「この人、私と気があうかも」
クライマックス法はデートにも使える、相手を落とすエグいビジネストーク術。
クライマックス法とは、最初に雑談をしながら、最後に一番重要な話に持っていくという方法です。
その反対の方法もあります。アンチクライマックス法とは、最初に一番重要な話をして後から、補足の話や雑談に持っていくやり方で、相手によって使い分ける必要があります。
断りづらくするクライマックス法
顔見知りの女性をデートに誘いたいと思ったとき。
アンチクライマックス法だと、結論を先に伝えるやり方ですが、これでは断られる確率が大きい。
相手と面識があっても、いきなり「今度の土曜日、デートしてくれませんか?」とストレートに言うと拒否反応をされてしまいます。
そもそも、そんなやり方でデートできるなら、苦労しませんよね? そこで使うのが結論を後に話すクライマックス法。
書籍『伝え方が9割』で伝授されたクライマックス法
こういうケースでは、書籍『伝え方が9割』で伝授されたクライマックス法が絶品です。
女性の好みを把握できるくらいの関係という前提とすると・・・
スイーツが好きなことが分かっているなら、新しく開店した有名店をチェックしておき、
「○○さん。ケーキ好き?」
「ケーキ、好きですよ」。
「実はさ、俺、モンブランが好きなんだけど、男一人じゃ行きづらいので、一緒に○○店に、一緒に行ってくれない?」
と言えば、「あ、そこ開店したんだ!」と笑顔(好感触)。
いきなり「デートしてくれない?」より、クライマックス法で結論を後に持っていく方が、女性もちょっと言ってみようかなと、考えてくれる確率はアップします。
一度、デートできれば、あなたの魅力や気が合うかなどを、彼女が査定するので、上手くいけばつきあいがスタートできるかも。
しかもデートという言葉を使わずに、実質デートする方法が、書籍『伝え方が9割』で解説されていたのを読んで「これ絶品!」と、思わず口にしました。
会ってもくれなければ、そもそも何も始まらないですからね。
ここでのポイントは、相手のメリットを入れることで、断りづらくすること。
聞き手側の人が、話の内容に興味を持って肯定的に聞いてくれている場合は、結論は後にする「クライマックス法」が有利。
いくら結論を後ろにしても結局、ストレートに「デートしてくれない?」と言えば、断られるリスクが高まります。だから相手が得をするようにします。
書籍『伝え方が9割』では、パスタを例に紹介されていますが、いろんなものに応用できるので、ビジネスや友達に大事なことを伝えるときに使えます。
対面でも会話するときに限らず、文章でも伝え方が大事なので、これらの手法を身に付けると、それを知らない人よりも有利になります。
私の参考書 伝え方が9割を楽天市場で詳細を見る。
相手を良く観察しないと失敗する
先ほどのスイーツの例は、相手の事をあなたがある程度、把握できている場合に有効でが、相手のことを知らずに思い込みで話をすると、ズレた会話になっていると失敗します。
たとえばデートで食事に誘う場合、彼女がいまダイエット中なのに「スイーツを食べに行きませんか?」と誘っても、甘い物を避けているので、
「あ、私いま、ダイエット中なの」とピシャリと言われてしまいます。
前提として相手を良く観察しないと、結論を前や後にしても失敗します。そのためにも、できるだけ情報収集は欠かせません。
アンチクライマックス法は難しい
初対面に近い状態の場合、あなたに興味がないとき最初に気持ちを引き寄せるために、アンチクライマックス法を使います。
しかし、アンチクライマックス法は難しい。特に相手の好みが分からない段階では、手探りでの会話になるからです。
- お笑いネタが好きなのか?
- いま気になる映画があるのか?
- 好きな食べものはなんだろう?
- 趣味は何か?
- 好きなタイプは?
しかし最初に結論を伝えないと、相手が話しを聞いてくれません。そこで大事なのが、興味を惹く方法をいくつも、あらかじめ用意しておくことです。
ルパン三世のカリオストロの城で、クラリス(お姫様)が捕らわれてルパン三世が助けにいくのですが、いますぐには救出できない。
そこでクラリスにマジックで一輪の花を、クラリスの前にパッと出して渡します。意外性に心を奪われた人も多いのではないでしょうか。
このように知らない人にも、自分に興味を持ってもらえる様に、準備しておく必要があります。
アンチクライマックス法は、アイデアを考えるのが難しい。私はクライマックス法かな。
まとめ
興味がある話なら、耳を傾けて最後の結論まで楽しんで聞いてもらえます。
反対に興味がないと、本題以外の話を最初から順序良く説明してくれているのに、頭に入らないので、伝え方にも工夫が必要になりますが、知識だけでは上手くいきません
ある程度は訓練しないと、身につかないのを実感しています。どちらの方法にしても、いきなり出来るものではないので、前準備が大切です。
ちなみにケーキで1回くらいダメでも、相手のメリットを盛り込み、次の手を考えましょう。その時に伝え方として、書籍『伝え方が9割』を読んでおくと理解が深まり、効果的な会話に持ち込めます。。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。