朝に車の運転をすると確実にアウトです。
この他にワインやウイスキーなどアルコール度数の高いものを飲めば、さらに時間が伸びることになります。
酒の臭いが消える時間に差がでる個人差
さきほどの表では、体重60kgの人がアルコール度数5%のビール500ccを1本飲めば4時間あれば分解が終わっていることになります。しかしあの表はあくまで一般的なもの。
酒を分解する能力は、人によって相当な開きがあります。
飲める人はビール1~2本なら、まるでジュースやお茶のように楽々飲んでも、全く酔わずに平気な顔をしています。しかし全く飲めない人は、梅酒の梅を食べただけで顔がまっ赤になる弱い人もいます。
しかも遺伝によって決まるので、努力しても飲めない人は飲めません。その辺りについては次に解説しています。
アセトアルデヒド を無害化する酵素
お酒を飲んで頭痛がするのは、アルコールが肝臓で分解されると有毒なアセトアルデヒドに変化するからです。
アルコール
↓
アセトアルデヒド
↓
酢酸
↓
二酸化炭素と水
上記の表でアルコールを分解するのに、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)という成分がその役割をしています。
この酵素がお酒を分解する時間に影響を与えています。これは人によって異なりますが遺伝によって決まるので、個人の訓練や努力で増やせるものではありません。
つまり遺伝的にアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の分泌が少ない人は、アルコールを分解する能力が低く酒臭い時間が長くなります。
アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)は3つに分類されます。
- お酒に強いGGタイプ
- お酒に弱いAGタイプ (多少は飲めるようになる。)
- 酒が飲めないAAタイプ(訓練しても飲めるようにならない。)
数%程度の人が飲めないAAタイプと言われていますが、このタイプの比率は国や地方によってかなり異なります。近年、この条件以外にも影響を与える可能性も指摘されています。
いずれのタイプも飲み過ぎると、アルコール中毒や、急性アルコール中毒で命を落とす危険があります。お酒の臭いが気にならない程度に押さえて、上手に付き合いたいものですね。
とはいっても、つきあいもあるので、ゼロにすることもできそうにありません。
でも翌日、疲れが取れないのは、肝臓の疲れが原因なんですよね。
そんなとき、飲み過ぎてつらい朝は、肝パワーに助けられています。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。